来年5日が締め切りの原稿もようやく終了し、大晦日の今日は午後から自宅の大掃除の手伝いでした。
自宅の食器棚と冷蔵庫を掃除していたら、今年の10月前後で期限が切れているサプリメントがゴロゴロとでてきました!大半は国内外のメーカーからのサンプでした。おそらく皆さんのご家庭でも同じことがあったんではないでしょうか?・・・・
ビタミンCやアミノ酸はお勧めできませんが、もし賞味期限や使用期限がきれたいるサプリメントをみつけたら、そのままゴミ箱に放り投げる前に、観葉植物や庭、プランターに植えているグリーンの栄養にしてあげることも1つの手ですよ。カプセルの場合にはカプセルから中身を出して、錠剤の場合には少し砕いて、500ccのペットpボトルに小さじ2杯のレモン汁またはクエン酸をいれ、サプリメントの中身を50-100g入れて1昼夜室温で保存してください。それをよく振って、小さいサイズの鉢ものなら10倍ほどに薄めて土にあげると有効な栄養素になります。

今年は後半セミナーや講演会が多かった1年でした。来年も1月から既に5本のセミナーが入っていますが・・・
皆さんにとって2007年が幸せな1年でありますように!
by nutmed | 2006-12-31 17:33

今朝の地下鉄は昨日で御用納めの会社が多かったこともあってか、いつもの60%くらいの乗車率でゆったり座って通勤でした。銀座の街を彩っていたクリスマスツリーの飾りも取り去られ、正月を迎える準備万端です。おとといまでの暖かさとは打って変わり、今朝の東京の冷え込みは厳しい!今年も残すところあと3日ですね。

さて、今日はナスに含まれるソラソジン配糖体(Solasodine Glycosides)という成分が皮膚がん(扁平上皮および基底膜細胞)の治療に効果があるという話題です。もともと紫外線による皮膚がんが多いオーストラリアで1990年に発見されたソラソジン配糖体は、デビルスアップル(下の写真)というフルーツから抽出されました。
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このデビルスアップルに含まれるソラソジン配糖体は皮膚がんの細胞の増殖を強力に抑制しますが、正常な細胞の増殖には影響を与えません。ソラソジン配糖体を配合したクリームが開発されていて、「BEC5」という名前でインターネットの通販でも販売されています。オーストラリアとイギリスで行われたBEC5を使用した72人の皮膚がん患者の治療効果の研究では、1-13週間という驚くほどの速さで、なんと72名(100%!)の患者の皮膚がんが治癒していると報告されています。日本でも九州大学薬学部研究室がこのソラソジン配糖体のがん細胞抑制作用の報告をしています。
ソラソジン配糖体はデビルスアップルに豊富に含まれていますが、このほかナスにも含まれていることがわかっており、ナスを積極的に食べることが扁平上皮がんの予防にもつながることが期待されています。
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扁平上皮がん細胞は皮膚がんのほか、食道、喉頭、口腔、膣、陰茎、陰嚢、外陰、上顎、子宮けい部、肺などの組織に発生するがんです。
これから食卓のメニューにナスを積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか・・・
by nutmed | 2006-12-29 10:33

アーユベーダのハーブ

今日で仕事納めのところが多いのではないでしょうかね。私の栄養医学研究所は29日まで仕事ですが、私自身は積み残しの原稿書きとカウンセリングが2件入っているので31日の午前中まで業務です・・・。それにしても年々年の瀬が感じられなくなったですね。皆さんの今年はいかがでしたでしょうか?

さて、今日は日本人にも最近多く見られるようになった「乾癬(かんせん)」の症状に効果のあるアーユベーダのハーブ「フォースコリン」についてお話しましょう。少し以前に某低価格サプリメント販売で有名な会社がリリースしていたこのフォースコリンですが、最近はあまり宣伝も聞かなくなりましたね。フォースコリンはインドの伝承療法アーユベーダでは古くから使用されているハーブで、Coleus forskohliiという植物の根から抽出された成分です。
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フォースコリンには以下のような作用があります。
・アレルギー性呼吸疾患の改善
・緑内障の予防改善
・蕁麻疹の改善
・乾癬の改善
・消化の促進
・記憶障害の改善

