副腎機能の自己チェック  瞳孔テストの追加情報

昨日の雪も今朝はすっかり消えて、我が家の庭の常緑樹、キンモクセイの葉をつたわる雫に、雪で洗われ澄み切った空気の向こうからさす陽射しが反射して、なんとなく春を予感させる朝です。
前回、前々回の副腎機能自己チェックの投稿に対して昨晩から今朝にかけてすさまじい数のメールが押し寄せてきてます(笑) 北は北海道から南は宮古島まで、129通のメールが届きました。
「ブログの自己チェック、早速家族全員でやってみました。我が家の家族構成は43歳の私、47歳の夫、大学3年生の息子と大学1年の娘です。東京の麹町で代々続く夫の家業を手伝っていますが、佐藤先生のブログにあったような症状や悩みのほぼ全てが該当しています。夫も同じような状態です。この瞳孔を確認するチェックが何時ころにやったらいいのかわからなかったので、家族全員が揃う夕食後にやってみました。結果は大学で山岳部に所属している息子以外の3人は瞳孔にライトをあててすぐに瞳孔が小さくはなりましたが、だいたい20秒前後で瞳孔が大きくなりはじめました。これは一大事!副腎という名前は知っていても日常の生活からくるストレスや食事のアンバランスで副腎に負担になっていたんですね。改善方法の紹介が待ち遠しいです。それにしても、自宅にいながら簡単な方法で、それにお金をかけずに体の状態というのがわかるのは大変助かります。・・・」

少し長くなりましたが、寄せられたメールの1つを紹介してみました。寄せられたメールの多くはこのような内容でして、実際にICTチェックをやってみた方の3割ほどが副腎に負担がかかっている状態という結果のようです。
この自己チェックの結果で全てが副腎疲労症候群ということが判定されるわけではありませんが、体はウソをつきませんので、定期的にICTチェックや血圧測定をしてみて、常に副腎にストレスをかけない生活習慣をつくる意識を高く持ってもらえればと思います。

それと、ITCチェックを行う時間ですが、以下の図を見てもらうとわかるように、1日のなかで副腎が分泌するホルモンであるコルチゾールの生産量(日内変動)は、朝が最も高く、日中から夜にかけて低くなり、夜中から朝にかけて再び高くなります。つまり副腎の休息状態が夜中から朝にかけてであるということです。この副腎の働きのリズムを考えると、夕方から夜にかけてITCを行うよりも、最もアクティブに働いている昼間の状態のときを観察してみるのがいいと思います。
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また、1日をとおして、例えば朝起床後(6-8時)、日中(11-12時)、夕方(15-18時)、そして夜(22-24時)にITCチェックを行ってそれぞれの時間帯での副腎の疲労度を確認してみるのもいいでしょう。ただ、継続的にチェックを進めるのであれば毎回決まった時間帯にテストすることが望ましいでしょう。
by nutmed | 2008-01-24 11:58