第1260回 蛍光灯や太陽の光がまぶしく感じる原因

来月、10月14日に開催される私が講師を務めるセミナーのチラシができ、配信されてきましたので、掲載させていただきます。事務局の方の話では、参加申し込みも増え始めているとのことですので、ご興味がある方は是非おいでください。
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さて、今日は私のブログではもうお馴染みの副腎疲労の症状の1つでもあり、最近栄養カウンセリングや健康相談でもにわかに増えている気がする症状の1つ「光が眩しい」と感じる症状についてです。
私が毎週水曜日と隔週木曜日で行っている栄養カウンセリングに来られるクライアントの訴える症状の中で、この数年増加傾向にあるのが「太陽の光や蛍光灯、車のヘッドライトが眩しくて辛い」というものです。例えば、クライアントの年齢が50歳を超えているような場合には、白内障、2型糖尿病や加齢性の黄班変性の可能性も考慮する必要があるでしょうが、このような症状を持ってくる方の年齢は決して高いわけでもなく、20代、30代の方が圧倒的に多いように感じます。私は自分でもそうであると同時に、周囲の友人や知人には、外出の時、特に春から秋の外出の時には必ずサングラスをかけて紫外線による網膜への影響を予防するようにアドバイスをしています。このような症状を持った若いクライアントの多くは、あるときから突然、光が眩しく感じられるようになったり、視界が真っ白になるホワイトアウトのような状態になることが少なくありません。
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太陽の光や蛍光灯の光が眩しいと感じるような症状を持ったクライアントに確認してみると、他にも不眠が続いている、朝起きるのが辛い、筋力と運動能力が低下したと実感する、そして疲れが中々抜けずに慢性化しているというような症状を併せ持っている人が多いことに気がつきます。これらの症状は以前から何回も扱ってきた副腎疲労の症状と重なるものばかりです。実際に、ストレス、ウィルスや細菌感染、薬の服用、重金属汚染、アレルギーなどによって、副腎疲労のシナリオがスタートし、ドミノ倒しのように体内環境の仕組みがバタバタと倒れ機能しなくなる状態になって出てくる症状の1つに、今回紹介する光が眩しく感じる「光過敏」の症状があります。これは、化学物質過敏や臭気過敏の症状にも似たメカニズムだと考えられます。
何故、副腎の疲労が光に対する過敏反応を現すようになるのでしょうか?2008年1月のブログで長期テーマとして扱った副腎疲労の中で、副腎疲労状態の自己チェックテストの紹介をしていますが、その中で瞳孔反応による自己チェックの方法を紹介していますが、目が光に対して反応して、網膜に届く光の調節をしている瞳孔の大きさを
調節している虹彩の働きと副腎の働きは密接な関係を持っています。因みに、虹彩は副腎だけでなく人間の様々な臓器組織の働きと密接な関係をもっていて、虹彩の形、色などを診ることで臓器組織の働きを観察する「虹彩学(IRIDOLOGY)」という学問がドイツ、インドを中心として古くから発展してきています。
光が眩しく感じる光過敏の症状を持っている方は、一時的なものではなくその症状が継続しており、上記のような副腎疲労の諸症状を併せて持つ様な場合には、その光過敏の症状が副腎の疲労からくるものである可能性を考慮して症状の改善アプローチを進めたほうがいいと思います。
まず、お勧めすることは砂糖、小麦粉などの精製漂白された単純な炭水化物の摂取を控えることと、現在クリニックまたは病院で症状の治療改善を行っている場合には、血液検査で電解質ミネラル(ナトリウム、カリウム、クロール)の数値を確認することをお勧めします。また、症状が出始めてから血圧が少し高くなり始めていないかどうかも確認して診ることは有効です。私が栄養カウンセリングで経験したクライアントのケースでは、副腎疲労の初期段階に多いタイプの人で、副腎が昼夜問わず全開状態でフル回転の状態の人が多く、血中カリウムは4以下、ナトリウムは145以上、クロールが110以上で、ナトリウムが過剰でカリウムとナトリウムのバランスが不均衡状態であることがほとんどです。このような症状の改善にはカリウムが豊富な食材、これからの季節なら、リンゴ・ブドウ・なし・栗・芋など、カリウムに富んだ食材がお勧め食材であると同時に、日常的に使う塩についてはナトリウムの含有量が95%以上の食塩、テーブルソルトではなく、カリウムほかのミネラル成分も含有される海塩や岩塩、藻塩などがお勧めです。 光が眩しくなる症状が頻繁に出て辛いような場合、このような塩分を少し摂ってみて症状が軽減するようであれば、副腎疲労の状態はナトリウムとカリウムのアンバランスから来ている可能性が考えられますね。
by nutmed | 2012-09-19 16:39