第1206回 ダイエットするならストレス耐性をあげてから!
今日は朝から真夏思わせる陽射しで、昨日の肌寒さがウソのようです。。最近寄せられる相談かカウンセリングで多くなってきたのは、季節柄なんでしょうか、減量についてです。以前にも減量については少し話したことがありますが、楽をするしないは別として、やはり黙ってなにもせずに減量をすることは人間の体内環境の摂理から見ると難しいことは言うまでもありません。多くの女性が減量が長続きしない背景には、自分の置かれた環境と性格を無視して、かなり過激にそして安直に実行してしまうことだと思っています。アメリカやヨーロッパには正しくそしてその方に合った、無理なく継続できる減量をちゃんとプログラムしてくれるクリニックが数多くありますが、なぜか日本にはこの手のクリニックは見当たりませんね。 欧米のこれらのクリニックでは個人の体内環境を綿密に分析したうえで、性別、年齢、就労環境、職種、住環境に加え、性格や精神的なストレス耐性の強弱などを考慮して、個人の要望と期間を定めてプログラムをつくり進めます。これに近いことを実践している日本のクリニックはたまに見かけますが、欧米の専門クリニックとの決定的な違いは、精神的なサポートでしょう。
減量に挑戦する多くの女性が経験していることに、「飽きる」「諦める」そして「孤独感・愁想感」があると思います。減量のハード面については欧米も日本も大きな差はなく、健康食品、サプリメント、器具などなどは十分に揃っている環境にありますが、減量に挑戦する女性に一番欠けているものは「サポート」それもメンタルなサポートだと思います。と言ってもそばにいて「頑張れ!」「君ならできる!」とどこかのキャンプに入るのとはわけが違いますが・・・
、「飽きる」「諦める」という背景のかなりの部分には、ストレス耐性を無視したプログラムがあると思っています。本音を言えば「楽して痩せたい・・」とか「朝起きたら体重が3kg落ちていたら・・」ということが多かれ少なかれあるわけですから、ここには「我慢」というある意味では自分の気持ちに相反するストレスが生まれます。 ですからストレス耐性が低い状況で減量をスタートしても長続きはしない、増してはここに「開き直り」なる感情が芽生えるわけです。「どうせ誰も見ていないから・・」「今年はやめて来年の春からスタートしよう・・」とかですね。
欧米の減量を専門とするクリニックの中には「Money Back gurrantee」と言って、もし希望する減量が成功しなければすべての費用はお返しします・・という自信たっぷりのクリニックさえあります。女性にとってはかなり殺し文句ですよね。
なぜこんな自信が持てるのかと言えば、確かに心理的な効果もあるでしょうが、それ以上に経験とノウハウに培われた個人個人に合う減量プログラムを作ることができるからです。
中でもこのメンタルサポートの部分の充実ぶりはかなりの実績に裏付けられているのでしょう。
サプリメントや器具などのハード面の充実以上に、ストレスコントロールの手法とプログラムをスタートしてからのメンタルサポートの充実はかなりのものですね。
日本でもこのようなクリニックや医療機関が今後望まれることでしょうね。
肌を露出する機会が増えるこれからの季節、女性の皆さんは二の腕やわき腹、背中についたお荷物が気になる季節です。1つアドバイスをさせていただくとすれば、まずはご自分のストレスに対する耐性が高いか低いかを考えてみることでしょうね。
1、レストランなどで食事をしている自分を他のお客に見られていることが気になる。
2、外出先で靴下に穴が空いていることに気づきそのことが1日中頭から離れない
3、満席の電車の中で自分の隣の人が老人に席を譲った後、回りの人から自分が責められているように感じることがある
4、朝一番に上司に指摘されたミスが気になって食欲がなくなる
5、路上で拾得した1000円札は迷わず交番へ届ける
6、自転車置き場で他人の自転車が自然に将棋倒しになったら進んで立て直してあげる
7、一度ついたウソは絶対に押し通す
8、黒いジャケットの肩にネコの毛が一本ついているのを発見するとジャケットを脱いで全体を確かめる
9、人と口論をすると顔がすぐ紅潮するほうだ
10、真っ暗な部屋では眠れない
もし、3つ以上YESならば減量の前にストレスコントロールのトレーニングとストレス耐性を向上する食事内容を考え、ストレス耐性を高めてからのほうがいいかもしれませんね・・
減量に挑戦する多くの女性が経験していることに、「飽きる」「諦める」そして「孤独感・愁想感」があると思います。減量のハード面については欧米も日本も大きな差はなく、健康食品、サプリメント、器具などなどは十分に揃っている環境にありますが、減量に挑戦する女性に一番欠けているものは「サポート」それもメンタルなサポートだと思います。と言ってもそばにいて「頑張れ!」「君ならできる!」とどこかのキャンプに入るのとはわけが違いますが・・・
、「飽きる」「諦める」という背景のかなりの部分には、ストレス耐性を無視したプログラムがあると思っています。本音を言えば「楽して痩せたい・・」とか「朝起きたら体重が3kg落ちていたら・・」ということが多かれ少なかれあるわけですから、ここには「我慢」というある意味では自分の気持ちに相反するストレスが生まれます。 ですからストレス耐性が低い状況で減量をスタートしても長続きはしない、増してはここに「開き直り」なる感情が芽生えるわけです。「どうせ誰も見ていないから・・」「今年はやめて来年の春からスタートしよう・・」とかですね。
欧米の減量を専門とするクリニックの中には「Money Back gurrantee」と言って、もし希望する減量が成功しなければすべての費用はお返しします・・という自信たっぷりのクリニックさえあります。女性にとってはかなり殺し文句ですよね。
なぜこんな自信が持てるのかと言えば、確かに心理的な効果もあるでしょうが、それ以上に経験とノウハウに培われた個人個人に合う減量プログラムを作ることができるからです。
中でもこのメンタルサポートの部分の充実ぶりはかなりの実績に裏付けられているのでしょう。
サプリメントや器具などのハード面の充実以上に、ストレスコントロールの手法とプログラムをスタートしてからのメンタルサポートの充実はかなりのものですね。
日本でもこのようなクリニックや医療機関が今後望まれることでしょうね。
肌を露出する機会が増えるこれからの季節、女性の皆さんは二の腕やわき腹、背中についたお荷物が気になる季節です。1つアドバイスをさせていただくとすれば、まずはご自分のストレスに対する耐性が高いか低いかを考えてみることでしょうね。
1、レストランなどで食事をしている自分を他のお客に見られていることが気になる。
2、外出先で靴下に穴が空いていることに気づきそのことが1日中頭から離れない
3、満席の電車の中で自分の隣の人が老人に席を譲った後、回りの人から自分が責められているように感じることがある
4、朝一番に上司に指摘されたミスが気になって食欲がなくなる
5、路上で拾得した1000円札は迷わず交番へ届ける
6、自転車置き場で他人の自転車が自然に将棋倒しになったら進んで立て直してあげる
7、一度ついたウソは絶対に押し通す
8、黒いジャケットの肩にネコの毛が一本ついているのを発見するとジャケットを脱いで全体を確かめる
9、人と口論をすると顔がすぐ紅潮するほうだ
10、真っ暗な部屋では眠れない
もし、3つ以上YESならば減量の前にストレスコントロールのトレーニングとストレス耐性を向上する食事内容を考え、ストレス耐性を高めてからのほうがいいかもしれませんね・・
# by nutmed | 2012-05-16 09:40
第1205回 ビタミンの吸収率について
先週土曜日は千葉の柏そごうの特設会場で開催された「美と健康フェア」で、ジュース療法のすすめについて講演してきました。午前と午後の2回の講演でしたが、聴講していただいたお客様が圧倒的に女性が多かったことと、晴天で紫外線が強い午後だったため、急遽講演内容の1部を紫外線によるシミ、シワ、皮膚の糖化予防に切り替えましたが、好評のうちに無事終了しました。
さて、今日はビタミンの吸収率についてです。
以前、米国国立衛生研究所( NIH )が4600人を対象に行った、栄養補給の効果を調べる研究から、非常に興味深い結果が得られ報告されています。この研究では白内障、黄斑変性、及び、緑内障患者に対して処方するビタミン・ミネラルの栄養素をどのような方法で摂取させたときに最も効果が高いかを検討しています。
人間の栄養素の吸収能力は、20歳台をピークに徐々に下降し、40-60歳以降更に低下し、ピーク時の20-30%の吸収能力になることが報告されています。
この背景には胃酸の生産・分泌が加齢とともに低下すること、胃酸の分泌低下によって口腔内、膵臓、小腸で分泌される消化酵素の生産も低下することにあります。
食材だけでなくサプリメントに含まれるビタミン・ミネラルなどの栄養成分は、胃液に含まれる胃酸によって消化分解されるために、胃酸の分泌、消化酵素の分泌が低下している中高齢以降の年代や胃酸の分泌が低下するような病気や、薬剤で胃酸を止めてしまうような状況では栄養素の吸収能力も低下することになります。胃酸の分泌に影響を受けるビタミン・ミネラルはいくつかあり、ビタミンB12、ビタミンB2、ビタミンB6、亜鉛は胃酸の分泌低下によって吸収が低下します。
ここで、サプリメントのように加工された食品と生の食材の吸収効率を考えてみてください。
自然界に生育する全ての植物、動物の肉など生の素材には消化酵素を含め数百種類の酵素が含まれています。これらの酵素はそれ自体が自らの細胞組織を守るために、また破壊するために働きます。
例えば、炭水化物を消化分解するために働くアミラーゼは多くの根菜類に含まれ、たんぱく質を消化分解するプロテアーゼは果実、緑黄色野菜に含まれ、パンクレアチンやペプシンなどの消化酵素は動物の臓物に含まれており、食材自体が持つこれらの酵素は人間が口・胃・腸において行う消化分解のプロセスに有用な素材となります。
一方、加工食品としてのサプリメントは、いかに生の天然素材を利用しても、加工段階で受ける熱、触媒、化学物質の影響によって、素材自体が持つ機能の恩恵を受けることは難しいといえます。
サプリメントの多くがカプセル、錠剤の形状をとる理由の1つには、求める素材を濃凝縮可能なこと、保存安定が容易であることなどがあげられると思いますが、そのために加工というプロセスをふむことと、保存安定をはかるために内容素材とは関係の無い保存、安定成分を配合しなければならないこと、さらにその多くが動植物性のグリセリンまたはセルロースでできたカプセルや固めるための物質に充填しなければならないことがあります。
確かに現代の食生活環境を考えると、保存安定、防腐のために様々な化学合成物質が添加されてはいますが、基本的に生の素材を食材として摂取する場合には、前述の酵素や機能の恩恵を受け、消化吸収プロセスを進めていくことが可能です。
生の素材の欠点と言えば、腐敗発酵による素材の安定性が低いということになるでしょうか。
続いて米国のPFD(Physicians’ Desk Reference, NPPDR No. 18:676, 1997.)のデーターから液体と固形の吸収率について説明します。
PFDの報告では栄養素の吸収はその形状によって異なり以下のような数値が出ています。
1、タブレット:10%
2、カプセル:20%
3、ソフトジェル:30%
4、皮膚からの経皮:45%
5、舌下(液体):50%
6、筋肉注射:90%
7、舌下(ミスト):95%
8、静脈注射:100%
この数値は栄養素の成分によっても異なりますが、ビタミン・ミネラルの多くは舌下からの吸収ができます。ビタミンB12をはじめとするビタミンB群、マグネシウム、亜鉛、クロミウムは錠剤、カプセル形状で経腸吸収させるよりも舌下からの吸収がはるかに効果が高いといえます。
特にミスト状にしたスプレーによる舌下吸収タイプのものは吸収が高いと言われています。
舌下からの吸収を考慮した場合、ビタミン・ミネラル、特にビタミンB12、マグネシウム、亜鉛については、イオン化したエレメントとしてのミネラルを直接吸収させることが可能となるため、カプセルや錠剤に配合するような媒体、例えば炭酸、クエン酸、塩素などのパートナーが必要なくなります。
このほか、最近では目から栄養素を吸収させるような点眼タイプのサプリメントも現れています。
さてさて、来月に迫りました私のセミナーですが、今回は少し趣向を変えて、ハーブの種のセットを参加者へのお土産として用意しました。内容は見てからのお楽しみですが、中々入手できないハーブの種も考えていますのでこうご期待です!
さて、今日はビタミンの吸収率についてです。
以前、米国国立衛生研究所( NIH )が4600人を対象に行った、栄養補給の効果を調べる研究から、非常に興味深い結果が得られ報告されています。この研究では白内障、黄斑変性、及び、緑内障患者に対して処方するビタミン・ミネラルの栄養素をどのような方法で摂取させたときに最も効果が高いかを検討しています。
人間の栄養素の吸収能力は、20歳台をピークに徐々に下降し、40-60歳以降更に低下し、ピーク時の20-30%の吸収能力になることが報告されています。
この背景には胃酸の生産・分泌が加齢とともに低下すること、胃酸の分泌低下によって口腔内、膵臓、小腸で分泌される消化酵素の生産も低下することにあります。
食材だけでなくサプリメントに含まれるビタミン・ミネラルなどの栄養成分は、胃液に含まれる胃酸によって消化分解されるために、胃酸の分泌、消化酵素の分泌が低下している中高齢以降の年代や胃酸の分泌が低下するような病気や、薬剤で胃酸を止めてしまうような状況では栄養素の吸収能力も低下することになります。胃酸の分泌に影響を受けるビタミン・ミネラルはいくつかあり、ビタミンB12、ビタミンB2、ビタミンB6、亜鉛は胃酸の分泌低下によって吸収が低下します。
ここで、サプリメントのように加工された食品と生の食材の吸収効率を考えてみてください。
自然界に生育する全ての植物、動物の肉など生の素材には消化酵素を含め数百種類の酵素が含まれています。これらの酵素はそれ自体が自らの細胞組織を守るために、また破壊するために働きます。
例えば、炭水化物を消化分解するために働くアミラーゼは多くの根菜類に含まれ、たんぱく質を消化分解するプロテアーゼは果実、緑黄色野菜に含まれ、パンクレアチンやペプシンなどの消化酵素は動物の臓物に含まれており、食材自体が持つこれらの酵素は人間が口・胃・腸において行う消化分解のプロセスに有用な素材となります。
一方、加工食品としてのサプリメントは、いかに生の天然素材を利用しても、加工段階で受ける熱、触媒、化学物質の影響によって、素材自体が持つ機能の恩恵を受けることは難しいといえます。
サプリメントの多くがカプセル、錠剤の形状をとる理由の1つには、求める素材を濃凝縮可能なこと、保存安定が容易であることなどがあげられると思いますが、そのために加工というプロセスをふむことと、保存安定をはかるために内容素材とは関係の無い保存、安定成分を配合しなければならないこと、さらにその多くが動植物性のグリセリンまたはセルロースでできたカプセルや固めるための物質に充填しなければならないことがあります。
確かに現代の食生活環境を考えると、保存安定、防腐のために様々な化学合成物質が添加されてはいますが、基本的に生の素材を食材として摂取する場合には、前述の酵素や機能の恩恵を受け、消化吸収プロセスを進めていくことが可能です。
生の素材の欠点と言えば、腐敗発酵による素材の安定性が低いということになるでしょうか。
続いて米国のPFD(Physicians’ Desk Reference, NPPDR No. 18:676, 1997.)のデーターから液体と固形の吸収率について説明します。
PFDの報告では栄養素の吸収はその形状によって異なり以下のような数値が出ています。
1、タブレット:10%
2、カプセル:20%
3、ソフトジェル:30%
4、皮膚からの経皮:45%
5、舌下(液体):50%
6、筋肉注射:90%
7、舌下(ミスト):95%
8、静脈注射:100%
この数値は栄養素の成分によっても異なりますが、ビタミン・ミネラルの多くは舌下からの吸収ができます。ビタミンB12をはじめとするビタミンB群、マグネシウム、亜鉛、クロミウムは錠剤、カプセル形状で経腸吸収させるよりも舌下からの吸収がはるかに効果が高いといえます。
特にミスト状にしたスプレーによる舌下吸収タイプのものは吸収が高いと言われています。
舌下からの吸収を考慮した場合、ビタミン・ミネラル、特にビタミンB12、マグネシウム、亜鉛については、イオン化したエレメントとしてのミネラルを直接吸収させることが可能となるため、カプセルや錠剤に配合するような媒体、例えば炭酸、クエン酸、塩素などのパートナーが必要なくなります。
このほか、最近では目から栄養素を吸収させるような点眼タイプのサプリメントも現れています。
さてさて、来月に迫りました私のセミナーですが、今回は少し趣向を変えて、ハーブの種のセットを参加者へのお土産として用意しました。内容は見てからのお楽しみですが、中々入手できないハーブの種も考えていますのでこうご期待です!
# by nutmed | 2012-05-15 16:55
第1204回 コレステロールを下げるならトコトリエノール
昨日の首都圏の暴風雨と落雷、突風には恐怖すら感じた人が多いのではないでしょうか。私も青山外苑前クリニックでのカウンセリングのために、調度午後2時過ぎに青山一丁目付近で突風と雷雨に遭遇し、傘は役に立たず全身びっしょりの状況でした。それにしてもこの数年気候が変ですね。
今ころになってアナウンスしても遅いのですが、明日5月12日(土)に千葉県柏のデパートそごうで、午前と午後の2回、ミニ市民講演会を行います。テーマは最近ブログでも紹介したジュース療法です。30分という短い時間なので、多くは話せませんが、ギュっと内容の濃い話をします。無料のレクチャーですが会場の都合で先着20名ということだそうですので、もし興味のある方はおいでください。そごう10階の催事場で11時と13時の2回です。
さて、週末の今日は久々に目からウロコの話ですよ。
皆さんもよくご存じだし、サプリメントの代表選手でもあるビタミンEについてです。ビタミンEを摂取している人の目的の多くは、メタボ対策としてのコレステロールの改善ではないでしょうか? 雑誌やネット、TVの健康番組でも「悪玉コレステロール退治にはビタミンEが一番!」なんて言葉が躍っていますよね。ところが、今日の話は、摂るビタミンEを間違えると、コレステロールを下げることができないだけでなく、コレステロールを下げるために摂るビタミンEの作用を邪魔してしまうという話です。

