第420回 カンジダ菌とニンニク

今朝、我が家のゴーヤに花が咲いているのに気が付きました。
瓜科の植物ですからキュウリやスイカと同じように黄色の花がついています。東京をベースにする某FM局でMCをしている知人の方から頂いたゴーヤの種から育てたものですが、実がついてくれるといいんですが・・
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さて、今日はこれからの季節、疲労をためないためのアドバイスを1つ紹介しましょう。
以前にもカンジダ菌については投稿していますが、このカンジダ菌が夏バテを悪化させる可能性があります。パンなどの発酵に使うイースト菌と同じ真菌(カビの仲間)に属するカンジダ菌は、体のあらゆる部分に存在する菌なんです。通常、健康な状態の時には「共存共栄」してくれている菌なので悪さをすることはあまりありませんが、栄養が不十分なときや体の抵抗力が落ちたとき、薬剤(ステロイド)の過剰使用、風邪を引いた、疲れがたまっていた、寝不足が続いた、ストレスが多いなどによって突然悪さをするようになります。
一般にカンジダ菌が増殖して何らかの症状が現れたときには抗生物質ではなく(抗生物質は効果ない)抗真菌剤(ナイスタチンがポピュラー)を処方して除菌をします。抗真菌剤は使い方を間違えなければ非常に有効な薬ですが、比較的長期間使用しないと効果が現れないことが最近報告されていることと、腸内の細菌の環境に若干の影響を及ぼすことが懸念されます。

カンジダ菌の除菌には抗真菌剤に匹敵する、またはそれ以上の効果がある天然のハーブ成分があります。中でもニンニクは非常にカンジダ菌の除菌には優れた効果があることが報告されています。実際私もいままでにカンジダ菌症が疑われる10人以上のクライアントにニンニクを除菌のために積極的に食べてもらうことで、カンジダ菌症と思われる症状の改善を見ています。
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ニンニクには強力で広範囲なバクテリアに有効とされる抗菌成分アリイン、アリナーゼ、およびアリル類が豊富に含まれています。カンジダ菌はこのアリインに対して非常に敏感に反応することが報告されており、1日数片のニンニクを食べることはナイスタチンなどの抗真菌剤を飲むことに匹敵する効果があると考えられます。
毎年夏バテで悩んでいる方、夏になると腸の状態がよくないと感じている方はニンニクを積極的に食べてみるといいですね。ただ、過去に胃潰瘍や胃炎などを経験している方の場合には、アリインが胃壁を刺激することで症状が再発する可能性、胃痛を感じることもあるので、注意してください。

さて、今週土曜日から学会出席のために1週間アメリカ出張で留守にします。いつものようにアメリカからの投稿も予定しています。
by nutmed | 2008-06-19 08:36