体内のpH(ペーハー) その6

昨日の雷雨と雪!には驚きましたね!帰宅してからニュースを見たら、昨日の朝関西から流れてきた-36℃の寒波が東海を通り夕方には関東へ押し寄せ、季節外れの雪まじりの雷雨となったそうです。少し前から今年は異常気象だと言ってきましたが、或る意味、人間のエゴと先を急ぎすぎる世の中が作り出した結果の異常気象かもしれませんね・・

さて、今日はpHの酸性症(アシドーシス)についてお話しましょう。

アシドーシス(酸性症)
何かの理由で体内が過剰に酸性になる状態をアシドーシスまたは酸性症と言います。
アシドーシスは主に2つあって、血液中に酸が溜まりそれを中和するためにアルカリ性の重炭酸塩が失われる代謝性アシドーシスと、感染症などによって肺の働きが低下したり、呼吸が通常よりも遅くなることによって血液中に二酸化炭素が蓄積する呼吸器性アシドーシスがあります。重炭酸塩というと難しいかもしれませんが、「重曹」と言えばわかりますね。日頃から、生あくび、便秘、下痢、頭痛、消化不良、疲労感、脱力感、眠気などを感じていて、尿のpHを検査したときに6.5未満であるよな場合にはアシドーシスになっている可能性がありますので、病院やクリニックへ行き血液のpHと重炭酸塩、二酸化炭素濃度を検査してもらうべきです。
アシドーシスの傾向が長い間続くことによって、硫黄、リン、塩素などの酸性ミネラルの蓄積が増加し体内のミネラルバランスが崩れる可能性があります。
アシドーシスになる原因
①腎不全、腎臓の機能不全、糖尿病、乳酸の過剰蓄積
②食事内容
肉や卵、アルコール、砂糖、カコーヒーなど直接的に強い酸性を持った食材の食生活
③食品添加物
添加物として最も多く含まれるリン酸などの酸性ミネラルによる影響
④体温の上昇
風呂、シャワー、サウナ、猛暑など体温が上昇することよって体内に酸が蓄積する
⑤喫煙
喫煙によって体内に過剰な二酸化炭素が蓄積
  
アシドーシスの改善
急性、または重いアシドーシスではなく、アシドーシスの傾向を改善するために日常の食生活、生活習慣の改善を考えてみましょう。
①食材のバランス
アシドーシスの傾向を改善するためにはアルカリ性食材を80%、酸性食材を20%を考えたの食材選択の目安とする。(一般的にはアルカリ性食材を60%、酸性食材を40%)
②低たんぱく質・高炭水化物食
肉類を減らし、漂白精製されていない玄米や小麦、豆類など消化分解に時間のかかる複雑な炭水化物を積極的に摂る。
③清涼飲料・ワインは避ける
350mlあたりに平均2-6gの精製漂白糖が含まれる清涼(炭酸)飲料水や、ワインは避け、トマトジュース、グレープジュース、緑茶、ミネラルウォーターを飲む。
by nutmed | 2007-04-05 08:33