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d0070361_692986.jpg 昨日は東電からの報告で、福島第一原発で従事していた職員1人が、急性白血病で亡くなっていたことが報道されました。何をされていた方なのかは分かりませんが、故人がどこまで正確な情報をもって従事していたのでしょうね。いずれにしてもご冥福をお祈りします。 昨日から、台風12号の影響によって南寄りの風が強くなりはじめ、今日から週末にかけて、放射性物質の飛散の影響は福島北部、山形、秋田、青森、岩手、宮城、北海道へ出ると思われますので注意してください。



さて、今日はカンジダ菌の影響の3回目です。
今日は最初に銅とカンジダ菌の関係について紹介します。銅にはバクテリアやカビ、真菌に対する抗菌作用があることを御存知でしょうか。キッチンの流しの三角コーナーに置いてある生ごみ入れや、排水溝のふた、靴の脱臭用中敷きなど、生活の中には銅の抗菌効果の恩恵が少なくありません。抗菌作用といえば最近では「銀(Ag)」が有名ですが、カビ(真菌類)の殺菌作用は銀よりも銅のほうが強いともいわれています。銅がカンジダ菌を殺菌する背景には、銅が好気性の状態を作り出す性質があります。
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体内の銅のバランス、特に亜鉛との相互バランスが崩れたり、銅が不足することによって、かなりの確率でカンジダ菌の増殖が起こることが報告されています。
2009年に栄養医学研究所で受託し、ドイツのミネラル分析センターで分析した爪による体内ミネラル検査から得られた結果は、興味あるものだったので紹介します。3800件の成人男女(19歳から67歳)から提出された爪分析から、銅の摂取不足または吸収障害および、銅の体外への排泄亢進のケースを抽出したところ、28%(1064例)が抽出されました。このうちの836名に、カンジダ菌自己判定検査(ヒアリングアンケートおよび、だ液簡易検査)を行ってもらった結果、カンジダ菌症の可能性が高いと考えられた人は652名(78%)に及びました。このうち、協力を得られた56名に、追加検査として血清のセルロプラスミン(銅と結合するたんぱく質)の検査を行ったところ、31名(55%)が基準値以下であることがわかりました。通常、体内で補酵素活性および殺菌作用を持つ銅は、たんぱく質と結合したセルロプラスミンの形で存在しており、たんぱく質と結合していないフリーの銅は毒性を持ちます。
セルロプラスミンが低くかった31名に、体調のヒアリングをしていくと、副腎が疲弊し、副腎機能が低下している可能性を示す人が多いことがわかりました。これは、セルロプラスミンがつくられるときには、副腎で生産分泌されるコルチゾールが必要になるためで、つまり高いストレスを受けたり、感染症で副腎の働きが低下している場合にはセルロプラスミンの生産も低下し、その結果としてカンジダ菌の増殖を招く可能性が非常に高くなると考えられます。
アトピー性皮膚炎などの治療で使われるステロイドは、副腎の働きを鈍くさせてしまうことから、セルロプラスミンの生産を低下させ、銅のバランスが崩れ、結果としてカンジダ菌の増殖を誘発することが報告されています。
最近、栄養医学研究所や、栄養カウンセリングを行っている神尾記念病院、青山外苑前クリニックに寄せられる相談の中で、長年アトピー性皮膚炎を治療中のクライアントさんの中に、明らかに銅の状態と、銅と亜鉛のバランスが崩れていると思われる方が少なくありません。特に、ステロイド剤を長期間ダラダラと継続している方はそのケースが多いと思います。可能な限り、このような方には、採血をしてセルロプラスミンの検査と、カンジダ菌の検査を行っていただくようにお願いをしています。

ちなみに、女性の中に、生理前になると膣カンジダ症を繰り返す女性が少なくありませんが、この背景にも銅がかかわっていて、女性ホルモンが作られる際に銅の需要が増加し、生理前になると必然的に血中の銅の量が減るためであると考えられます。
by nutmed | 2011-08-31 06:28

d0070361_1414681.jpg 週末は残暑の盛り返しがあり、以前よりは過ごしやすくなったものの、汗ばむ陽気でしたね。週末、私は仕事と私用を兼ねて埼玉県坂戸に行ってました。駅前に女子栄養大学のキャンパスが広がり、碁盤の目のように整然と区画された工業団地に、明治製菓、パイオニア、オムロンなど上場企業の工場が立ち並ぶ、関東では屈指の地盤の固い、地下水豊富な街です。高層ビルやマンションがほとんどないので、こんなにも空が高く広かったんだと感じさせる静かな町でした。