この図はビタミンEを構成する成分を大雑把に描いたものですが、ビタミンEの大部分は、トコフェロールとトコトリエノールによって構成されています。以前にもトコトリエノールについてはブログで紹介したことがあるので、こちらを参考にしてみてください。2002年に発表された内容では、同じビタミンEでもコレステロールを下げる作用は圧倒的にトコトリエノール(ベータとデルタ)が高く、トコフェロールには従来から言われているほどのコレステロールを下げる作用は確認できていません。それだけでなく、トコフェロールを多く含んだビタミンEは、トコトリエノールのコレステロール抑制作用に影響を与え、コレステロールを下げる機能が低下することもわかりました。最近の臨床研究によると、コレステロールや中性脂肪が高くなる脂質異常症の治療でポピュラーに処方されているスタチン系薬と一緒にトコトリエノール(ガンマ、デルタ)を摂ることで、スタチン系薬だけの患者よりもコレステロール低下の効果が高いことも報告されています。天然のビタミンEの中で、トコトリエノール(ガンマ、デルタ)を多く含む素材は、アナトー(Annatto)です。アナトーはベニノキの種子で、この種子から抽出される色素はリップクリームなど化粧品の色素として広く使われています。 このほか、ヤシの油もトコトリエノールを多く含んだ素材です。
アメリカでは市場で販売されているビタミンEのサプリメントの50%ほどは、「フルスペクトラムビタミンE」を謳った、トコフェロールとトコトリエノールを最適な比率でミックスしたサプリメントが出回っていますが、日本ではトコトリエノールのことすらあまり耳にしないのは残念です。もちろん私は栄養カウンセリングでも、また友人のドクターにも、自分で設計したトコトリエノールが配合されたフルスペクトラムのビタミンEを使っています。
天然と合成のビタミンEを論点にすることは決して悪い話ではないですが、そろそそどんな目的でビタミンEを使うのかを十分考える時ではないかと思います。
明日から週末ですね。私は柏で市民講演会があります。
天気は穏やかな週末のようです。皆さん、よい週末を!
今ころになってアナウンスしても遅いのですが、明日5月12日(土)に千葉県柏のデパートそごうで、午前と午後の2回、ミニ市民講演会を行います。テーマは最近ブログでも紹介したジュース療法です。30分という短い時間なので、多くは話せませんが、ギュっと内容の濃い話をします。無料のレクチャーですが会場の都合で先着20名ということだそうですので、もし興味のある方はおいでください。そごう10階の催事場で11時と13時の2回です。
さて、週末の今日は久々に目からウロコの話ですよ。
皆さんもよくご存じだし、サプリメントの代表選手でもあるビタミンEについてです。ビタミンEを摂取している人の目的の多くは、メタボ対策としてのコレステロールの改善ではないでしょうか? 雑誌やネット、TVの健康番組でも「悪玉コレステロール退治にはビタミンEが一番!」なんて言葉が躍っていますよね。ところが、今日の話は、摂るビタミンEを間違えると、コレステロールを下げることができないだけでなく、コレステロールを下げるために摂るビタミンEの作用を邪魔してしまうという話です。

