第961回 アーバインから アレルギーで訴訟

今日のアーバインは朝からさわやかな陽気でしたが、昼ころには気温も25℃くらいまで上昇し、セーターでは汗ばむほどでした。今日はSanta Anaにあるサプリメント製造工場の査察にでかけてきました。この工場はハーブのサプリメントにかけては全米でも指折りの工場で、特にオーガニックハーブのサプリメントについてはアメリカ政府(FDA)の認証工場です。事業が順調に伸びていて、来年3月には現在の工場の2倍半の大きさの工場に移ることがs決まっており、今日はその新たな工場の見学にも行ってきました。

さて、今日はここアーバインのすぐ隣の町でもあり、ディズニーランドのある町としても有名なアナハイムのニュースを紹介しましょう。こちらのローカルの新聞に掲載されていたニュースですが、子供の持つアレルギー症状の原因となる食材が何であるかを具体的に検査せずに放置し、子供のアレルギー症状が悪化したとして、子供の幼稚園の先生が両親を訴えたという、日本人には考えられないようなニュースです。
この幼稚園の先生は1年前から子供の両親に、子供が食べると多動になったり、蕁麻疹のでる食材があることを報告し、専門のクリニックに行き食物性アレルギーの詳細な検査をするべきであることを強く勧めてきたにもかかわらず、この両親が子供の検査をせず、1年前いに比べて症状が悪化し、このままでは子供の命にもかかわる可能性があることを危惧して、訴訟に踏み切ったということです。
このニュースの中で、アレルギー専門のドクターがコメントしている中に、以前からこのブログでも紹介してきたIgGアレルギー検査のことが紹介されており、子供にアレルギー反応を示す食物があることを確認しておくことは、非常に大切なことであり、アレルギー反応の食材の有無を知っておくことは親として当然であると強い口調でコメントしています。
これについては私も同感で、現代の食生活を考えると、アレルギー反応を示す食物は非常に多いと言えるとともに、それが引き金になり多くの慢性症状を作り出すこともわかってきました。 50年前には考えられなかった食材、特に小麦、大豆、酵母などの食材に対する強いアレルギー反応が、多くの慢性化している症状の背景にあることは事実ですが、それは検査をしなければあからないことでもあります。
日本人から見れば、今回のニュースのような訴訟は「日本ではありえない」ことのように映るかもしれませんが、私はそれほど遠くない将来、好むと好まざるに関係なく、日本でも十分起こりえることだと思っています。
そのためにというわけでは決してありませんが、もし今食物に反応をする症状があるのであれば、どのような食材が反応しているのかを検査で確認しておくことは、何よりも重要なことであると、私は考えます。
ことの良し悪しは別として、最近の日本人は対投資効果をよく口にします。特に今多いな問題がないのに、検査に多額の費用をかけてまで、どのような食物が反応しているかを検査して確認しなくてもいいのではないかと言うことかもしれません。しかし、対投資効果的に見れば、具体的に深刻な症状が出たときには、すでに投資効果はゼロということでもあります。
by nutmed | 2010-12-08 07:29