さて、今日は週末歳時記を挟んでカンジダ菌の影響の2回目です。
カンジダ菌による体内環境への影響には様々な症状として現れるものがあります。日本でも一般的にしられている症状意外にも以下のような症状があり、症状の背景にカンジダ菌があることが見落とされやすいことも事実です。
1、カンジダ菌を含むある種のイースト菌は腸の粘膜を溶かしてしまう酵素を作り出してしまうことがあり、LGS(Leaky gut syndrome)を誘発。
2、Th1とTh2のバランスが崩れるためアレルギー反応や細菌感染を容易に引き起こす免疫状態をつくる
3、乳酸菌、大腸菌など腸内細菌の性格を一変させてしまう。(事実この性質を利用して抗生物質の多くはカビからつくられている)
4、自助殺菌能力を抑制する酵素をつくりだす
5、酒石酸、アセチルアルデヒド、アラビノールという有害な物質をつくりだす。酒石酸には筋力を低下させる作用があることが報告されている。
6、CoQ10、アミノ酸のタウリンとアスパラギン酸の働きを低下させる


「真菌が作り出す毒」という意味のマイコトキシンには、300種類以上も存在します。小学校の理科の時間に習ったペニシリンも、マイコトキシンの1つで、人間にとってはありがたいマイコトキシンです。
一方、人間にとっては有害なマイコトキシンには、豆、ナッツ、米などに繁殖するカビが作る「アフラトキシン」があり、発ガン性があることが報告されています。カンジダ菌がマイコトキシンを作る理由は、マイコトキシンという強い毒素を自ら作り出すことによって、細菌、ウィルス、寄生虫、そして人間という、カンジダ菌にとっての外敵から自分を守るための術といってもいいでしょう。日本人は、欧米人に比べてカンジダ菌が作るマイコトキシンには弱いと言えるかもしれません。カンジダ菌が作り出すマイコトキシンは「アセトアルデヒド」という物質ですが、アセトアルデヒドはアルコールの代謝物質でこれを分解するためにはアセトアルデヒド分解酵素が必要になります。日本人は遺伝的にこのアセトアルデヒド分解酵素が少ない人種と言われています。つまり、乳酸菌などの善玉菌とカンジダ菌との繁殖バランスが崩れたり、糖分の過剰摂取、抗生物質の多用など、何かの理由でカンジダ菌の繁殖が旺盛になった場合には、カンジダ菌が作るマイコトキシンに含まれるアセトアルデヒドよって、アルコール中毒症にも似た多種多様な、通常の診察では診断ができ難い症状を表すことになります。 

カンジダ菌が作るマイコトキシンの影響は、最近日本でも話題に鳴り始めている糖化にも深くかかわっています。カンジダ菌は、糖分を餌にするだけでなく、糖分を原料に発酵を行い、アルコール(エタノール)を作ります。このエタノールの産物の一つがアセトアルデヒドですが、糖分とこのアルデヒドが結合することによって、糖化最終産物:AGEs(Advanced Glycation End Products)が作られます。このAGEsが細胞の働きに多大な影響を与え、糖尿病の合併症を悪化させたり、顔のシワができやすくなったりというような状態を作ります。
by nutmed | 2011-08-30 14:30

d0070361_12122963.jpg 8月最後の週末です。この2週間、間に夏休みもとり、今年の夏は落ちてきた感性、体力、そして溜ったストレスを蒸発させることをテーマに過ごして、数年間の課題だった眼瞼下垂のオペも終了して、視界も視野も格段に明るくなった(外見もいくらか若返ったと家族や周囲の方から評判ですが^^;;)ので、本来なら、この秋から来春に向けて、温めてきた企画構想を具現化させる時期なんですが・・。 どうも気後れしています。 その原因はやはり原発でした。