フォースコリンが優れた効果を見せる乾癬という症状について少しお話しておきます。乾癬の原因は未だ明確になっていませんが、原因としてはストレス、高脂肪摂取、生活習慣などが考えられています。症状は膚に赤い斑の上に白色の角質ができるもので、一般に痒みはありません。頭皮、膝、肘などに出来やすいですが、全身に広がる事もあります。
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フォースコリンの乾癬改善作用ですが、乾癬を持つ方のほとんどがcAMP(サイクリックAMP:ホルモンと同じように作用する細胞内伝達物質のことで、細胞の代謝機能の調節、分泌、神経などの刺激伝達、また皮膚の上皮細胞の再生に関与しています)が不足している傾向が見られることが報告されていますが、CAMPが不足することで皮膚、特にヒジやヒザの周辺の細胞分裂が通常よりも約10倍も増加します。これが乾癬の症状に特有なウロコ状の皮膚を形成したり、痛み、赤みを帯びた肌をつくる原因となります。
フォースコリンはこのcAMPの生産を調整し、皮膚の細胞分裂を正常なサイクルに改善する作用成分が含まれるハーブなんです。(参考文献:Planta Med 1989, vol. 51, 475-476).
ただし、フォースコリンを使う場合以下の症状が現れた場合は使用を避けることが肝要です。
・胸の痛み
・呼吸困難
・皮膚の発赤、かゆみ
by nutmed | 2006-12-28 14:00

昨日の関東地方は12月とは思えない激しい雨、そして夜半の雷でしたね!昨日は所要で茨城の日立へでかけていましたが、高速道路も前が見えない始末!東京へ戻って夜は知人との忘年会でしたがズボンは膝までびしょぬれ・・・。一転して今日は9月下旬の陽気ですでに気温は20度まであがってきました。日本は本当に亜熱帯になってしまったのでしょうかね・・・

さて、世界的にも注目されている緑茶の効果ですが、今年の9月にJAMA (the journal of the American Medical Association)で報告された東北大学公衆衛生学教室の緑茶のポリフェノールを長期間摂取した場合、心臓病とがんによる死亡率がどのように変化するかの研究報告を紹介しましょう。
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緑茶に含まれるポリフェノールには、がんの予防や心臓病の予防に効果があることは色々なメディアや雑誌でも報告されていますね。でも今までに臨床で長時間にわたる緑茶ポリフェノールの作用効果についての研究は行われていなかったために、その真の評価はいかに?ということでもあったんです。今回東北大学で行った研究では、1995年から2005年にわたる11年間という長い期間をかけて、40,530人の人を対象に行ったもので、恐らく緑茶に関する世界で唯一の長期間の研究報告でしょう。11年の期間中に4,209名が死亡し、そのうち7年間の死因調査期間中では892名が心臓病で、また1,134名が癌で死亡しています。結果を見る限りでは、がんよりも心臓病に対する緑茶の改善予防効果が高いと言えますね。勿論、1日に何杯の緑茶を飲むかによっても効果のほどは変わるのですが、日本人の緑茶消費量は健康志向の高まりや、缶やペットボトル入りの緑茶飲料(ドリンク)の浸透によって緑茶の飲まれ方が多様化したことにより、緑茶の消費量は増加傾向にあります!
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by nutmed | 2006-12-27 12:04

