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明日から葉月です。陰暦では葉月ですが、本格的な猛暑はこれからのようですね・・
今朝日本時間の30日未明にロスアンジェルスで比較的大きな地震があったことをアーバインに住む友人のドクターからのメールで知りました。けが人が出ているということでしたが、最近では珍しいほどの規模の地震だったそうです。ご存知の方もいるでしょうが、なにやらネットでは9月13日に大地震が日本を襲うという預言の話でもちきりのようですが・・信憑性はともかくも、地震大国の日本、いつ大きなのが来てもおかしくない状況に変りはないようですから、備えだけは万全にしたいものです。

さて、ビタミンDについての2回目です。
前回お話したようにカルシフェロールの主要な働きの1つにカルシウムとリンの体内での蓄積バランスの調整とカルシウムとリンの骨への作用のサポートがありますが、カルシフェロールはマグネシウムの吸収にも大きく関わっているビタミンでもあります。
2006年に、栄養医学研究所で行っている爪による体内ミネラル分析の過去3年間のデータを分析したときに、クリニックや病院から受託した652件の爪分析の中でマグネシウムが極端に低かった62例について主治医に血中ビタミンD量の指標である25-OH ビタミンDの検査をお願いしてみました。患者さんの同意を得て血液検査をしていただいた41例の中で25-OH ビタミンDの値が基準値よりも低かった患者さんは予想を上回る23例も出てきました。

その後、この23人の患者さんにヒアリングをさせていただいたところ、非常に興味深く、またカルシフェロール(ビタミンD)の作用とメカニズムを裏付けるような結果がでてきました。
23人のうち女性は18名、その年齢は下は17歳から上は67歳。驚いたのは18名の女性のうち10代と20代が8名もいたことです。20歳代の女性のうち日常の食生活内容を確認できた3名の食事内容をみると、全員が減量をしていて「まとも」な食事は1日に1回、おまけに主食は繊維質やコンニャク、○○ダイエットと呼ばれるようなクッキーとスープが中心の内容でした。
メニューを見ただけで唖然としてしまったことを記憶しています。
残りの5名は男性で、注目したのはその中の1名でした。年齢は29歳、いわゆるフリーターで、夜間の高速道路の街路灯の交換をするバイトを25歳から続けていました。仕事は深夜から早朝まで続き、就寝は午前7時で起床は午後5時前後という典型的な「夜型」生活スタイルです。
この時点で、やはり紫外線にあたる時間が極端に少ない為にコレカルシフェロール(ビタミンD3)の皮下合成が不十分なんだろうと想像していましたが、彼の食事内容を確認させてもらったところ、予想に反してかなり栄養には注意していて、不規則な時間帯勤務なので余計に体に気を使った食材選択をし、バランスの良い栄養管理をしていました。
食材を見てもビタミンDが不足しているとは言いがたい素材ばかりです。では、何故血液中の25-OH ビタミンDの値が低かったのでしょう・・
このときに文献をかなり漁って検討をしてみたところ、カナダの内分泌学を専門とするドクターの研究グループの研究報告に、体内での働きを比較してみると、紫外線によって皮下で合成されるコレカルシフェロール(ビタミンD3)んほうがよりアクティブであるとともに、食材から得られるエルゴカルシフェロール(ビタミンD2)だけでは人間のいとなみに必要なカルシフェロール(ビタミンD)を賄いきれないという報告がありました。
さらに、肌の色と人種の差はありますが、比較的肌の色が濃くない日本人では、一般に1週間に紫外線を80-150分間肌に受けることで必要なカルシフェロール(ビタミンD)が合成されるはずです。

マグネシウムの吸収が低下することは骨だけでなく、ホルモンの合成、酵素の生産、免疫応答の働きなどにも大きく影響を及ぼすことになります。
by nutmed | 2008-07-31 23:25
子供たちが夏休みに入って海、山、川に出向く機会が増え、それに伴い水の事故が増加しています。子供はちょっと目を離すと親の視界からすぐに消えてしまうものです。この季節、不慮の水の事故から子供を守るためにも大人はいつにも増して子供の行動に目配り気配りをお願いします。