この手の話題は、多くの皆さんにとって目障りかもしれませんが、きょうはあえて投稿します。
日本中のマスメディアが、言葉遣いを知らないマルチタレントの引退報道で、久々の視聴率を稼いでいた8月23日。この先の日本の存続を決定づける可能性のある議員立法案が、衆議院を通過しました。「汚染がれき処理法案 」がそれです。この日の11日前の8月12日にはすでに「がれき処理法案」が成立してしまっていますが、この「汚染がれき処理法案」の最大のポイントは”廃棄埋立処理に関わる、放射性セシウムの暫定基準値が1キログラムあたり10万ベクレル(100 kBq/kg)まで緩和され、この範囲内であれば日本のいかなる自治体でも、焼却・埋立処理を可能とすることだ。10万ベクレルってイメージすることが難しいですが、この汚染がれき処理法案が成立する前の、現在の埋立可能基準数値が、1キログラムあたり8千ベクレル(8 kBq/kg)であることを考えると、この法案が成立することで今までの12.5倍もの放射性セシウムが含まれたがれきでも埋立が許可されることになります。
そして、国は、この汚染がれき法案成立を受け、福島、宮城、岩手、茨城、そして沖縄を除く全国の自治体のゴミ処理施設に、1キログラムあたり10万ベクレル(100kBq/kg)を上限とする放射性物質汚染がれきの受け入れを迫るものと考えられます。事実、8月8日号の週刊アエラで、汚染がれきを受け入れ可能と表明している全国の自治体市町村の具体的な名前が好評されている(ネットで「放射能汚染ガレキ受け入れ表明、全国自治体一覧」で検索すればリスト確認できます)もちろん、このリストの市町村名には、私と家族が住む町の名前が出ていました。住民である私も家族も一切知りませんでした。いくら放射性物質の知識がない私たち家族でも、放射性セシウムが生ごみとは違うということ、焼却しても放射性物質は残り、それは多少なりとも焼却煙として大気に放出されること、放射性物質が濃縮された焼却灰からも、セシウム137であれば50年近く放射性を放出し続けることぐらいは理解しています。昨晩はこの件で家族が珍しくミーティングをしました。少なくとも我家では汚染がれきの受け入れを頭ごなしに拒否すると言ってはいません。本来生ごみしか処理できない設備で、放射性物質の混じった汚染がれきを処理することには無理がないのか?。また、汚染がれきを処理するために、現在のゴミ処理場や埋立場にどのよな対策をすれば、2次汚染の被害がでないのか?。 除染はどのように行い、除染後の廃棄物をどのように処理するのか?。そして、最終汚染物質はどこに埋めるのか?。少なくともこの疑問を国民が分かる言葉で説明してからの話だという結論に至りました。 それにしてもなぜ8月23日にあのタレントの引退会見を唐突に持ってきたのだろう^^;;

さて、明日から8月最後の週末です。関東地方は週末崩れるようですが、晴れ間のある地域では熱中症に引き続き注意してくださいね。 この週末は1カ月送れんの隅田川大花火大会があります。今年は見物にいけるかなー。
それでは皆さん良い週末を!
by nutmed | 2011-08-26 14:22

d0070361_13353838.jpg 昨日今日と日本のマスメディアはタレントの引退報道で大騒ぎです。その一方で、福島第一原発事故の影響被害は確実に拡大し続けており、福島県内のセシウムの被ばくが確認された子供の数は45%を超えたそうです。 収穫の秋に向け、牛肉、豚肉だけでなく、国内産新米、そば、小麦など、食材の放射性物質汚染の影響が、どの程度予想されるのかについては、厳密にまともな情報が不足していることは間違いないでしょう。「そんなことを考えるときりがないし、ストレスがたまるだけだから・・」という声も聞こえてきそうですが、確かに考えればストレスがたまりますね。最近の私は、栄養医学研究所、神尾記念病院と青山外苑前クリニックでの栄養カウンセリングの中で、体内被曝を水際で食い止めることは勿論ですが、まずは入ってきている可能性が考えられる有害な放射性物質をこれ以上吸収させないようにすることと、多少なりとも積極的に排泄をさせることを考えた、アクティブディフェンス(5月にブログで10回にわたって特集テーマで紹介)を実践することだとアドバイスをしています。

