2007年 06月 22日
閑話休題
激暑といえば、いつの頃から日本人はエアコンなしの夏はすごせなくなっていますね。「昔はエアコンやクーラーなんぞなくても窓を開けて眠れた・・」どこぞの人生の先輩がつぶやきそうな言葉ですが、よーく考えてみれば全てが悪循環からスタートしているようにも思えます。暑いからエアコンやクーラーを購入する家庭が増えますと、室外機から出る熱によって大気の温度は益々上昇します。オフィスビルが乱立し、当然のようにエアコンの熱が溢れ出てきます。加えて空気や風の流れが高層ビルによって妨げられます。こうして、益々室温を下げるためにエアコンはフル稼働しますね。エアコンの室外機からは熱と一緒にオゾンも出てきます。
これがいわゆる「ヒートアイランド現象」なんですね。
アメリカの栄養学者が面白い調査をしています。
体温調節がし難い体質は生まれながらのものではなく、人為的に造られたものだあるというものです。この背景には体内の熱の循環を担う血液やリンパ液の流れが滞留したり鈍くなっていて、その原因の多くは栄養素、特にビタミンEとマグネシウム、ビタミンB6の摂取不足によるものという結果でした。
考えて見ると、日本人も同じようにこれらの栄養素が充足されるような食生活が本当にできているかと言えば、残念ながら十分ではないと思います。栄養医学研究所で行っている爪検査でも全年齢にわたってマグネシウムの不足傾向がみられます。
これらの栄養素を意識することは激暑を乗り切るだけでなく、1年をとおりて人間としての機能を正しくするためには必要なものです。加えて、水分の補給をお忘れなく。
さて、以前ブログでも書きましたが、私が出演した健康ラジオ番組の収録内容を栄養医学研究所のホームページで本日から公開していますので、興味がある方は聴いてみてください。