第496回 カンジダ菌検査について

今日で11月も終わり。明日からいよいよ師走です。昨日の土曜日は小春日和に恵まれ、早々と大物を中心とした大掃除をしました。もう20年以上も押入れや屋根裏でホコリをかぶっていた古いスーツケースや本、家電製品を出したら50kg以上になりました。人間の体内も同じで、かなり前から溜まりに溜まっている重金属や化学物質を体外に排泄をする大掃除のための解毒は毎月ではないにしろ季節の変わり目には行っていただきたいですね。

さて、週末金曜日のブログで紹介しましたカンジダ菌の唾液による簡易検査については大きな反響がありまして、金曜日の深夜から今日の日曜日の夕方までに219通のメールをいただきました!中でも一番多かったのは、やはり早朝一番のだ液がコップの中で濁る方なんですが、その70%ほどの方がいわゆるカンジダ菌の影響と考えられる体内環境の変化や症状を少なくとも5つは持っていることです。中には病院に行って血液、尿、CTに至るめでのけんさを受診したのに検査結果では一切の異常を認めず、にもかかわらず臭気過敏、慢性的な便秘と下痢の繰り返し、慢性的な鼻炎、疲れ、食後のガスなどが全く改善されずに、原因背景がわからず精神的にもストレスが蓄積しているような方もいらっしゃるようです。
このようなすべての方がカンジダ菌の影響を受けていると断言できるうわけではないですが、可能性はあるといえるでしょう。

常在菌ということもあってカンジダ菌については日本の臨床ドクターの中ではまだまだ注目をしてくれない部分ではありますが、実は食の欧米化による日本人の体内環境に大きな影響を与えた最も大きな背景の1つがカンジダ菌だと私は考えています。

これから年末にかけて日本人にとっては年末年始と大きなイベントが目白押しの季節ですが、来週から少しカンジダ菌についてのテーマを続けて、食事の環境が大きく変わる季節の予防対策をしていただこうと思います。
by nutmed | 2008-11-30 23:04