さて、毎年季節的に、晩夏から初秋にかけて増加傾向が見られる、カンジダ菌症について、今年も数回にわたって紹介します。
最近、私が栄養カウンセリング外来に出ている病院に来た女性の中に、カンジダ菌症の可能性が考えられるクライアントがいました。念のためにということもあり、便培養検査と血中D-アラビノトール(カンジダ菌が作る糖質アルコール)の検査を女性が通っている婦人科の主治医にお願いしていただいたところ、翌日にその主治医から「常在菌のカンジダ菌を検査する必要性を感じないが・・」と電話をもらいました。確かに、カンジダ菌は常在菌として、口腔内から肛門にいたる広範囲に繁殖する真菌の1つですが、常在菌だからといって体内環境に影響がないわけではありません。最近では、カンジダ菌の口腔内繁殖の影響について、歯科医からの注意喚起が行われるようにもなりました。カンジダ菌の増殖による体内環境への影響として注意するべきは「「マイコトキシン(mycotoxin)」と「Dysbiosis(ディスバイオシス)」だと思います。

以下にあげた症状の背景とカンジダ菌の繁殖にはかかわりがあることが報告されています。
慢性疲労・うつ症状・不安感・倦怠感・無気力・頭痛・アレルギー症状・ニキビ、吹き出物・LGS・気道感染症・耳鼻感染症・低血糖・嘔吐感・筋肉痛・二日酔い様症状・下痢
・便秘・腹部鼓張(食後3-4時間後)・ガス・臭気過敏・記憶力低下・集中力低下
・不妊・関節痛・多動・注意欠陥・過敏性大腸炎・潰瘍性大腸炎・胸やけ・逆流性食道炎
・慢性栄養吸収障害・肝機能障害・セリアック症(グルテン不耐性による吸収不良)


カンジダ菌の繁殖を助長する要因

・腸内細菌環境や免疫力の強弱(乳酸菌の繁殖低下)
・栄養代謝速度が遅い
・胃酸分泌量が低い
・胃酸pHがアルカリ性傾向
・十二指腸内のアルカリ度が強い
・銅の体内蓄積量
・副腎機能の低下
・高炭水化物(糖分)の過剰摂取
・抗生物質の長期服用
・制酸剤の長期服用
・避妊用ピルの長期服用
・ステロイドホルモンの長期使用

by nutmed | 2011-08-25 14:08

d0070361_11553042.jpg 今日は初めに以前のブログの言葉の間違いについて、訂正とお詫びを^^;; 昨晩、CNNのニュースを見ていて、恥ずかしながら気がつきました。以前、放射性物質の体内への影響から、身を守るための方法を紹介した際に、「パッシブディフェンス(能動的な防衛)」と何回も表記してしまっていますが、英語と日本語が全く逆のことを書いていたことに気がつきました。正しくは「アクティブディフェンス(能動的予防)」です。失礼いたしましたm(_ _)m

私自身はこのブログでも紹介したように、40年以上親しんできた新聞という媒体を一切購読することをやめ、ほぼ全ての情報を自らの体と、信頼信用のできるニュースソースをセレクトして、自分が欲しい、また必要な情報だけにアクセスすることをしてきました。これは私と家族にとっての「アクティブディフェンス」の1つでもあります。 皆さんの場合、情報を得る動機は何ですか? テレビやラジオから垂れ流されている情報、新聞や雑誌の誌面からあたかも生々しく伝えられる情報。情報を得ようとしている我々自身が、受動的に情報を刷り込みされている状態であることを強く感じています。本人が能動的に選択して得た情報が全て正しいとは決して言いませんが、少なくともプロローグとエピローグが想定されたシナリオの情報を、受動的に刷り込まれるよりは、はるかに能動的な予防ができますね。 3月11日以降、今に至るまで、ある意味では、まさにシナリオ通りに国民感情と国民の興味が展開しているようで、恐怖すら感じます。