さて、今日から少しカルシフェロール(ビタミンD)についてお話してみようと思います。
以前から、普段あまり注目されないカルシフェロールについては投稿したいと思っていたんですが、ちょうどアメリカでカルシフェロールの1日所要量について学会や専門家の間で物議をかもしている最中なので、これはちょうどいいタイミングだと思ってます。
皆さんもビタミンDについてはあまり話題にはしないと思いますが、カルシウムと言えば必ず一緒に話題に上げられるビタミンの1つですね。
いわゆるビタミンDとして供給されている形は2種類ありますが、1つはビタミンD2でエルゴカルシフェロールと言われているもの、もう1つがビタミンD3でコレカルシフェロールと言われているものです。
ビタミンD2のエルゴカルシフェロールは主に植物由来で、シイタケ、肝油、肝臓、酵母、小麦胚芽油、ホウレンソウ、キャベツ、菌類などに多く含まれています。サプリメントで供給されるエルゴカルシフェロールの多くは、ビール酵母やシイタケを培養した菌体から抽出されたエルゴステロールという物質に紫外線や熱を加えて合成されたものです。
一方ビタミンD3のコレカルシフェロールは体の皮膚付近の細胞内で、紫外線によって合成されるものです。

2つのカルシフェロールには血清中のカルシウムとリンのバランス調整を担う働きがあります。ビタミンという名前がついてはいるものの「エルゴステロール」という名前から想像できるよと思いますが、エルゴカルシフェロールもコレカルシフェロールもホルモンの前駆体(ホルモンを作る過程でホルモンができる前の物質)といえます。現状ではほかのビタミンのように体内で内因子的な働きをすることは確認されていません。2つのカルシフェロールは役割を終えると肝臓と腎臓を経て代謝され、最終産物としての1,25ジヒドロキシコレカルシフェロールとなります。
ビタミンDを本当のビタミンではないという見解もありますが、それは食材など外部からの摂取吸収をせずとも紫外線によって体内で合成できるからという背景にあります。
作用もどちらかといえば確かにホルモン、それもステロイドホルモンに近い働きを持っています。

しかし、ビタミンDカルシフェロールには人間にとって大切な物質であることは間違いありませんし、最近では抗がん作用についても注目されはじめています。
by nutmed | 2008-07-29 11:41
深夜の地震で皆さんも驚いたことでしょう・・ このところ東北に地震が集中しているようです。亡くなった方がいなかったのは幸いですが多数の負傷者がでている模様です。埼玉の我が家でもちょうど就寝したころでしたので、「これは大きい・・」と飛び起きました。
改めて日本は地震大国ということを痛感しました。

さて、今日は夏休みという季節柄、アウトドアで悩みの種の1つ、虫刺されを防ぐハーブについて少し・・

人間の住む環境が変わってきたことによって、自然の環境も変わり、最近では昔に比べると虫刺されの頻度が少なくなったように感じているのは私だけではないと思います。
それでも、この季節になると汗に吸い寄せられるように蚊がやってきて悩まされることも少なくありませんね。
20年前の春に沖縄に仕事で行ったときに宿泊した民宿で「これが虫刺されには効果抜群だから」と勧められたのが、当時の米軍ご用達の虫よけクリームでした。確かに効果は絶大で、土産に3つほど購入して帰って、その後も数回キャンプの友として使っていました。しかし、ふと内容成分が気になり調べてみたところ、この虫よけに配合されている成分はDEET(ジエチルトリアミド)と言って、日本でもかなり昔から使われている忌避剤成分です。
もう少し詳しく調べてみると、欧米では長年に渡ってDEET使用による中枢神経障害や皮膚炎などの症例がかなり報告されています。湾岸戦争では、米軍兵士たちの「湾岸戦争症候群」の原因の1つがDEETの可能性も指摘されています。日本の厚生労働省は重い副作用の報告はなく、現時点で人体に危険と判断するだけの科学的根拠はないという見解を示していますが・・
で、それ以来DEETの入った虫よけは使わないことにしています。小児や妊婦は特に使用を注意したほうがいいかもしれませんね。スキンガードのような虫よけ(正確には虫よけではなく殺虫剤ですが・・)にはDEETが使用されています。

