ビタミンDと日焼けサロン

今朝は今シーズン1番の寒さでしたが、家のそばにある銀杏の葉が美しい黄色に色づいていて冬も捨てたものではない季節であることを実感しました。

さて今日はビタミンDの2回目です。日光浴とビタミンDについては前回お話しましたが、日焼けサロンでビタミンDを作ることができるのでしょうか?
結論から言えば日焼けサロンでビタミンDを体に取り込む事はできることはできますが、話はそう簡単ではありません。自然の太陽及び日焼けサロで使用する紫外線にはUVAとUVBの2つのタイプの放射線があります。ほとんどのサロンが使っている紫外線は95パーセントがUVAで5%がUBAですが、その理由にはUVA紫外線のほうが皮膚の奥深くに届きより長続きし、ゴールデンブラウンの日焼けとなるからなんです。サロンがUVBを敬遠するのは、UVBが皮膚の外層だけに作用するので簡単に日焼けはしますがすぐに元に戻ってしまうからだそうです。しかし、人間の皮膚表皮でビタミンDが作られるためにはUVBで典型的な日焼けサロンで使われるUVAからは得られないんです。
日焼けサロンでは確かにコンガリと1年中健康的なゴールデンブラウンは得られるかもしれませんが、体に必要なビタミンDを作ることは難しいということです。やはり自然の太陽から恩恵を受けるのが一番ということですね。ただし、長時間日光浴すればビタミンDも沢山作れるということではなく、また紫外線による悪影響もありますからほどほどにしてくださいね。
by nutmed | 2006-12-04 11:01