今日はクリスマスです!週末の東京はクリスマスショッピングや家族、恋人との食事で賑わいましたね。私も毎年恒例のクリスマス食事会、ただ、今年は娘が欠席で夫婦水入らずのひとときを過ごしました。皆さんは?
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さて、今日はCOLD-fxの最終回です。先週、アメリカのボルチモアから久しぶりに帰国した知人と会ったときに、日本だけでなくアメリカでも今年はインフルエンザが流行の兆しを見せているそうで、彼は家族全員でCOLD-fxを飲んでいるということでした。おかげで兆候はないけど、何故日本ではCOLD-fxが買えないのかと不思議がっていたのが印象的でしたね。
さて、COLD-fXの安全性についてですが、ズバリ安全と言ってもかまわないでしょう。COLD-fxの安全性試験はカナダ政府も認めるもので、数々の大学や研究機関でもその安全性は証明されています。急性毒性試験において通常使用量の500倍を投与しても顕著な副作用は見られなかった報告、さらに30日間に渡る過量摂取試験では、通常摂取量の25倍量を毎日摂取しても、顕著な副作用は見られませんでした。 COLD-fxの適量とはいかほどなのか?風邪やインフルエンザの予防には1カプセルを1日2回摂取、すでに風邪に罹っている場合には3日間の集中服用が勧められています。集中服用する場合は1日目に3カプセルを3回、2日目に2カプセルを3回、3日目に1カプセルを3回摂ります。
COLD-fXはカナダでならどこでも入手できるので、風邪やインフルエンザの薬を置いている店へ行けば購入することができ、米国でも薬品店、自然食品店、大手チェーンのドラッグストアでも入手できることになりそうなので、アメリカに出張や旅行する友人がいれば是非購入してきてもらうようにするといいですね。何といってもCOLD-fXは「アイスホッケーリーグおよびアイスホッケーリーグ選手協会の風邪・インフルエンザの公式治療薬」なのだ。ホッケーリンクで入手できる日も遠くないかもしれません・・・
by nutmed | 2006-12-25 11:07

今年もいよいよカウントダウンにはいりましたね。本当に1年が早く感じます!それだけ忙しく、そして充実しているからなんだろうなと思っては見ても・・・本当に24時間では短すぎます。今年は目標であった栄養に関する英語の原書15冊の読破は残念ながら達成できず、それでも10冊は読みました。来年は今年の積み残しの分を入れてやはり15冊は読破しないといけません。

さて、COLD-fxの2回目です。昨晩から今朝にかけてCOLD-fxに関する数十通のメール問い合わせが届いています。どこで購入できるのか?というものが一番多かったですね。いくつかのインターネット通販サイトでも購入ができるようです。
今日の話は少しだけ難しいかもしれませんがついてきてくださいね。
COLD-fXはアメリカニンジン(Panax quinquefolius)を抽出して作られていることは前回説明しましたね。主要成分のアメリカニンジンには免疫力を強化し、マクロファージとナチュラルキラー細胞(以下、NK細胞とする)を活性化させてその数を増やす働きがあります。抗ウィルス剤などが病原菌やウィルスを直接退治してくれるのに対して、COLD-fXは病原菌を直接攻撃するのではなく、からだに本来備わっている免疫機能を高めることで病原菌を退治し、感染した細胞を排除するものです。

COLD-fXの初めての人による試験は、1997年~1998年と1998年~1999年にかけて、カナダのエドモントン・オイラーズのホッケー選手を対象に行なわれました。小規模な試験ではありましたが、結果は満足のいくものだったんです。免疫反応を調べてみると、COLD-fXを摂取した選手たちは、摂取していない選手たちに比べて顕著な改善があり、COLD-fXを摂取した選手の大多数が、風邪およびインフルエンザに罹りにくくなり、罹りはじめの症状が出ても長く続かなかったと報告してきたということです。2006年のはじめ、『代替補完医療ジャーナル(JACM)』誌がCOLD-fXの効果を証明する2度目の無作為二重盲検プラセボ対照試験の結果を発表しまし、COLD-fXの常用は、健康な年配者の急性呼吸器疾患を予防する安全かつ自然な治療方法となり得ると報告しています。
by nutmed | 2006-12-22 11:37

いよいよクリスマスが近づいてきましたね。クリスチャンではない方にとってももはやクリスマスは1大イベント、国民の行事と言った感があります。クリスマスの時に少しでもいいから家族のこと、友人知人のこと、恋人のこと、勿論ご自分のことについても1度思いを馳せてみるのもいいですね。