この図はビタミンEを構成する成分を大雑把に描いたものですが、ビタミンEの大部分は、トコフェロールとトコトリエノールによって構成されています。以前にもトコトリエノールについてはブログで紹介したことがあるので、こちらを参考にしてみてください。2002年に発表された内容では、同じビタミンEでもコレステロールを下げる作用は圧倒的にトコトリエノール(ベータとデルタ)が高く、トコフェロールには従来から言われているほどのコレステロールを下げる作用は確認できていません。それだけでなく、トコフェロールを多く含んだビタミンEは、トコトリエノールのコレステロール抑制作用に影響を与え、コレステロールを下げる機能が低下することもわかりました。最近の臨床研究によると、コレステロールや中性脂肪が高くなる脂質異常症の治療でポピュラーに処方されているスタチン系薬と一緒にトコトリエノール(ガンマ、デルタ)を摂ることで、スタチン系薬だけの患者よりもコレステロール低下の効果が高いことも報告されています。天然のビタミンEの中で、トコトリエノール(ガンマ、デルタ)を多く含む素材は、アナトー(Annatto)です。アナトーはベニノキの種子で、この種子から抽出される色素はリップクリームなど化粧品の色素として広く使われています。 このほか、ヤシの油もトコトリエノールを多く含んだ素材です。
アメリカでは市場で販売されているビタミンEのサプリメントの50%ほどは、「フルスペクトラムビタミンE」を謳った、トコフェロールとトコトリエノールを最適な比率でミックスしたサプリメントが出回っていますが、日本ではトコトリエノールのことすらあまり耳にしないのは残念です。もちろん私は栄養カウンセリングでも、また友人のドクターにも、自分で設計したトコトリエノールが配合されたフルスペクトラムのビタミンEを使っています。
天然と合成のビタミンEを論点にすることは決して悪い話ではないですが、そろそそどんな目的でビタミンEを使うのかを十分考える時ではないかと思います。
明日から週末ですね。私は柏で市民講演会があります。
天気は穏やかな週末のようです。皆さん、よい週末を!
# by nutmed | 2012-05-11 15:11
1203回 最近ハマッているホームメイドジュース
ここ川越は先週日曜日で2カ月にわたって続いた春祭りが終了し、これから秋の川越祭りに向かって、夏祭りを経て各所で毎週のように何かしらのイベントが続きます。気のせいか賑やかになってきたようでもあります。東京の新富町にも鉄砲洲神社があり3年に一回の祭りがあるなど、それなりににぎわいはありましたが、住民の高齢化に伴い縮小の一途をたどってきたようです。一方で、ここ川越は老若男女の活気を感じ、かつての東京の下町のようにも感じます。
さて、今日の話題は最近私がハマッているホームメイドジュースの紹介です。ジュース療法については、以前にロングランのテーマで扱ってきましたので、こちらを参考にしてみてください。 我家でも以前からジューサーは存在していて、それなりに活躍はしていましたが、ジューサーを持ってらっしゃるご家庭ではいずこも同じだと思いますが、使用後の片づけと清掃が面倒なこと、加えて、素材のカサの割に思ったほどジュースを搾ることができないこともあって、使用に際してはそれなりに覚悟をしていたものです。 今年初めに私の10年来の友人から紹介されたジューサーは、私がアメリカ出張の時に何度も羨望の目で見ていたジューサーで、最近日本でも医療施設や介護施設、レストランなどでも話題になっている「低回転、高トルク」のジューサーです。