アメリカでハーブの勉強をしているときに、マーレーシアから留学していた同級生が蚊やブヨ、ヒルを寄せ付けないためにいいハーブがあると聞いて、ここ10年ほどはもっぱらハーブで虫よけをしています。

そのハーブは、ペパーミント、シラントロ(パクチー)、レモンバームで、これらのハーブの搾り汁をオリーブオイルをベースにして希釈したものをアトマイザーに入れて肌に吹きかけるといった具合です。
パクチーはタイやベトナム料理には欠かせない香草ですが日本人の多くが嫌いなハーブですね。でも、パクチーの搾り汁は芳香で、ビールやリキュールのほか多くの食品の香りづけとして使われているほどなんですよ。
ベトナムではパクチーを食べていることで発汗する汗からパクチーの成分が放散されて蚊が寄ってこないと言われるているそうです。ペパーミント、シラントロ(パクチー)、レモンバームには忌避作用をもった成分が多く含まれているために、東南アジアやインドでは虫よけハーブとしてポピュラーに使用されています。

私は今は、忌避作用があってベースオイルとしても使えるハッカオイルとユーカリオイルをこれらのハーブエキスに混ぜてアウトドアのときには持参します。周囲の友人がスキンガードを使っていますが、1時間もすると効果は失われてきます。でもこのハーブオイルの虫よけは3時間経過しても効果は維持できます。

最近友人から聞いた話ですが、かつては香港旅行の最大のお土産で、今では日本でもポピュラーになったあの「タイガーバーム」が虫よけ効果抜群だそうです。実際私も使ってみましたが、これがかなり効果があります!

最近の虫よけは「虫を殺す目的の殺虫剤」のようで、昔のように「虫を寄せ付けない目的」の香取線香のようなものが少なくなってきました。虫を殺すほどの成分を人間の皮膚に吹き付けるのですから、少なからず人体に影響がないはずがありませんね。

以前にDEETが含まれた商品には厳しいカナダの広告に少し考えさせられるものがありました。父親が蚊をよけるためにDEETの含まれたあのオレンジ色の缶の虫よけを体中に吹き付けていました。そこへ娘が部屋にゴキブリが出たというので「パパこれ貸してね・・」と言ってその缶を部屋にもっていってゴキブリに吹きかけるとゴキブリがひっくり返って足をバタバタさせて即死するのですが、映像は部屋のドアのところでそれを口をあけて呆然とみている父親の顔のアップで終わります。「それでもあなたは使いますか?・・・」というメッセージなんでしょうね・・
by nutmed | 2008-07-24 09:31
言い忘れてましたが、ようやく梅雨明け・・してたんですね。昨日は二十四節気で最も暑いころとされる「大暑」でしたが、本当に蒸し暑い1日でした。でも今から「暑い!」と言ってるとこれから猛暑の連日のようですから・・ね。

今日は日本よりも先にアメリカの友人から送られてきたハーブに関するトピックスを1つ紹介します。
厚生労働省は、その薬効から薬のカテゴリーにいれるべきか食品のカテゴリーでいいのかを検証する検討を定期的に行っていますが、最近行われた検討で以下にあげる4つのハーブについて、今後薬のカテゴリーに入れることを前提とした検討をスタートしたということです。
1、ミヤマトウキ (Angelica acutiloba):セリ科シシウド属の多年草でこんなに可憐な花を咲かせます。今回検討の対象になっているのはこのハーブの「葉」の部分です。
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いわゆるドン・クワイ:Dong quai (Angelica sinensis)とは厳密に言うと異なる植物です。このハーブの根はすでに医薬品のカテゴリーで、血液を固まりにくくするワーファリン(抗血液凝固薬)の有効成分として使われているほか、漢方処方では鎮静鎮痛薬として貧血、冷え症、月経不順などに用いられています。

