体内に蓄積した重金属の影響-アルミニウム

昨日の鳥インフルエンザの話題は反響が多かったです。宮崎でも750羽のニワトリが鳥インフルエンザによって死んだ疑いが報道されてましたね。早速昨晩から今朝にかけて67通のメールでの問合せがありました。大方は予防に際しての具体的な栄養素やハーブなどがないかというものでした。とにもかくにも、現状では予防以外の手立てはないようですので、しっかり予防策を講じてください。それから昨日書き忘れましたが、最低でも2週間分の飲料水、食材の備蓄は心がけておくほうがいいですね。一旦鳥インフルエンザが蔓延した場合、経済活動に与える影響は大きく、ほぼ全ての流通に影響がでるでしょう。となれば食品の流通は途絶えることになりますので、食品と飲料水の備蓄は不可欠です。

さて、1日空いてしまいましたが、体内に蓄積した重金属の話題に戻りましょう。今日は1回目、アルミニウムについてです。アルミニウムといえば「アルツハイマーの原因」という図式ができあがってしまったようですが、実のところ100%アルミニウムとアルツハイマーの発症原因が関連つけられた研究報告はまだありません。アルミニウムは、自然界にごく普通に存在するミネラルで、地表の少なくとも8%に含まれています。アルミニウムは我々人間が食べる食材にも含まれていおり、一般には1日10-100mgのアルミニウムが体内に摂取されると言われていますが、未だにその代謝のプロセスについては全容が解明されていません。従来、人間の体内に入ったアルミニウムはごく微量であり、体外に排泄されてしまうことで毒性はないといわれてきました。しかし、その後の研究で、非常に微量でも非常に有毒であることがわかりはじめ、特に、神経系統に影響を与えることがわかってきました。
1、アルミニウムの有毒性
今までに報告されているアルミニウムの毒性に関する内容を紹介します。

①強力な凝集作用
アルミニウムは、我々が飲む水道水を浄化するための浄化処理剤として一般に使われています。 河川や地下からくみあげた水の中にあり、顕微鏡でしか確認できないような微細な濁りの
粒子(コロイド)や浮遊物質を凝集(固める)させ沈殿させる処理剤としてアルミニウムを使用します。水の濁りや浮遊物質を凝集(固める)させるためのアルミニウム性質は、人間の体内でも同
じような作用を現すことが報告されています。人間の脳には多量の必須栄養成分が水の濁り粒子と同じ形をしたコロイドとして存在しています。強力にこのコロイドを凝集させる性質を持つア
ルミニウムが人間の脳内にはいると、この必須栄養成分や細胞を凝集させてしまうために、脳
細胞が縮んでしまう「萎縮」と言う状態がおこるのではないかといわれています。
日本の自治体水道局では、アルミニウムを1リットルの中に200マイクログラム以下に抑えるよう
に処理をしていますが、米国の臨床栄養学では、1リットルの中に100―200マイクログラムのア
ルミニウムが体内に蓄積されていると、神経系統に何らかの支障が現れはじめるといわれてい
ます。

②強力な交差性
アルミニウムは他の物質と強力に交差(結びつき交わる)する性質を持っています。また、他の
物質になりすまし、あたかもその物質であるかのうように働く性質も持っています。
これは、アルミニウム原子が非常に小さく、他の物質と結びつきやすい非常に高い結合エネルギーを持っていることによるもので、体内の至る所に入り込み、色々な物質と結合したり、変幻自在にたちまわります。特に、アルミニウムは、容易にカルシウムになりすますことが報告されています。カルシウムは我々の体内にあるほとんどの細胞の中にあるミネラルで、アルミニウムがあたかもカルシウムのように働くことで様々な支障が出てきます。

2、体内のアルミニウム毒性の防衛機能
我々人間の体には、その毒性を排除するための5つの機能があります。
①胃と腸
食物の消化と吸収を担う器官である胃と腸は、わずか0.015%のアルミニウムしか吸収しない
ように働き、大部分のアルミニウムの吸収をくい止めます。
②腎臓
不用になったものを選別し、体外に排泄する働きを持つ腎臓は、大部分のアルミニウムを体外
に排泄させます。
③骨
我々の骨は、血液中を流れるわずかなアルミニウムを貯蔵します。
④脳の膜
脳の周りにある膜は、脳細胞に不必要な栄養素やミネラルを通過させないような構造を持っています。
⑤神経細胞膜
この膜はアルミニウムの侵入を阻止します。

以上のように我々の体にはアルミニウムの侵入を阻止し防衛に働く機能があるので、アルミニ
ウムの毒性が引き起こす様々な障害を未然に防ぐことが可能のように思えます。
しかし、実際には、これらの防衛機能があるにもかかわらず、毎日のように我々はアルミニウムの洗礼を受け、脳や神経の細胞の中にも容易にアルミニウムが侵入しています。
by nutmed | 2007-01-12 10:27