さて、1日空いてしまいましたが今日は最近カナダ、アメリカで話題のインフルエンザの治療薬についてお話しましょう。この薬、カナダで製造販売されている「COLD-fx」という薬なんですが、この薬の話を私が知ったのは昨年の9月、シアトルに住む私の師匠でもあるDr.ライトからでした。Dr.ライトが「効果が確かなオールスター的な治療法」と評価するほどの薬がこの「COLD-fx」です。
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「COLD-fx」はカナダでトップセールスを誇る風邪・インフルエンザ予防治療薬薬で、カナダでは医師の処方箋がなくても購入できる、いわゆるOTCです。カナダでCOLD-fXを常用しているプロのアスリートたちはかなりの割合を占め、事実、今年の8月には、アイスホッケーリーグおよびアイスホッケーリーグ選手協会の風邪・インフルエンザ公式治療薬として認められたほどです。それほどカナダで認知されているCOLD-fXですが、米国でこの薬を知る人はほとんどいないそうなんですね。カナダでは1990年代から販売されてきたにもかかわらずこの薬が米国で販売されなかった背景には、行政上の理由から輸入できなかったことにあるようです。しかし、長年の手続きもようやく終わり、今年から米国でもCOLD-fXを入手できるようになりました。
「COLD-fx」はアメリカニンジン(Panax quinquefolius)から抽出された成分が配合されたハーブサプリメントと言ってもいいでしょう。「COLD-fx」を開発したのは、Dr.ライトの長年の友人でもあるイエール大学で博士号を取得しエドモントンのアルバータ大学で生理学科の教授Dr.Pangです。残念なことに昨年不慮の交通事故でDr.Pangは帰らぬ人となりましたが、彼の意思と功績は今も後輩科学者に受け継がれています。
次回はCOLD-fxの作用の背景についてです。
by nutmed | 2006-12-21 10:23

小学校の時に描いた将来の夢が「野球選手で100億円プレーヤーになること」。最近の若い人は私がその頃であったときに比べ具体的な夢を描くものだと関心して、昨晩の松坂選手のインタビューを見ていました。米国版NewsWeekでも2007年に活躍する20人の中に日本人で唯一ノミネートされた彼には何が何でも活躍して欲しいものです。来年は中日の川上投手も大リーグ目指すという発言もあり、かって技術輸出国だった日本も、いよいよ人材輸出の時代になったんですね。でも人材流出だけは避けませんとね・・・

さて、今日はインフルエンザ予防のための食生活について話しましょう。
この時期すでにワクチンを接種している人もいるでしょうが、ウィルス感染の予防という観点からは栄養素の摂取管理を十分に意識することが大切ですね。
まずはやはり免疫力を高めて抵抗性を向上させることが大切です。そのためには・・・
1、ビタミンA・C・E(エースと覚えてください)が豊富な食材を毎食にバランス良く摂る
2、乳酸菌(スーパーストレイン)を毎食30分前に摂る
3、亜鉛、銅、マグネシウム、セレニウムが豊富な緑黄色野菜を食べる。(スープがベスト!)
4、卵白を摂る(卵アレルギーが無くても頻繁では感受性が高くなる可能性があるので1日1回程度に)
食事全般に言えることは消化のいいもの、また消化のし易いような調理を心がけることですね。
特にお勧めは「ニンニク」「オレガノ」「フラックス」「オリーブオイル」です。サラダドレッシングなんかに使ってもいいですね。
そして忘れてはいけないのが「水」です。思いがけず冬は体内の水分が発散しますので、水は意識して飲みましょう。

次回はインフルエンザ予防の特効薬について
by nutmed | 2006-12-19 12:01

週末土曜日はここ数年恒例になっている中学時代の友人たちとの忘年会に出るために横浜に行ってきました。港南区芹が谷というところが私の育った場所なんですが、ここに小中高の後輩が営んでいる割烹料理の「かな井」という店がありまして、値段に見合わないほどの旬の素材を生かした絶品料理をいつも提供してくれるので、皆年末の忘年会を楽しみにしています。今年もふぐや寒ブリ、鍋と旬真っ盛りのおいしい料理に大満足!