2、ぼたんぼうふう (牡丹防風:Peucedanum japonicum):同じくセリ科かわらぼうふう属の多年草で、ミヤマトウキによく似たハーブです。
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最近、健康雑誌やTVで「長命草」とか「長生き草」として話題になったハーブです。長寿県沖縄の新たな産物「チョーミーグサ」としても話題になったのは記憶に新しいですね。今回検討の対象になっているのはこのハーブの「根」と「幹」の部分です。
根には鎮咳、鎮静、利尿、強壮の作用が、葉は食用として用いられ滋養強壮にも有効とされています。

3、フーディア(またはホーディア)ゴルドニー(Hoodia Gordonii):ガガイモ科のサボテンに似た多肉植物です。今回検討の対象になっているのはこのハーブの全体です。
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アフリカのブッシュマンが猟に出ると食事を取れない日が続く場合があるので、その前にこのハーブの果肉を食べて空腹感を抑えていたと言われていて、アメリカで食欲を抑えてダイエットができる素材として話題になり、日本でもダイエット商品として販売されています。食欲を抑える可能性があると言われている成分はP57というもので、世界最大の製薬メーカーであるファイザーがフーディアから抽出したこのP57を有効成分とする肥満改善薬の臨床実験に入っています。副作用については、もともとこのP57をフーディアから抽出したPhytopharm社のデータによると心臓の動悸が激しくなることがある以外にはこれといった副作用は確認されていないとされていますが、厚生労働省はフーディアについて使用に際しては十分注意、特に妊婦、心臓病を持つ人、授乳期の女性は注意することを喚起していますね。

4、キサス(またはシッサス)アクレアタングラ(Cissus quadrangularis):ブドウ科キサス属のハーブで、今回検討の対象になっているのはこのハーブの全体です。
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キサスは東南アジア・インドに生育するハーブで、アーユルベーダでも鎮痛作用、抗炎症作用のハーブとして使われてきましたが、この10年ほどでキサスの有効成分には骨の形成を促進および関節炎の抑制が医薬品以上に強いことが数々の研究によって報告されています。また、2006年5月にカメルーン大学の研究者によって、LDL-コレステロールと中性脂肪の抑制作用が報告されています。
by nutmed | 2008-07-23 11:45
今日は朝から気分がドンヨリしています。 かねてから歯槽膿漏で悩んでいた大臼歯(奥歯)を抜くことにしました。もうかなり症状が進んでいたので決断は即決だったのですが・・麻酔が切れるとさすがに痛みが・・ 

さて、気分を変えて今日は痛みのコントロールの最終回、ナットーキナーゼについてです。
私にとってナットーというと大学生の卒論で綿羊(コリデール)の餌に納豆菌を混ぜて羊毛のリンクルの数が増えるかどうかという実験を8か月かけてやったことですね。結果ですか? これが平均すると納豆菌を混ぜた餌を食べた羊の羊毛のリンクルが2巻きほど増えるんです。

ナットーキナーゼは納豆から抽出された、タンパク質分解酵素(proteolytic enzyme)です。タンパク質分解酵素には痛みを抑制する作用があるほか、抗炎症作用、じんましんなどを抑制する作用があることがわかっており、ナットーキナーゼにもこれらの作用が存在しています。

ナットーキナーゼが持つ鎮痛作用は他のたんぱく質分解酵素と同様炎症の治癒を促進する働きにありますが、ナットーキナーゼにはこのほか、線維溶解酵素としての働きによって、炎症部位にかかわるフィブリンなどの線維の分解作用による抗炎症と鎮痛作用が強いことにあります。

