第1463回 これからがピークのインフルエンザの予防について

多くのマスコミメディアが報じていたので、ご存じだと思いますが、今シーズンのインフルエンザ感染者が全国で160万人を超え、実はこれから数週間がピークなので予防をこころがけてもらいたいですね。この時期になるとずっと再掲載しているインフルエンザの予防食事について今年も再掲載しますので、参考にしてください。
今シーズン、我が家ではオゾン発生器のオゾナイザーを導入して、毎晩就寝前に、コップに入れた水の中ににオゾンの泡を発生させて,空間殺菌をしています。

この時期すでにワクチンを接種している人もいるでしょうが、ウィルス感染の予防という観点からは栄養素の摂取管理を十分に意識することが大切です。
まずは免疫力を高めて抵抗性を向上させることが大切です。そのためには・・・
1、ビタミンA・C・Eが豊富な食材を毎食にバランス良く摂る
2、乳酸菌を毎食10分前に摂る
3、亜鉛、銅、マグネシウム、セレニウムが豊富な緑黄色野菜を食べる。(スープがベスト!)
4、卵白を食べる

食事全般に言えることは消化のいいもの、また消化のし易いような調理を心がけること。
特にお勧めは「ニンニク」「オレガノ」「オリーブオイル」です。
そして忘れてはいけないのが「水」です。思いがけず冬は体内の水分が発散しますので、水は意識して飲みましょう。

卵白には「リゾチーム」という物質が含まれていますが、このリゾチームには風邪の原因となる細菌を溶かす働きがあります。卵の中に白いヒモのようなものがありますよね?卵かけゴハンをするときには箸で避けている方も少なくないでしょう。このヒモのようなものは「カラザ」と呼ばれています。このカラザの中には「シアル酸」という成分が含まれていて、インフルエンザの薬の原料になります。人間の細胞にもこのシアル酸があって、私たちの細胞は細胞の表面にあるシアル酸によって覆われ安定することができます。細胞の表面にあるシアル酸は、警備員のような役目を持っていて、細胞に近づいてきたモノを、敵かどうか見分ける働きを持っています。ウィルスや細菌などの外敵が近づいて来ると、この警備員が異物と判断して、そこから先への侵入を阻止してくれます。だから、このカラザというのは人間にとっても有用なものです。また、卵白には「オボムチン」という少し難しい名前の成分が含まれていて、乳酸菌のエサとなって乳酸菌を増やしてくれる働きを持っています。増えた乳酸菌もまた免疫力アップに作用するので、リゾチーム、カラザ、そしてオボムチンを備えた卵白は風邪予防には最高の食材です。ただ、リゾチームは熱に弱く70度以上で効果が低下するので、加熱は控えめにし、酢やクエン酸を入れ ることでリゾチームが安定するので、食酢と卵白のカクテルなんかがお勧めです。

インフルエンザ予防の救世主ビタミンD
ビタミンDと言えば皆さんは「骨」というイメージをもたれるでしょう。確かにビタミンDは骨とは密接な関係をもったビタミン(というよりもホルモン様物質)ですね。ビタミンDがインフルエンザに有効な背景には、ビタミンDには体内で作られるウィルスやバクテリアに対する免疫(抗体など)の生産を向上させる働きがあります。
最近ではビタミンDがぜんそくを抑える働きが あることもわかりました。
インフルエンザの予防の目的でビタミンDを摂取する場合の推奨量は1日あたり30から50μg(1200-2000IU)です。また、 喉や鼻の粘膜の保護のことを考えるとビタミンAも合わせて有効な素材で、その意味では「タラの肝油」は新型インフルエンザを含めたインフルエンザ予防のビタミンとしては非常に有効なものだと考えます。

ビタミンDについては、日本の機能性成分摂取許容量では1.5μg-5μg(60-200IU)となっていますが、この1年ほどの間にアメ リカや欧州ではビタミンDの再認識が行われていて、1日に50-125μg(2000-5000IU)は必要ともいわれ始めています。また副作用について は2008年にアメリカで報告された研究では1日あたり200μgを長期間継続服用しても副作用は見られないかわりに、骨の形成、腸管や肺の粘膜の向上な どの改善が見られた報告があります。

ただし、ビタミンDはエストロゲンなどの補充療法(HRT)を行っている女性の場合、エストロゲンによって血中のビタミンD値が高くなることが報告されているのでHRTを行っている女性の場合主治医に相談することをお勧めします。

by nutmed | 2017-01-30 10:11

栄養・健康・食に関する気ままな日記


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