さて、先週木曜日のブログでも紹介しました鳥インフルエンザのことですが、私が想像していた以上にこの数年で非常に逼迫した状況に突入しているようです。友人が厚生労働省管轄の感染症に関する研究機関に在籍しているので、今朝1番で連絡をとってみましたが、日本、米国、カナダ、EU、東南アジアの各国の研究機関では横の連絡をかなり密にとっており、鳥インフルエンザが人に感染するタイプのウィルスに変貌した際の対応を強力に進めているようです。日本でも最悪の場合には62万人の死者がでると予測していると伝えたばかりでしたが、どうもその数字はもっと増える可能性が高いようです。かつてスペイン風邪が世界に猛威を振るったときの人口は18億人、現在はその3.5倍の人口まで膨れ上がり、人と人の触れ合う距離・密度も変化しているために、ひとたびインフルエンザが発症すれば、またたく間に感染者は増えることになります。
我々はここ何十年もの間、「風邪」は冬のイベントのごとく当たり前のように受け止め、ワクチンや薬に依存する生活様式を続けてきました。皆さん、最近のTVのニュース、新聞記事で「鳥インフルエンザの脅威」についての報道が多くなっていることにお気づきですか?
日本の各報道および世界各国の研究機関、報道で共通して国民に呼びかけている内容は以下のとおりですので、頭の隅に入れるだけでなく、「準備」をしておくことを強くお勧めします。
既に、鳥インフルエンザが人へ感染するウィルスへと変貌をとげる可能性が高い時期にきていることは疑う余地のないところです。また、対岸の火事ではなく、皆さんはいつ当事者になってもおかしくない時期にあることを強く自覚し、予防を真剣に考えてください。
1、本人に症状がなくても外出時にはマスクを着用する
2、外出から帰宅した際にはすぐにうがいと手洗いを行う
3、人混みには出ない
4、最低2週間分の水や保存食料を常に備蓄しておく

インフルエンザ全般についての知識を再度持っていただくために是非「インフルエンザ情報サイト」へアクセスしてみてください。

インフルエンザの予防と栄養については次回に・・・
by nutmed | 2006-12-18 09:57

卵白で風邪予防!

今日は誰に会っても朝から「松坂」の話題で持ちきりでしたね!6年で61億円は見方によっては法外な数字と映るかもしれませんが、生涯賃金という観点から、また職業人という点からみれば、選手生命のピークを迎える彼が35才前後までに生涯賃金としてどれだけ稼げるかが大きなポイントになるのではないかと思います。MLBのプロ選手の40%がお抱えの栄養士や調理人を雇用していることは有名ですが、きっと松坂選手もイチロー同様そのようになるのでしょうし。いずれにしても頑張ってもらいたいですね!

さて、今日は免疫続きで風邪を予防するちょっと聞きなれない方法を教えましょう。それも卵の白身で!以前にも書いたかもしれませんが、風邪の季節なのでね・・・
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卵白には「リゾチーム」という物質が含まれていますが、このリゾチームには風邪の原因となる細菌を溶かす働きがあります。最近はあまり見ませんがちょっと昔、風邪の季節にTVで流される風薬のCMで「塩酸リゾチームを含む・・・」というフレーズがあったでしょ?
卵の中に白いヒモのようなものがありますよね?卵かけゴハンをするときには箸で避けている方も少なくないでしょう。このヒモのようなものは「カラザ」と呼ばれています。このカラザの中には「シアル酸」という成分が含まれていて、インフルエンザの薬の原料になります。人間の細胞にもこのシアル酸があって、私たちの細胞は細胞の表面にあるシアル酸によって覆われ安定しすることができます。細胞の表面にあるシアル酸は、警備員のような役目を持っていて、細胞に近づいてきたモノを、敵かどうか見分ける働きを持っています。ウィルスや細菌などの外敵が近づいて来ると、この警備員が異物と判断してそこから先への侵入を阻止してくれます。だから、このカラザというのは人間にとっても有用なモンなんです。また、卵白には「オボムチン」という少し難しい名前の成分が含まれていて、乳酸菌のエサとなって乳酸菌を増やしてくれる働きを持っています。増えた乳酸菌もまた免疫力アップに作用するので、リゾチーム、カラザ、そしてオボムチンを備えた卵白は風邪予防には最高の食材なんです。ただ、リゾチームは熱に弱く70度以上で効果が低下するので、加熱は控えめにし、酢やクエン酸を入れることでリゾチームが安定するので、食酢と卵白のカクテルなんかがお勧めですね。
 
by nutmed | 2006-12-15 17:35