最近雑誌やTVでも「納豆はプリン体が多いので痛風の原因になるから・・」という報道をよく目にしますね。確かに納豆にはプリン体が含まれていて、納豆50gあたりに50mgほどのプリン体が含まれています。「飲みすぎると痛風になるよ!」と言われるビール大瓶1本に含まれるプリン体の平均がだいたい40mgですから納豆は比較的プリン体が多い食材ではあります。
どうも日本人は「これには〇〇が多いから食べすぎると・・」と単純に過剰反応してしまう方が多い(マスコミメディアもそういう報道のしかたをする傾向もありますが・・)ですが、一方でプリン体は人間の生命にかかわる重要な働きをしているDNAをつくるときには不可欠な物質でもあるわけです。また、プリン体が体内にたくさんあれば必ず尿酸値が高くなるわけではありません。
プリン体が尿酸に変化するときにはキサンチンオキシダーゼという酵素が作用します。
このキサンチンオキシダーゼは身近な食材では皆さんが毎朝飲んでいるかもしれない牛乳、もっと詳しく言えば「ホモ牛乳」というものに多く含まれています。
ホモミルクは、飲みやすくするための加工された牛乳で生乳に含まれている脂肪球に圧力をかけて、乳中の脂肪球を砕いて小さくした牛乳です。しかし、脂肪球を小さくしてしまうことによって脂肪球皮膜の中にあるキサンチンオキシダーゼという酵素が活性化し、活性酸素を発生させます。またプリン体を含んだ食材を食べた後、プリン体が分解される過程でキサンチンという物質を産み出しますが、このキサンチンはキサンチンオキシダーゼの作用によって尿酸を作り出します。ですから納豆とホモミルクの食べ合わせはあまりお勧めできません。

痛風のときに処方される薬の中にはキサンチンオキシダーゼの働きを阻害する成分が配合されているものがあるのはこのためです。

このキサンチンオキシダーゼの働きを抑制する物質は天然素材の中にもかなりあります。
たとえば、フラボノイドのケルセチン、消化酵素でパインアップルから抽出されたブロメライン、
ハーブのレモンバーム、スペアミント、ペパーミントなどもそうです。

本題から少し外れてしまいましたが、ナットーキナーゼを摂取しようと考えるのであればやはり精製されたサプリメントになったものがいいでしょうね。

さあ、5回にわたって特集してきました痛みのコントロールですが、いかがでしたか?
急性の痛みを止めたりコントロールする場合には確かに薬が必要な場面が多いと思います。慢性化した痛みについては、安直に薬のやっかになる前に、その痛みの原因である可能性のある炎症の背景をつきとめ、何らかの方法でその炎症を抑えてあげた上で痛みを自分の自然治癒力で改善してあげることも大切ですね。
by nutmed | 2008-07-22 13:59
19・20日の週末は、趣味のバイク仲間のおじさん達14人で、群馬県松井田にある「砦の湯」という日帰り温泉へ行ってきました。ここのオーナーのはからいで離れを借り切って1泊2日の温泉三昧!
100%かけ流しではありますが湯温はぬるめで、ゆっくりじっくり入って温泉を体の中からじっくり楽しめるのがいいです。湯舟も比較的浅いので本を持参すれば1時間はゆったりくつろげます。
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ご好意でいただいた地元で採れたニンジンは忘れかけていたニンジンの甘さを充分に感じました!きっとβ-カロテンも亜鉛もマンガンも沢山なんでしょうね!

