2008年 07月 07日
第429回 頭痛の原因
今日から洞爺湖サミットが開催されます。地球規模の環境問題討議として注目を集めていますが、時間は確実に経過しているので各国の思惑を超越して何らかの進展を見せてほしいものですね。
さて、今日は頭痛の原因食材について少し紹介したいと思います。
最近食材依存型の頭痛が増えているように思います。チョコレート、チーズ、柑橘類、アルコールを食べたり飲んだりすると確実に頭痛を発症する方です。
これらの食材には「アミン」という物質が含まれていて、頭痛を引き起こす原因成分と考えられています。アミンには血管を収縮させる作用がありその反動で血管が拡張したときに頭痛を引き起こすことが少なくありません。
チョコレート、柑橘類、赤ワインに含まれるフェニルエチルアミンという物質で、これらの食材に含まれるアミノ酸のフェニルアラニンが発酵または加工の過程でフェニルエチルアミンに変化したものです
上記の食材以外にもチラミンという物質を含んだカーマンベールチーズ、サワーブレッド、サラミ、ニシンの酢漬け、スモークサーモン、ビール、ワイン、焼酎、ヨーグルトは頭痛の原因となります。これらの食材に含まれるアミノ酸の1つチロシンが発酵の過程でバクテリアに分解されチラミンを作り出します。
もし、これらの食材を食べて頭痛を引き起こした経験のある方は、注意してくださいね。