第T99回 想像以上に多いカンジダ菌の影響 その1

d0070361_13353838.jpg 昨日今日と日本のマスメディアはタレントの引退報道で大騒ぎです。その一方で、福島第一原発事故の影響被害は確実に拡大し続けており、福島県内のセシウムの被ばくが確認された子供の数は45%を超えたそうです。 収穫の秋に向け、牛肉、豚肉だけでなく、国内産新米、そば、小麦など、食材の放射性物質汚染の影響が、どの程度予想されるのかについては、厳密にまともな情報が不足していることは間違いないでしょう。「そんなことを考えるときりがないし、ストレスがたまるだけだから・・」という声も聞こえてきそうですが、確かに考えればストレスがたまりますね。最近の私は、栄養医学研究所、神尾記念病院と青山外苑前クリニックでの栄養カウンセリングの中で、体内被曝を水際で食い止めることは勿論ですが、まずは入ってきている可能性が考えられる有害な放射性物質をこれ以上吸収させないようにすることと、多少なりとも積極的に排泄をさせることを考えた、アクティブディフェンス(5月にブログで10回にわたって特集テーマで紹介)を実践することだとアドバイスをしています。

さて、毎年季節的に、晩夏から初秋にかけて増加傾向が見られる、カンジダ菌症について、今年も数回にわたって紹介します。
最近、私が栄養カウンセリング外来に出ている病院に来た女性の中に、カンジダ菌症の可能性が考えられるクライアントがいました。念のためにということもあり、便培養検査と血中D-アラビノトール(カンジダ菌が作る糖質アルコール)の検査を女性が通っている婦人科の主治医にお願いしていただいたところ、翌日にその主治医から「常在菌のカンジダ菌を検査する必要性を感じないが・・」と電話をもらいました。確かに、カンジダ菌は常在菌として、口腔内から肛門にいたる広範囲に繁殖する真菌の1つですが、常在菌だからといって体内環境に影響がないわけではありません。最近では、カンジダ菌の口腔内繁殖の影響について、歯科医からの注意喚起が行われるようにもなりました。カンジダ菌の増殖による体内環境への影響として注意するべきは「「マイコトキシン(mycotoxin)」と「Dysbiosis(ディスバイオシス)」だと思います。

以下にあげた症状の背景とカンジダ菌の繁殖にはかかわりがあることが報告されています。
慢性疲労・うつ症状・不安感・倦怠感・無気力・頭痛・アレルギー症状・ニキビ、吹き出物・LGS・気道感染症・耳鼻感染症・低血糖・嘔吐感・筋肉痛・二日酔い様症状・下痢
・便秘・腹部鼓張(食後3-4時間後)・ガス・臭気過敏・記憶力低下・集中力低下
・不妊・関節痛・多動・注意欠陥・過敏性大腸炎・潰瘍性大腸炎・胸やけ・逆流性食道炎
・慢性栄養吸収障害・肝機能障害・セリアック症(グルテン不耐性による吸収不良)


カンジダ菌の繁殖を助長する要因

・腸内細菌環境や免疫力の強弱(乳酸菌の繁殖低下)
・栄養代謝速度が遅い
・胃酸分泌量が低い
・胃酸pHがアルカリ性傾向
・十二指腸内のアルカリ度が強い
・銅の体内蓄積量
・副腎機能の低下
・高炭水化物(糖分)の過剰摂取
・抗生物質の長期服用
・制酸剤の長期服用
・避妊用ピルの長期服用
・ステロイドホルモンの長期使用

by nutmed | 2011-08-25 14:08

栄養・健康・食に関する気ままな日記


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