今日から霜月

11月は古事ではそろそろ霜がつくころなので「霜月」ということはご存知でしょうね。11月は新嘗祭(にいなめさい)もあることから収穫の月でもあります。春夏秋と土から栄養を十分にもらい、太陽と雨の恵を受けて実った、正に栄養素の豊富な「実・種」の収穫時期です。人間はこの恩恵を最後に受け取ることができる幸せな生き物なんですね。普段コンビニ弁当やジャンクフードで過ごしている方も、ブラっとマーケットや八百屋に足を運んで、秋の新鮮な恵の恩恵を受けてみてはいかがでしょう。

秋といえば皆さん、秋の旬野菜って知ってますか?
さつまいも 、里芋(さといも)、 じゃがいも、 長芋 、山和芋(いちょういも)、 牛蒡(ごぼう)、 春菊(しゅんぎく) 、チンゲン菜、 しいたけ 、しめじ 、舞たけ、 マッシュルーム 、ブロッコリー、 カリフラワー 、玉葱、人参、蓮根
ちょっと考えただけでもこれだけの種類がありますよ。ブロッコリー、 カリフラワー 、玉葱、人参が秋の野菜だって言われてもピンとこない方が多いのではないですか?
それもそのはずで、ここに書いた野菜は全て365日1年中皆さんが食べたいときにマーケットに行けば手に入れることができてしまうものばかりですよね。それだけ現代人は自然界の「旬」ということを無視し、都合のいいように植物の生態をも変えてきてしまったということです。確かに収穫の季節ではありますが、自然の摂理と植物の営みの法則を無視してしまったものには、本来の植物の恵は期待できないと言わざるを得ない時代なんですね。

今年の秋は是非、収穫の恵とその恩恵を受ける食生活を!
by nutmed | 2006-11-01 12:03