第970回 季節がら痛風にご注意ください

今晩は全国的に皆既月食の天体ショーが観測される日なのですが、関東地方では生憎夕方から雨模様の予報です。すでにここ新富町でも空は今にも泣き出しそうですから、残念ながら見ることはできそうにもありませんね。
さて、今日のテーマは忘年会、クリスマスパーティーで、通常よりも暴飲暴食のチャンスが増えるこの季節には、ご注意の話「痛風」についてです。
d0070361_1425457.jpg

以前にもこのブログで紹介していますが、最近は痛風発作が現れる年齢層が若年化しているだけでなく、以前はほとんどいないと言われていた女性の痛風発作が増えているようです。
痛風は、自分の体内の環境を分析し、栄養素をコントロールすることによって、特有の痛みとは無縁の生活も不可能ではありません。そうは言っても、やはり食材に依存するところの大きな症状ですので、尿酸値があがるような、肉、臓物、ビール、魚貝類など、年末年始には欠かせない食材の暴飲暴食には要注意ですね。

予防のための食事
日本の痛風治療には食事療法があります。アルコール(特にビール)を控える、プリン体の多い魚介類・もつ類・牛肉を控える、ダイエット、水分を多く飲むなど、見るだけでクリスマスから年末年始の食の楽しみを奪われたような気になってしまうような内容です。食事療法によって痛風と「上手に付き合う」ことは可能ですが、ビタミン・ミネラルなどの栄養素を考え、コントロールすることによって、痛風の痛みに苦しむことなく穏やかな生活を送ることは夢ではありません。


すでに尿酸値が高い方や以前から発作が出ている方
①オメガ-3脂肪酸
良質のオメガ-3脂肪酸が豊富に含まれる素材としてはフラックス(亜麻)油が最強だと考えます。フラックスオイルには、炎症と痛みを抑える働きがあります。
②ビタミンC
ビタミンCには血液中に大量に放出された尿酸を減少させる働きがあります。
③フラボノイド
フラボノイドの中でも、クルクミン、アントシアニン、ケルセチンは尿酸を抑える働きをもっています。また、クルクミンには強力な抗炎症作用があります。
④葉酸
葉酸には尿酸の生成に関わる酵素を抑える働きがあります。
⑤亜鉛
痛風には鉛性痛風というタイプもあります。体内に蓄積された鉛が増加することによって発症する痛風で、鉛によるタンパク質の合成阻害が生じるものです。このタイプには亜鉛が有効です。

by nutmed | 2010-12-21 14:26