ここは東京からもかなり近いし穴場的な温泉なので是非1度皆さん寄ってみてください。

■所在地 〒379-0211群馬県碓氷郡松井田町上増田2177 TEL 027-393-5418
■泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性温泉)
■営業時間 10月~3月:10:00~20:00、4月~9月:10:00~22:00(いずれも入館は閉館30分前まで)
■料金(三時間) 大人600円、小人300円
■設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、板張りの休憩室(大広間)、貸切 休憩室(和室)など
by nutmed | 2008-07-21 21:36
今東京近郊はバケツをひっくり返したような大雨です。明日からの3連休、全国的に快晴のようですので、ひょっとしたらこの連休中に気象庁から梅雨明け宣言がソーッと出てくるかもしれないですね。
この連休、私は群馬県倉渕にある知人の温泉旅館の離れを借りきってバイク仲間のオジサンたちと暑気払いに行ってきます。 すでに熱射病の報告が全国から届いていますので、連休中外出される方はくれぐれも水分の積極的な補給とビタミンC、マグネシウムの摂取を!

さて、今日は痛みのコントロールの3種類目ボズウェリア(Boswellia serrata)です。
ボズウェリアはインドのアーユルベーダのハーブ素材としてターメリック同様古くから使われてきたハーブです。非ステロイド抗炎症物質(NSAIDs :non-steroidal anti-inflammatory agents)としての有効性は非常に高いと言えます。
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ボズウェリアには強力な抗炎症と鎮痛作用があり、その成分はボズウェリアの樹皮から抽出されるボズウェラ酸という物質にあります。
ボズウェラ酸が炎症を抑え痛みを鎮める作用の背景には、炎症を引き起こす物質であるロイコトリエンとリポキシゲナーゼ(5-lipoxygenase:5LOX)を抑制することにあります。ボズウェリアがが最も有効な炎症はリウマチや胃腸の炎症をともなうクローン病、過敏性大腸炎、潰瘍性大腸炎などの慢性的な炎症です。
2003年6月にアメリカで発表された研究によると、30名のひざの激しい痛みをもった慢性関節炎患者にボズウェラを8週間投与したところ、28名の患者でひざのむくみと痛みが大幅に改善され、ひざの動きが楽になったと報告しています。この30名はこの実験の8週間は処方されていた抗炎症薬と鎮痛剤を全く服用せずに実験に参加しています。

ボズウェラは日本ではクルクミンに比べるとまだ認知度が低いハーブですが、その抗炎症作用はクルクミンと同等またはそれ以上とも言われています。クルクミンで炎症が抑えられなかった方にボズウェラが有効であったケースは少なくありません。

日本でもボズウェラの入手はできるようになりましたが、選択のポイントは有効成分であるボズウェラ酸がどのくらい含有しているかということで、目安は最低でも35%以上のボズウェラ酸を含有しているものでなければ効果は期待できにくいと思います。抗炎症効果が期待できる摂取量の目安は1日1200mgから1500mgで、この量を1日3回にわけて摂取するといいでしょう。
今までに報告されているボズウェラの副作用は稀ですが、下痢、頭痛などがある場合があります。
by nutmed | 2008-07-18 14:51
昨日は東京のこのあたりでも曇りではありましたが雨は降らなかったのに、埼玉南部では激しい雷雨だったようです。薬学部の病院研修で取手方面に行っている娘が激しい雷雨で悲惨な目にあったようです。