見た目はゴツくて少し重いですが、絞ることに徹したマシンという感じです。 私がこのジューサーにハマったのは、一般的な高回転のジューサーでは苦手だった葉物野菜などの柔かな素材と、ゴマやフラックスの種子のような硬い素材を効率的に搾ることができる点です。一般的なジューサーが素材を高回転モーターでブッた切るように絞るのとは異なり、低い回転で石臼ですり潰すように絞るので、熱による素材への影響もないことも利点の1つです。
最近では朝食時には必ず野菜と果物を搾って家族全員でジュースからスタートしています。
ジュースで搾る素材をそのまま食べてもいいのですが、多種類の素材を濃縮して摂取できるメリットと、液体であることによる吸収の高さに加え、起床後間もない胃腸への負担が少ない点は最大んメリットです。

一般のジューサーとの相違点は、このようにジュースと繊維質の搾りかすを分離することができる点で、後片付けも楽です。もちろん繊維質豊富な搾りかすは捨てずに、おからのように炒めたり、ハンバーグやねりもののつなぎにも使います。

思っていたよりも多くのジュースを搾ることができるので、素材の無駄もありません。 我家の家系は尿酸値が高い傾向であることもあって、週に2回は利尿レシピのジュースを作っています。
ベースはニンジンとリンゴ、この2つの素材はパートナーの素材の欠点をうまくカバーしてくれるので、青臭い葉物や、臭いのきつい野菜にはベストなベースになります。このベースにアスパラガスとセロリ、芽キャベツを適量加えます。以前のブログでもアスパラガスとセロリの利尿効果については紹介していますが、このレシピの利尿効果は想像していたよりも高いです。 最近ではこのジュースに市販の電解質飲料水を50ccほど加えたジュースカクテルにして、不用意に利尿による腎臓への負担をかけないようにしていますが、このレシピが中々好評です。
今年の夏も電力不足で節電を余儀なくされることが予想され、熱が体内にこもることと、水分の摂りすぎによる浮腫みや腎臓への負担からくる、体力の低下が懸念されますが、体の中から暑さ対策としてジュース療法はお勧めですし、目的にあった素材を選択してジュースで摂ることのメリットは大きいと思います。
さて、今日の話題は最近私がハマッているホームメイドジュースの紹介です。ジュース療法については、以前にロングランのテーマで扱ってきましたので、こちらを参考にしてみてください。 我家でも以前からジューサーは存在していて、それなりに活躍はしていましたが、ジューサーを持ってらっしゃるご家庭ではいずこも同じだと思いますが、使用後の片づけと清掃が面倒なこと、加えて、素材のカサの割に思ったほどジュースを搾ることができないこともあって、使用に際してはそれなりに覚悟をしていたものです。 今年初めに私の10年来の友人から紹介されたジューサーは、私がアメリカ出張の時に何度も羨望の目で見ていたジューサーで、最近日本でも医療施設や介護施設、レストランなどでも話題になっている「低回転、高トルク」のジューサーです。

最近では朝食時には必ず野菜と果物を搾って家族全員でジュースからスタートしています。
ジュースで搾る素材をそのまま食べてもいいのですが、多種類の素材を濃縮して摂取できるメリットと、液体であることによる吸収の高さに加え、起床後間もない胃腸への負担が少ない点は最大んメリットです。

一般のジューサーとの相違点は、このようにジュースと繊維質の搾りかすを分離することができる点で、後片付けも楽です。もちろん繊維質豊富な搾りかすは捨てずに、おからのように炒めたり、ハンバーグやねりもののつなぎにも使います。

