あの往年の名優も使っていたMSM

惜しまれつつも2002年暮れに亡くなった「大脱走」「荒野の7人」「シャレード」に出演していたジェームス・コバーンという俳優を覚えている方は少なくないでしょう。私は彼の主演映画で一番好きだったのは「フリントGOGO作戦」という007の向こうを張ってつくられたB級スパイ映画でしたが・・でも、長年リュマチ痛で苦しんでいた彼がMSMの愛用者であったことはあまり知られていないでしょう。1999年のアカデミー賞助演男優賞を受賞した彼は、数日後に自分のリュウマチ痛はMSMにめぐり合って劇的に無くなったことをコメントしているほど、MSMの効果を実感した1人でした。
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MSMの正式な成分名はmethylsulfonylmethane:メチルスルフォニルメタンといい、数年前に日本でも食品のカテゴリーで使用できるようになりました。
含硫成分のMSMはアメリカでも1990年初頭から鎮痛作用が注目され、関節痛やリュマチ痛の改善に広く使われているほか、糖尿病(2型)の糖代謝改善にも効果があることがわかり、米国におけるMSMの購買年齢を見ると40歳以上が圧倒的に多いんです。、その理由の1つには薬の副作用への懸念もありますが、やはりコマーシャルの貢献が大きいようです。この10年で米国のサプリメントセールス上位10位には毎年MSMがランクインされているほどで、このところ米国ではMSMをはじめとして硫黄成分を含む含硫機能素材が人気を集めています。この背景には、硫黄の持つ「解毒(DETOXY)」、つまり有害重金属や化学物質の体外排泄作用があります。日本では関節痛やリュマチ痛の改善でもてはやされているMSMですが、この解毒作用や、毛髪や爪の健康、張りのある皮膚をつくるために、もっと普及してもらいたい機能素材でもあります。特に、化粧やヘアカラーが若年化している昨今、中高年者だけでなく、若い人たちにこそMSMを利用していただきたいものですね。
by nutmed | 2006-08-30 08:21