さて、今日は痛みのコントロール素材の3回目、2品目のクルクミンです。
言わずと知れたウコンの有効機能成分クルクミンです。英語ではカレーの素材であるTermeric,学名はCurcuma longaです。
ウコンは古くからインドを中心としたヒンズー諸国におけるアーユベーダ療法の中では最もポピュラーなハーブですが、その有効機能成分がクルクミンであることが解明されたのはそれほど昔ではありません。クルクミンには強力な抗炎症と抗酸化作用、鎮痛作用があります。
クルクミンは米国だけでなく欧州でも疾患の治療に処方されるメディシナルハーブ(医療用ハーブ)としてポピュラーなハーブで、かつて私が研修をしていたオレゴンの栄養療法クリニックの研修担当医師は、高尿酸血症、痛風、リュウマチの患者にクルクミンを頻繁に処方していました。クルクミンの持つ強力な抗炎症作用については豊富なエビデンスがあり、痛風やリュウマチに伴なう炎症を抑える作用は医薬品のフェニルブタゾンに匹敵する効果が臨床でも確認されており、実際私の研修担当医師から処方されたクルクミンによって、フェニルブタゾンやアスピリンに反応しなかった患者の炎症と炎症からくる痛みが1-2日で大幅に改善された症例は少なくありませんでした。私も栄養カウンセリングで痛風やリュウマチの痛みに悩む方にクルクミンを勧めていますが、早い方は4-5日、ほかの方はだいたい10日ほどで痛みがかなり改善されています。
また、クルクミンには胆汁の分泌を促進する働きがあるため、中性脂肪やコレステロールが高い方にはお勧めのハーブといえます。ただし、吸収の点でクルクミンはあまり吸収のいいハーブとは言えないため、パインアップルから抽出されたブロメライン酵素や黒コショウから抽出されたフラボノイドの1つであるピペリンを併せて飲んでもらうといいでしょう。
by nutmed | 2008-07-15 13:20
「暑いですね~」という言葉がピッタリの季節到来です。
原稿書き(締め切りに追われ・・)と講演会、出張が続きフラストレーションが溜まっていたところだったので週末の2日間はアウトドア一色でした。土曜日は蒸し暑さの中、久しぶりに自転車に乗って荒川河川敷を30kmほどゆっくり走って、日曜日には早朝5時に家を出て、オフロードバイクに跨り、奥秩父の林道から群馬北部の林道を全行程400km走ってきました。日曜日の午後には秩父の山も雷雨に見舞われ、数十メートル離れた杉の木に落ちた雷にも遭遇しました。

さて、今日は前回に続いて痛みのコントロール素材についてです。
痛みについては世界中の科学者が研究を続けていますが、最近の報告内容を見ると痛みはかなりコントロールできることがわかってきているそうです。それも合成された薬ではなくナチュラルな素材でです。
多くの研究者が痛みのコントロールでアプローチをしてきた物質で、その有効性が高いと考えられているのはアミノ酸のフェニルアラニン(DL-Phenylalanine)、ハーブで、日本ではウコンの構成成分としてとして有名なクルクミン(Curcuma Longa)、同じくハーブのボズウェリア(Boswellia serrata)、そして日本が世界に誇るプロテアーゼ酵素の1つであるナットウキナーゼ(nattokinase)です。
これらの物質が従来の痛み止成分と異なるのは、痛みをのものを止める作用ではなく、痛みの原因となる細胞の炎症、損傷を治し、痛みの発生源の問題を改善抑制することにあります。

さて、今日は1つ、「オピオイド(Opioid)」という専門用語を覚えてください。医療関係者以外でopioidの文字を見てopium(アヘン)を思い出した方はすばらしいです037.gif オピオイドは鎮痛薬の総称として使われている言葉です。脊髄や脳の中の痛みを伝える神経にはオピオイド受容体という組織があり、こ こに作用して痛みを止める薬の総称をオピオイドと言います。上記の4素材はまさに天然の鎮痛成分(Natural Opioid)ということができます。

フェニルアラニン
痛みのコントロール素材として最も注目されているアミノ酸は必須アミノ酸の1つフェニルアラニン(Phenylalanine)で、神経伝達物質であるノルアドレナリン(ノルエピネフリン)、アドレナリン(エピネフリン)、ドーパミンの前駆体であるチロシンというアミノ酸に変化をします。

