第965回 夜目が利かなくなったら黒スグリが有効

昨日日本に帰国しました。成田では冷たい雨の歓迎を受けましたが、アメリカ西海岸に比べると、日本は寒いです。しかし、これが本来の12月の陽気なんでしょうね。
今年も残すところ2週間ほどになりましたが、これから師走が本格化することでしょう。

さて、今日は加齢とともに能力が低下してくる目の機能、特に夜ものが見えにくくなってきた人には有効な素材を紹介します。
シアニジン-3-グルコシド(C3G)、最初から難しい名前が出てきましたが、日本でもこれから話題になる機能素材だと思われるので、名前は覚えておくといいと思います。
C3Gはブルーベリーなどで話題になったアントシアニジンに属するフラボノイドの1つで、ブラックベリーや黒スグリなどの濃黒色の植物に豊富に含まれている成分です。このC3Gには、目の中に入ってくる光の伝達を良好にし、暗いところでも映像をはっきりと見えるようにする作用があり、これを発見したのは日本の研究者なんです。
2003年に発表されたこの報告を見ると、人の網膜の中にあり、光を吸収しやすくし網膜に映像を明確に映し出す働きを持ったロドプシン(Rhodopsin)とC3Gが結合し、ロドプシンの働きを活性促進させることが報告されています。
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ブルーベリーに含まれるアントシアニンには、夜目を利かせる作用があることが報告されて久しく、ブルーベリーのサプリメントや健康食品も日本ではポピュラーになっていますが、C3Gが豊富に含まれる黒スグリやブラックベリーにはブルーベリーを凌ぐ作用があると期待されていますので、中高年で、以前に比べて夜目が利かなくなった、暗いところでは足元が心配という人には、これらの食材は大いにお勧めですね。
by nutmed | 2010-12-14 18:43