思っていたよりも多くのジュースを搾ることができるので、素材の無駄もありません。 我家の家系は尿酸値が高い傾向であることもあって、週に2回は利尿レシピのジュースを作っています。
ベースはニンジンとリンゴ、この2つの素材はパートナーの素材の欠点をうまくカバーしてくれるので、青臭い葉物や、臭いのきつい野菜にはベストなベースになります。このベースにアスパラガスとセロリ、芽キャベツを適量加えます。以前のブログでもアスパラガスとセロリの利尿効果については紹介していますが、このレシピの利尿効果は想像していたよりも高いです。 最近ではこのジュースに市販の電解質飲料水を50ccほど加えたジュースカクテルにして、不用意に利尿による腎臓への負担をかけないようにしていますが、このレシピが中々好評です。
今年の夏も電力不足で節電を余儀なくされることが予想され、熱が体内にこもることと、水分の摂りすぎによる浮腫みや腎臓への負担からくる、体力の低下が懸念されますが、体の中から暑さ対策としてジュース療法はお勧めですし、目的にあった素材を選択してジュースで摂ることのメリットは大きいと思います。
# by nutmed | 2012-05-09 12:02
1202回 GWを終えて
あっと言う間にゴールデンウィークも終了しました。みなさんのGWはいかがでしたか?全国的に天気も今一つでしたね。 私はGW前半は熊本にでかけててきました。古い知人が温泉宿を営んでいて、かねてから一度地元の食材とお湯を楽しみに来て欲しいと誘われていたので、この休みを利用して訪れてきました。場所は、今人気のある黒川温泉郷から山一つ越えた場所にある小田温泉郷という温泉場でして、黒川温泉に比べ静かでひっそりとした隠れ里のような落ち着いた温泉場でした。
日ごろは食べることのない(実際には準備ができない・・ですね)食材の朝食をゆっくりした時間の中でいただき、朝から腸内も極めてしょうしがいいスタートがきれましした。

熊本、特に阿蘇山近郊はきれいな上質の水が豊富な場所なので、育つ野菜も上質なミネラルたっぷりの素材が多く、またその上質な水が体にしみわたるようで、まさに都会の現代生活で澱んだ体内環境をリセット、リフレッシュするには十分な力を持っていました。

生憎の天気でしたが、中1日は快晴の暑い日で、熊本城も見事に青空に映えた姿を見せてくれました。
東京を離れて地方を訪れるといつも思うことですが、その土地に住んでいらっしゃる人がすこぶる元気で、生きる力にあふれていることですね。あえて運動するわけでも、健康食品やサプリメントを摂るわけでもなく、その土地の水と空気をいただきながら、おなじくその水と土で育った旬な素材を食べ、四季の移り変わりを過ごしているだけなのに。確かに都会に比べてストレスは少ないかもしれませんが、それだけではないと思います。私もこの数日間の熊本滞在で、気分のリフレッシュができただけではなく、体内環境のリセットもさせてもらいました。
さて、来月6月2日(土)に開催します私の健康セミナーですが、参加申し込みもここへきて増えておりますので、まだ参加申し込みをされていない方で参加ご希望の方は、なるべくお早めにお申し込みください。
日ごろは食べることのない(実際には準備ができない・・ですね)食材の朝食をゆっくりした時間の中でいただき、朝から腸内も極めてしょうしがいいスタートがきれましした。

熊本、特に阿蘇山近郊はきれいな上質の水が豊富な場所なので、育つ野菜も上質なミネラルたっぷりの素材が多く、またその上質な水が体にしみわたるようで、まさに都会の現代生活で澱んだ体内環境をリセット、リフレッシュするには十分な力を持っていました。

生憎の天気でしたが、中1日は快晴の暑い日で、熊本城も見事に青空に映えた姿を見せてくれました。
東京を離れて地方を訪れるといつも思うことですが、その土地に住んでいらっしゃる人がすこぶる元気で、生きる力にあふれていることですね。あえて運動するわけでも、健康食品やサプリメントを摂るわけでもなく、その土地の水と空気をいただきながら、おなじくその水と土で育った旬な素材を食べ、四季の移り変わりを過ごしているだけなのに。確かに都会に比べてストレスは少ないかもしれませんが、それだけではないと思います。私もこの数日間の熊本滞在で、気分のリフレッシュができただけではなく、体内環境のリセットもさせてもらいました。
さて、来月6月2日(土)に開催します私の健康セミナーですが、参加申し込みもここへきて増えておりますので、まだ参加申し込みをされていない方で参加ご希望の方は、なるべくお早めにお申し込みください。
# by nutmed | 2012-05-07 10:11
第1200回 健康管理と病気の予防は口腔ケアから ザクロ
ひと雨ごとに植物の芽吹く生命力の新緑が目に鮮やかになる季節になりました。我家の庭に育つ山椒もこの数日で鮮やかなフレッシュグリーンをこれでもか、と見せつけてくれています。今日は久々にスクーターで通勤してきましたが、川越までの川越街道のケヤキ並木も新緑が鮮やかでしたよ。

この山椒の芽はこれからの季節の料理のアクセントだけでなくスパイスにも使いますし、葉の搾り汁をろうそくに混ぜて天然の虫よけキャンドルにも使います。
さて、今日は口腔ケアの最終回になります。最終回の今回は強力な抗菌、抗炎症作用のほかに、バイオフィルムの抑制にも有効な素材であるザクロについてです。

ザクロについては2年前にシリーズでテーマとして数回に分けて扱ったことがあるので、ザクロの優れた作用効果についてはこちらを参考にしてください。口腔ケアにおけるザクロに含まれる機能性成分の効果は、フラボノイドであるエラグ酸(ellagic acid)とプニカラギン(punicalagins)です。エラグ酸と聞くと女性の多くが「美白成分」とイメージするかもしれませんね(笑)でも今回は美白とは関係はありませんで、この2つのフラボノイドが持つバイオフィルムの抑制作用です。バイオフィルムとは、歯周病や歯槽膿漏、虫歯の原因となるバクテリアが集まってできた膜状のもので、この膜の中で繁殖するバクテリア同士が様々な情報のやり取りをしていると考えられています。バイオフィルムについては1999年にアメリカのモンタナ州立大学のDr.Costerton によって報告された考え方で、その後現在に至るまで、歯周病、歯槽膿漏などの原因となるバクテリアによる症状を、バイオフィルム感染症と呼ばれることが多くなりました。ザクロに含まれるエラグ酸とプニカラギンには、バクテリア同士が形成し糊のようなバイオフィルムを作ることを阻止するとともに、バクテリアの繁殖を抑制する作用があることが報告されています。2003年にはブラジルの研究チームによって、バイオフィルム感染症の原因となるバクテリアの中でも手ごわいバクテリアの1つである連鎖球菌にたいするザクロと一般的な抗菌剤の効果の比較が報告されていますが、一般的に連鎖球菌感染による症状治療で処方される抗菌薬よりも、ザクロエキスの単独または、抗菌薬との併用の効果が高いと報告しています。
2007年にオハイオ州立大学の研究チームもザクロの歯周病症状の改善に対する効果の検討を行っていますが、彼らの報告によると、ザクロにはバイオフィルムの形成を阻害する作用のほか、抗炎症作用、歯垢の除去作用についても高い能力をもっていることを報告しています。
日本ではあまり馴染みのない果実ですが、この数年ザクロの持つホルモンの生産と分泌に関与する作用、アンチエイジング効果などが注目され、日本の市場にも中東産を始め海外産のザクロやザクロのジュースが出回るようになりました。価格は多少高いと思われますが、何よりも天然のバイオフィルム感染症の予防だけでなく治療にも有効な素材であるだけでなく、中高年の女性、男性には更年期に関わるホルモンの調整作用も期待できるので、先日紹介した、ザクロを希釈したマウスウォッシュで口腔ケアをしてみてはいかがでしょうか。