フェニルアラニン、正確にはD-フェニルアラニン(D-Phenylalanine)には、痛みの発生にも関係するエンケファリンナーゼ(enkephalinase)という酵素をブロックする働きがあることが研究によって報告されています。エンケファリンナーゼは,、人間が作り出す鎮痛物質であるエンケフェファリン(enkephalins)を分解し、痛みを増長させてしまう可能性がありますが、D-フェニルアラニンは、このエンケファリナーゼを抑制する作用が平均で60%ほどあることが報告されています。鎮痛薬の中にはこのメカニズムを用いてD-フェニルアラニンを配合している薬もあります。
エンケファリンにおは中枢神経のバランスをとる作用があり、鎮痛作用のほかにうつ状態を安定させてくれる作用、多幸感 高揚感を生み出す作用があります。

フェニルアラニンには中性脂肪を分解させる作用があることが報告されていますが、食欲刺激を増す作用もありますので、単独での使用には注意が必要です。
by nutmed | 2008-07-14 18:57
オタクではないんですが、私はPDAやパソコン、GPSには非常に興味があって、新しい機種がでるとついつい興味がそそられてしまうんです・・今日も朝からテレビで皆さん見ていると思いますが、日本でもついにアップルのiphoneがソフトバンクから発売開始になりましたね。
昨年から私が使っている携帯兼用のPDAはNOKIAのE61という製品ですが、日本だけでなくほとんどの海外でも使用できるし、インターネットメール、ショートメール、インターネットのほかスケジュール管理やGPS機能もついているいわゆる「スマートフォン」というもので、さながら私設秘書を携帯しているような便利なものです。iphoneにも興味はあるんですが・・買いません、買わないぞ!、決して買うもんか!・・

さて、今日の話題は痛みをコントロールする素材についてです。
痛みと言えばほとんどの方が、目、肩、腰、手足、頭など毎日何らかの形で痛みを感じているのではないでしょうか。痛みは病気ではありませんが、その原因となる背景が必ずあるものです。
しかし、慢性または急性の違いはあるものの、痛みを引き起こすメカニズムは痛みの発生源とその痛みを受容する受容体のメカニズムになります。今日お話するのはこの中でも急性ではなく慢性的な痛みを改善そして痛みが来ないように予防する素材についてです。
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物理的な刺激のほか、炎症が引き金となって生成される化学物質によって痛みの刺激が脳に伝わり痛みを感じます。この化学物質にはプロスタグランジン、ブラジキニン、セロトニン、ヒスタミンなどがあります。痛み止めの薬の多くはこの化学物質の生成や流れを阻害するものですが、最近アメリカやカナダでこれらの鎮痛剤を多様することによって人間が自ら作り出す鎮痛物質の生産能力が低下するだけでなく、喜怒哀楽、五感の働きが低下する可能性が指摘されています。もともと痛みは物理的な刺激や炎症などによって発生するもので、いわば体内のメカニズムによって「今転んだときに右足のひざを打ったけど、あとで冷やしておいたほうがいいぞ!」とか「ここで炎症が起きてて、かなりひどいぞ!」なんていう具合に我々に注意を喚起しているアラートシグナルだと言ってもいいでしょう。
でも現代社会では、痛みは「存在悪」のごとく、すぐに痛み止めの厄介になって片付けてしまう傾向が強くなったのではないでしょうか・・
アメリカやカナダの研究によると、人間が作り出すことのできる痛みを緩和するホルモンの1つ「エンドルフィン」の生産能力も低下する可能性を指摘しています。
私がアメリカで栄養療法やハーブ療法を勉強しているときにドクターたちから教えられたことの中に、「急性の痛みは原因を探すことはもちろんのこと、早期に痛みを止める」「慢性の痛みは鎮痛剤を使うことで原因背景が隠れてしまい、根本的な改善が難しくなるため、まずは自ら作ることのできる鎮痛物質の生産を高め、同時に原因背景を探る」ことでした。
そう考えると、日本でも昔からおばあちゃんやおじいちゃんに教えられてきた民間療法の中には、鎮痛物質の生産を促進するための素材がたくさんありました。

さて、次回は鎮痛物質の生産促進素材についてです・・
by nutmed | 2008-07-11 13:50

栄養・健康・食に関する気ままな日記


by nutmed