2009年 09月 02日
第644回 レスベラトロールについて
予想以上に新型インフルエンザが猛威をふるっているようです。日本だけでなく世界中で。皆さんも予防には怠りのないようにしてください。
さて、今日はジュース療法の話題をお休みして、この2年前からこのブログでも紹介しているレスベラトロールについてです。
レスベラトロールの詳細についてはこことあそこを参考にしてください。
このレスベラトロールについては、この3年間で他の植物性機能成分と比べダントツに研究発表の多い成分で、それだけ注目されているということでもあります。
最も注目されている作用は細胞の再生修復にかかわるもので、いわゆる「アンチエイジング」の分野では一番研究対象になっている素材でしょう。続いて、心臓病予防、糖尿病における血糖コントロール、低血糖におけるインスリンの抑制効果などです。
レスベラトロールと言えば赤いブドウやブドウの種に多く含まれていることで有名ですが、アメリカやEUではサプリメントとして販売されているレスベラトロールの80%は日本のあちこちの野山に自生する「イタドリ」から抽出されたレスベラトロールが使われています。
レスベラトロールの作用効果については製薬メーカーも注目し研究対象にしていて、どこかの製薬メーカーがレスベラトロールを医薬品として食品のカテゴリーからはずすべきだとFDAに働きかけをしているという話が聞こえてきます。
イタドリは夏に白い花を咲かせる植物で茎を折ると「ポコ」という独特の音をだします。別名スカンポ又はイタンポとも言いますね。もちろん食べることができますから、レスベラトロールの含まれたイタドリはお勧めの野草です。