さて、今日は口腔ケアの最終回になります。最終回の今回は強力な抗菌、抗炎症作用のほかに、バイオフィルムの抑制にも有効な素材であるザクロについてです。

ザクロについては2年前にシリーズでテーマとして数回に分けて扱ったことがあるので、ザクロの優れた作用効果についてはこちらを参考にしてください。口腔ケアにおけるザクロに含まれる機能性成分の効果は、フラボノイドであるエラグ酸(ellagic acid)とプニカラギン(punicalagins)です。エラグ酸と聞くと女性の多くが「美白成分」とイメージするかもしれませんね(笑)でも今回は美白とは関係はありませんで、この2つのフラボノイドが持つバイオフィルムの抑制作用です。バイオフィルムとは、歯周病や歯槽膿漏、虫歯の原因となるバクテリアが集まってできた膜状のもので、この膜の中で繁殖するバクテリア同士が様々な情報のやり取りをしていると考えられています。バイオフィルムについては1999年にアメリカのモンタナ州立大学のDr.Costerton によって報告された考え方で、その後現在に至るまで、歯周病、歯槽膿漏などの原因となるバクテリアによる症状を、バイオフィルム感染症と呼ばれることが多くなりました。ザクロに含まれるエラグ酸とプニカラギンには、バクテリア同士が形成し糊のようなバイオフィルムを作ることを阻止するとともに、バクテリアの繁殖を抑制する作用があることが報告されています。2003年にはブラジルの研究チームによって、バイオフィルム感染症の原因となるバクテリアの中でも手ごわいバクテリアの1つである連鎖球菌にたいするザクロと一般的な抗菌剤の効果の比較が報告されていますが、一般的に連鎖球菌感染による症状治療で処方される抗菌薬よりも、ザクロエキスの単独または、抗菌薬との併用の効果が高いと報告しています。
2007年にオハイオ州立大学の研究チームもザクロの歯周病症状の改善に対する効果の検討を行っていますが、彼らの報告によると、ザクロにはバイオフィルムの形成を阻害する作用のほか、抗炎症作用、歯垢の除去作用についても高い能力をもっていることを報告しています。
日本ではあまり馴染みのない果実ですが、この数年ザクロの持つホルモンの生産と分泌に関与する作用、アンチエイジング効果などが注目され、日本の市場にも中東産を始め海外産のザクロやザクロのジュースが出回るようになりました。価格は多少高いと思われますが、何よりも天然のバイオフィルム感染症の予防だけでなく治療にも有効な素材であるだけでなく、中高年の女性、男性には更年期に関わるホルモンの調整作用も期待できるので、先日紹介した、ザクロを希釈したマウスウォッシュで口腔ケアをしてみてはいかがでしょうか。
# by nutmed | 2012-04-24 17:14
第1199回 健康管理と病気の予防は口腔ケアから CoQ10
この週末、埼玉県東松山で歯科医の先生たちのグループに、栄養療法の勉強会を行ってきました。私は10年前から、栄養療法のコンセプトを持ち、国民の健康管理を最前線で実践する最適のプロフェッショナルは歯科医、歯科衛生士だと考えており、それを提唱啓蒙してきました。アメリカのレベルまでは届かないものの、幸い日本の歯科医の中にも、栄養療法に興味と関心を持ち、自己啓発を行っている歯科医は多くなってきているようです。そんな中、週末の勉強会で、先週からスタートしたブログの中で紹介した、口腔ケアのホームメイド素材の1つ、CoQ10デンタルクリームの即席実習を行ってもらいました。

こちらで準備したCoQ10のカプセルと、100円ショップで売られていたポンプ容器、研磨剤の配合されていない歯磨きクリームを使って、参加者全員に作ってもらいました。CoQ10は、鮮やかなオレンジ色をしたパウダーなので、純白のクリームに混ぜると上野画像のようにベージュに変わります。参加した歯科医と歯科衛生士の皆さんには大変好評で、特に歯科衛生士の女性からは、「口腔ケアに対して私たちが指導啓蒙するのはおもにブラッシングの方法と場所ですが、患者さんたちを見ていると他人ごとのように私たちの話を聞いている方が少なくありません。歯周病、歯槽膿漏を予防改善するためには、患者さんが受け身にならず、積極的に予防改善のためのアクションを起こしてもらうことなんですが、このCoQ10デンタルクリームは、患者さん自身に作り方を紹介して、それを使っていただくことで、自分が積極的に参加して予防改善をするという気持ちを持ってもらうためにはいい方法だと思います」という感想をいただきました。 CoQ10入りのデンタルクリームは市販されているものがありますが、自分の口腔ケアのレベルに合わせて、つまり、歯周病や歯槽膿漏の進行状況に合わせて配合するCoQ10の量を加減できる自由度が広がるところがいいと思います。
女性の多くは、肌や毛髪のケアには心血を注ぎますが、第一印象で相手の健康状態を判断する材料の上位に、歯並びと歯茎の血色というのがあるそうです。見るからに健康そうでハツラツとした人でも、笑った時にチラッと覗く歯茎の血色が悪いと残念ですからね。CoQ10には歯肉の血行を促進する作用が非常に強いだけでなく、以下のような作用機能を持っていますので、歯茎の健康管理には最適な機能素材です。
1,歯周病、歯槽膿漏など歯肉に炎症を伴う症状を持った人では、健康な人に比べて白血球のCoQ10が低いことが1973年に日本人の研究チームが発表しており、CoQ10が低くなることで局所的な炎症が憎悪するかのうせいが報告されています。
2、1994年に大阪大学歯学部の研究チームが、歯周病の治療に際して、通常の治療に加えてCoQ10を歯茎に塗る治療を行ったところ、細菌の繁殖を抑える作用が強まり、3週間後の改善率は飛躍的に向上したことを報告しています。
3、CoQ10を歯周病の治療に加えたところ、細菌の繁殖を抑えると同時に、歯肉の炎症を抑えることによって症状の大幅な改善が可能であること、歯槽膿漏により歯が抜ける症状の進行を著しく抑えることが可能であることが1975年に報告されています。
歯周病、歯槽膿漏でお悩みの方には、CoQ10のデンタルクリームは是非お勧めの素材ですね。

