第957回 感染症の予防 その2

今日から2010年最後の月ですね。
今週の金曜日からアメリカ出張が控えているため、その準備でバタバタしているこの数日です。

さて、今日は感染症の予防の2回目です。
インフルエンザだけでなく、ノロウィルス、アデノウィルスなどが流行してるこれからの季節、医療機関はワクチン接種の患者を含めて、感染の温床と言っても過言ではありません。まずは症状を注意深く見極めることが大事なことですね。前回紹介したカゼとインフルエンザの違いの表にあるインフルエンザの症状がなければ、医療施設に行く前に自宅で以下のことををして様子を見ることも検討してください。(症状が出始めた3日間)
①解熱剤は飲まず布団にもぐって体温を上げて汗を沢山かいて下着を取り換える
②乳酸菌を3食の食前または4時間おきの空腹時に摂取する
③ショウガ汁、はちみつ、リンゴの皮(1/2個分)を細かく刻んだものを沸騰したお湯に入れてすぐ火を消し、5分蒸らしたものを1日3-4回飲む
④就寝前に洗面器に45℃くらいのお湯を張り、その中にニガリを30cc入れ、20分足浴をする
⑤就寝前にオリーブオイルを大匙1杯飲む
⑥1日1回卵白を飲む


そして、どうしてもクリニック、病院へ行くことになった場合には、以下のことも忘れずに。
①必ずマスクは着用。朝1番よりも外来受付終了間際に行く
②インフルエンザの検査で陽性の疑いがある場合には抗生物質はもらわない
③抗生物質が処方されるときには必ず乳酸菌を倍の日数分処方してもらう


日常的に、インフルエンザ予防のためには手の消毒やうがいはもちろんですが、食生活での予防策もまた重要なことです。
①銅と亜鉛をバランスよく摂取する
銅は体内で様々な働きを担っていますが、疲労回復や消化機能と食欲を刺激する働きのほかに、ウィルスやバクテリアの殺菌にも働くミネラルです。また副腎の働きにもかかわっています。 銅は単独で摂取するのではなく亜鉛と一緒に摂取することによってミネラルバランスを崩すことがありません。日本には亜鉛と銅のバランスがとれたサプリメントがないので、食材から亜鉛と銅をバランスよく摂りましょう。
お勧めの食材
ヒマワリの種(1日30-50g)
アボカド(1日1/2個)

②感染予防と症状の悪化予防にケルセチン
ケルセチンにはインフルエンザウィルスの感染をし難くする作用があることが動物と人間の実験で分かり、シーズン前にケルセチンを飲んでいた場合には、飲まなかった場合に比べて感染した例は1/10でした。ケルセチンはエンジュ(槐)という木の花から抽出される成分ですが、そのほかプロポリス、タマネギの茶皮にも含まれています。

③インフルエンザワクチンの接種前の予防
インフルエンザについてはこの数年日本ではワクチン接種がポピュラーになり、この時期になるとインフルエンザのワクチンをうったかどうかが挨拶変わりになるほどです。
ワクチンは予防策としては必要なものです。ワクチン自体は死んだインフルエンザウィルスの細胞を何千倍に薄めたものを体内に入れることで、抗体(ウィルスの働きを低下させるたんぱく質)を作り、感染を予防するものですが、人間の体にとっては「異物」を注射して入れることから、ショック症状を起こしたり、肝臓に負担をかけて、接種した後1-2日は体がダルくなったり、疲労感が続くことがあります。この状態を予防するために、ワクチンを接種する前、少なくとも1週間前から肝臓の働きを高めておくことで、このような症状が出にくくなることと、抗体を作る体の働きも向上します。
ワクチン接種の1週間前から心がけること
・アルコールは控える
・ビタミンAを摂る
・ビタミンEを摂る
by nutmed | 2010-12-01 07:01