こちらで準備したCoQ10のカプセルと、100円ショップで売られていたポンプ容器、研磨剤の配合されていない歯磨きクリームを使って、参加者全員に作ってもらいました。CoQ10は、鮮やかなオレンジ色をしたパウダーなので、純白のクリームに混ぜると上野画像のようにベージュに変わります。参加した歯科医と歯科衛生士の皆さんには大変好評で、特に歯科衛生士の女性からは、「口腔ケアに対して私たちが指導啓蒙するのはおもにブラッシングの方法と場所ですが、患者さんたちを見ていると他人ごとのように私たちの話を聞いている方が少なくありません。歯周病、歯槽膿漏を予防改善するためには、患者さんが受け身にならず、積極的に予防改善のためのアクションを起こしてもらうことなんですが、このCoQ10デンタルクリームは、患者さん自身に作り方を紹介して、それを使っていただくことで、自分が積極的に参加して予防改善をするという気持ちを持ってもらうためにはいい方法だと思います」という感想をいただきました。 CoQ10入りのデンタルクリームは市販されているものがありますが、自分の口腔ケアのレベルに合わせて、つまり、歯周病や歯槽膿漏の進行状況に合わせて配合するCoQ10の量を加減できる自由度が広がるところがいいと思います。
女性の多くは、肌や毛髪のケアには心血を注ぎますが、第一印象で相手の健康状態を判断する材料の上位に、歯並びと歯茎の血色というのがあるそうです。見るからに健康そうでハツラツとした人でも、笑った時にチラッと覗く歯茎の血色が悪いと残念ですからね。CoQ10には歯肉の血行を促進する作用が非常に強いだけでなく、以下のような作用機能を持っていますので、歯茎の健康管理には最適な機能素材です。
1,歯周病、歯槽膿漏など歯肉に炎症を伴う症状を持った人では、健康な人に比べて白血球のCoQ10が低いことが1973年に日本人の研究チームが発表しており、CoQ10が低くなることで局所的な炎症が憎悪するかのうせいが報告されています。
2、1994年に大阪大学歯学部の研究チームが、歯周病の治療に際して、通常の治療に加えてCoQ10を歯茎に塗る治療を行ったところ、細菌の繁殖を抑える作用が強まり、3週間後の改善率は飛躍的に向上したことを報告しています。
3、CoQ10を歯周病の治療に加えたところ、細菌の繁殖を抑えると同時に、歯肉の炎症を抑えることによって症状の大幅な改善が可能であること、歯槽膿漏により歯が抜ける症状の進行を著しく抑えることが可能であることが1975年に報告されています。
歯周病、歯槽膿漏でお悩みの方には、CoQ10のデンタルクリームは是非お勧めの素材ですね。
# by nutmed | 2012-04-23 12:22
第1198回 健康管理と病気の予防は口腔ケアから その3
4月も後半に入り、曇天の朝からスタートです。今週末も天気は生憎のようです。陽気も暖かくなり、体を動かすアクティビティには絶好の季節になってきましたね。今週末は雨のようですが新緑が目に鮮やかな週末になりそうですよ。
さて、今日は口腔ケアの3回目、具体的な口腔ケアの素材について紹介しましょう。
歯周病の予防のための歯磨きクリームやマウスウォッシュなど、様々な商品が連日連夜テレビのコマーシャルから流れてきますが、裏をかえせばそれだけ現代人には歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏の予備軍が多いということでもあるわけではないかと思います。さらに、これらの予備軍の人たちは、前回前々回紹介したように、歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏を発端とした、いわゆる生活習慣病や心臓病のリスクファクターを抱えた予備軍でもあるとも言えます。
1、歯周病の背景にある歯肉の炎症の原因となるバクテリアの殺菌と繁殖抑制のための素材
天然素材としては、緑茶カテキン、アロエ、ラクトフェリン、キシリトール、、乳酸菌、ザクロ、葉酸
これらの素材の持つ機能には、バクテリアの殺菌または増殖を抑制する天然の作用があります。乳酸菌や一部のバクテリアがつくるバクテリオシンというたんぱく質については以前のブログでも取り上げていますが、非常に有効な素材だと思います。また、ザクロに含まれるエラグ酸には、歯垢や虫歯の原因となるバクテリアが、歯の表面に増殖をする際にできる接着剤のようなバイオフィルムの形成を抑えたり、バクテリアそのものの増殖を抑える作用が確認されています。
2、歯肉の炎症抑制のための素材
CoQ10は歯肉の血流を向上させる作用のほかに、炎症を抑える作用が確認されています。また、ザクロに含まれるエラグ酸には歯肉の炎症を抑える作用も確認されています。
このほか、歯肉の炎症を抑える素材としては、月見草オイル(GLA)、クルクミン(ウコン)、ビタミンC、ビタミンD、ケルセチン、ブロメライン(パインアップル酵素)が有効だと思われます。
今回は自宅で作るホームメイド口腔ケア素材の作り方を伝授しますので、週末にでも自宅で作って試してみてください。
1、CoQ10デンタルクリームの作り方
市販のCoQ10を購入していただきますが、メーカーや種類は不問です。
①カプセルに充填されたCoQ10を100mg分準備する。
②密閉可能なガラスまたはステンレスの容器を準備する
③ラウリル硫酸ナトリウムなどの界面活性剤がほとんど配合されていない白い歯磨きクリームを購入する
④歯磨きクリーム30gを②の容器に移す。
⑤CoQ10のカプセルを開け、中身の100mg分のパウダーを④に入れ、スプーンで十分かき混ぜる。色がベージュになるまでかき混ぜる。
⑥完成した歯磨きクリームを適量スプーンなどで取り、歯ブラシにのせてブラッシング
私はこのCoQ10歯磨きの中にビタミンKを一緒に加えて使っています。
2、ザクロマウスリンスの作り方
①果汁100%のザクロジュースを購入
②ペットボトルなどの容器を準備し、ザクロジュース:水=1:3の割合で希釈
③就寝前と起床時に口腔内をリンスする
3、カテキンデンタルフロスの作り方
①ドラッグストアでノーワックスタイプでフレーバーのついていないデンタルフロスを購入する。
②茶葉30gをミキザーまたはフードプロセッサーで粉状にする。(粉茶を購入しても可)
③密閉のできる適当な容器に粉状にした茶葉を入れ、デンタルフロスをリールからほどいて茶葉を入れた容器に移す。
④蓋を密閉して容器を振り、フロスに粉状態の茶葉がよく絡み付くようにする。
因みに私はカテキンデンタルフロスをこのデンタルフロスの容器を分解して直接茶葉パウダーを入れて使っています。

私は、体調がすぐれず歯肉が腫れて炎症を起こしている時には、オキシフル(過酸化水素水)を10倍ほどの水で希釈したもので口腔内のリンスをしていますが、殺菌力が強力なので、翌朝には口腔内はスッキリ状態になります。
特にこのCoQ10デンタルクリームは私のカウンセリングに来たクライアントさんたちにも好評で、自宅で使い始めて8日目には歯肉炎が改善された方や、2週間で極度の歯茎の腫れをともなった歯槽膿漏が大幅に改善されたという報告をいただいています。最近ではCoQ10が配合された歯磨きクリームが市販されているようですが、市販のクリームで効果が実感できなければホームメイドしてみるのもいいと思いますよ。
それでは皆さん、よい週末をお過ごしください!
さて、今日は口腔ケアの3回目、具体的な口腔ケアの素材について紹介しましょう。
歯周病の予防のための歯磨きクリームやマウスウォッシュなど、様々な商品が連日連夜テレビのコマーシャルから流れてきますが、裏をかえせばそれだけ現代人には歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏の予備軍が多いということでもあるわけではないかと思います。さらに、これらの予備軍の人たちは、前回前々回紹介したように、歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏を発端とした、いわゆる生活習慣病や心臓病のリスクファクターを抱えた予備軍でもあるとも言えます。
1、歯周病の背景にある歯肉の炎症の原因となるバクテリアの殺菌と繁殖抑制のための素材
天然素材としては、緑茶カテキン、アロエ、ラクトフェリン、キシリトール、、乳酸菌、ザクロ、葉酸
これらの素材の持つ機能には、バクテリアの殺菌または増殖を抑制する天然の作用があります。乳酸菌や一部のバクテリアがつくるバクテリオシンというたんぱく質については以前のブログでも取り上げていますが、非常に有効な素材だと思います。また、ザクロに含まれるエラグ酸には、歯垢や虫歯の原因となるバクテリアが、歯の表面に増殖をする際にできる接着剤のようなバイオフィルムの形成を抑えたり、バクテリアそのものの増殖を抑える作用が確認されています。
2、歯肉の炎症抑制のための素材
CoQ10は歯肉の血流を向上させる作用のほかに、炎症を抑える作用が確認されています。また、ザクロに含まれるエラグ酸には歯肉の炎症を抑える作用も確認されています。
このほか、歯肉の炎症を抑える素材としては、月見草オイル(GLA)、クルクミン(ウコン)、ビタミンC、ビタミンD、ケルセチン、ブロメライン(パインアップル酵素)が有効だと思われます。
今回は自宅で作るホームメイド口腔ケア素材の作り方を伝授しますので、週末にでも自宅で作って試してみてください。
1、CoQ10デンタルクリームの作り方
市販のCoQ10を購入していただきますが、メーカーや種類は不問です。
①カプセルに充填されたCoQ10を100mg分準備する。
②密閉可能なガラスまたはステンレスの容器を準備する
③ラウリル硫酸ナトリウムなどの界面活性剤がほとんど配合されていない白い歯磨きクリームを購入する
④歯磨きクリーム30gを②の容器に移す。
⑤CoQ10のカプセルを開け、中身の100mg分のパウダーを④に入れ、スプーンで十分かき混ぜる。色がベージュになるまでかき混ぜる。
⑥完成した歯磨きクリームを適量スプーンなどで取り、歯ブラシにのせてブラッシング
私はこのCoQ10歯磨きの中にビタミンKを一緒に加えて使っています。
2、ザクロマウスリンスの作り方
①果汁100%のザクロジュースを購入
②ペットボトルなどの容器を準備し、ザクロジュース:水=1:3の割合で希釈
③就寝前と起床時に口腔内をリンスする
3、カテキンデンタルフロスの作り方
①ドラッグストアでノーワックスタイプでフレーバーのついていないデンタルフロスを購入する。
②茶葉30gをミキザーまたはフードプロセッサーで粉状にする。(粉茶を購入しても可)
③密閉のできる適当な容器に粉状にした茶葉を入れ、デンタルフロスをリールからほどいて茶葉を入れた容器に移す。
④蓋を密閉して容器を振り、フロスに粉状態の茶葉がよく絡み付くようにする。
因みに私はカテキンデンタルフロスをこのデンタルフロスの容器を分解して直接茶葉パウダーを入れて使っています。

私は、体調がすぐれず歯肉が腫れて炎症を起こしている時には、オキシフル(過酸化水素水)を10倍ほどの水で希釈したもので口腔内のリンスをしていますが、殺菌力が強力なので、翌朝には口腔内はスッキリ状態になります。
特にこのCoQ10デンタルクリームは私のカウンセリングに来たクライアントさんたちにも好評で、自宅で使い始めて8日目には歯肉炎が改善された方や、2週間で極度の歯茎の腫れをともなった歯槽膿漏が大幅に改善されたという報告をいただいています。最近ではCoQ10が配合された歯磨きクリームが市販されているようですが、市販のクリームで効果が実感できなければホームメイドしてみるのもいいと思いますよ。
それでは皆さん、よい週末をお過ごしください!
# by nutmed | 2012-04-20 09:40
第1197回 健康管理と病気の予防は口腔ケアから その2
今朝の川越は曇天模様からスタートし、昼前には太陽が顔を出し気温も上昇。このまま暖かくなるのかと思いきや、夕方近くになって寒気の通過とともに雷雲が発生し、遠くの空からゴロゴロと雷鳴が鳴り始め、めまぐるしい1日でした。
さて、今日は口腔ケアの2回目です。
1、口の中は炎症の鍵を握っている
歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病と言った口腔内の症状は、炎症の進行とともに悪化をたどります。この炎症は、口腔内の問題だけにとどまらず、全身性の症状、例えば冠状動脈性心臓病、関節炎、糖尿病、さらには癌などの原因のスタートが口腔内の炎症から始まると言う報告もあります。口腔内の炎症の原因背景の多くには、バクテリアが関わっていることもわかっていますが、このバクテリアと炎症の進行をコントロールすることが、その後の全身性の症状の予防に有効であることに歌は胃の余地はないでしょう。
2、歯周病が肥満と2型糖尿病のリスクをあげる
2005年にアメリカのバッファロー大学の研究チームが、肥満の人には歯周病である人が多く、同時にインスリンに対する高い抵抗性を持つことを発表しています。また、ミシシッピ大学の研究チームは、肥満と歯周病の間には明らかな相関があることを発表しており、肥満は歯周病の炎症の進行に伴い、心臓病、2型糖尿病などの全身性の病気の発症リスクを高めるため、肥満の改善の際には口腔ケアを軽視してはいけないことの警鐘を促しています。
このほか、歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病が口の中の問題だけではなく、全身性の病気と深く関わっている研究報告は世界中の研究者によって発表されています。
歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病の予防には、ブラッシングをはじめとする日常的な口腔内のケアが重要になりますが、それと同様に、食材や調理、食事の仕方、栄養素の摂取にも大きな影響を受けることを改めて考えなければならないと思います。
次回から、病気の予防に有効な口腔ケアとしての具体的な素材や方法を紹介しましょう。
さて、今日は口腔ケアの2回目です。
1、口の中は炎症の鍵を握っている
歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病と言った口腔内の症状は、炎症の進行とともに悪化をたどります。この炎症は、口腔内の問題だけにとどまらず、全身性の症状、例えば冠状動脈性心臓病、関節炎、糖尿病、さらには癌などの原因のスタートが口腔内の炎症から始まると言う報告もあります。口腔内の炎症の原因背景の多くには、バクテリアが関わっていることもわかっていますが、このバクテリアと炎症の進行をコントロールすることが、その後の全身性の症状の予防に有効であることに歌は胃の余地はないでしょう。
2、歯周病が肥満と2型糖尿病のリスクをあげる
2005年にアメリカのバッファロー大学の研究チームが、肥満の人には歯周病である人が多く、同時にインスリンに対する高い抵抗性を持つことを発表しています。また、ミシシッピ大学の研究チームは、肥満と歯周病の間には明らかな相関があることを発表しており、肥満は歯周病の炎症の進行に伴い、心臓病、2型糖尿病などの全身性の病気の発症リスクを高めるため、肥満の改善の際には口腔ケアを軽視してはいけないことの警鐘を促しています。
このほか、歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病が口の中の問題だけではなく、全身性の病気と深く関わっている研究報告は世界中の研究者によって発表されています。
歯肉炎、歯槽膿漏、歯周病の予防には、ブラッシングをはじめとする日常的な口腔内のケアが重要になりますが、それと同様に、食材や調理、食事の仕方、栄養素の摂取にも大きな影響を受けることを改めて考えなければならないと思います。
次回から、病気の予防に有効な口腔ケアとしての具体的な素材や方法を紹介しましょう。
# by nutmed | 2012-04-17 17:32
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