最近スパムメールがやけに多くなりました。決してWindows7の影響ではないと思いますが、先週は時間があったので、ネット検索してスパム、迷惑メールの対策を調べていたら、OutLook利用者でスパムが多くなったら一度「迷惑メールオプション」設定を確認して、「宛先セーフリスト」に自分のメルアドが設定されていたら削除してみるといいということがわかりました。「宛先セーフリスト」には、通常自分のアドレスが入り、ここに設定された宛先への受信は、迷惑メールとして振り分けられないことになっています。つまり、いくら「受信拒否リスト」にスパムメールのアドレスやドメインを登録しても、そのスパムメールが「宛先セーフリスト」に登録されている自分のメールアドレス宛てに送信されていれば、いつまでもスパムメールが受信されてしまうということです。「宛先セーフリスト」から自分のアドレスを削除した後には、outlookの場合、受信フォルダの「迷惑メール」フォルダに振り分けられたメールを確認して、今後受信しないといけない相手のアドレスまたはドメインを、「差出人セーフリスト」に追加してやれば次回からは迷惑メールとして認識されなくなります。スパムメールはある意味でイタチごっこと同じなので、いずれこのあたりの仕組みをかいくぐる兵がでてくるのでしょうが。
快適にITの恩恵を受けることも、システムやパソコン、メーラーの機能を知り、能動的に必要な情報にアクセスして、対策を講じることがアクティブディフェンスになり、大事なことなんだなと思いました。

こうして考えてみると、自分の体内環境を最適に維持コントロールするために必要な、ビタミンミネラルをはじめとする栄養素の摂取についても、自分の体のことを知り、今ある症状のことを知り、環境と背景を分析し、栄養素のことを知り対応することが、アクティブディフェンスになるわけです。
by nutmed | 2011-08-23 13:30

 d0070361_13221787.jpg10日ぶりの投稿になりますね。先週の猛暑とはうってかわり、先週土曜と昨日の日曜日は小雨の降る肌寒い日でした。今日の東京も少し肌寒い朝を迎えましたが、午後に入ってから気温は少し上昇し、蒸すようになってきました。明日からまた残暑のようですから、体調の調整が大変です。

さて、先々週に告知しましたように、すっかり重くなってきた瞼の眼瞼下垂を改善するための手術を、先週金曜日に行ってきました。栄養カウンセリングを行っていて、もう5年のお付き合いになる、青山外苑前クリニックの野村先生にお任せして手術をしてもらいました。両方の瞼の手術は2時間弱で終了しました。痛そうだなと思っていた麻酔の針も、野村先生が上手なので想像していたよりも痛みを感じませんでした。
術後2-3日目が瞼の腫れのピークと聞いていた通り、昨日の朝から夕方までの腫れはかなりのものでしたが、痛みは一切なくきになるほどではありませんでしたね。 この2日間の写真をお見せできないのが残念ですが(笑)

自分で言うのもなんですが、昔から二重瞼がはっきりしていて、目の黒目もはっきりと三白眼だったので、この数年瞼が重くかぶさってきていた顔の表情は、いつもトロんとした眠気眼だったことと、何よりも車とバイクを運転していて、トンネルに入った時と夜間の運転では、随分と暗さを感じていました。
まだ術後の腫れが完全にひいているわけではありませんが、真っ先に感じたのは明暗の差でしたね。
今まで暗いなと感じていた夜間の、それも節電で街灯が消えている道路でも、今までよりも明らかに暗さを感じることがなくなりました。これはバイクを運転する時にはありがたく、心強いかぎりです。

今週中には瞼の腫れと赤身もほくそうですが、完全になじむまでにはしばらく時間がかかるとのこと。少なくとも今週いっぱいはあまり目の負担になるようなパソコンや読書は控えることにしないといけないようです。
そんなことで、今週は時間を見てブログ更新させてもらいますので、あしからず。 
by nutmed | 2011-08-22 13:18

第T96回 週末歳時記

d0070361_1053685.jpg 今日も東京は昼過ぎに「予定通り」35℃を超えました*~*;; 立秋を過ぎてからのこの暑さは閉口しますね・・
昨日今日から本格的なお盆休み、夏季休暇の企業も多いようです。道路もいつになく空いていますし、ここ新富町でも、いつものランチ難民の行列がありません。
放射性物質に関して気になるニュースが1つ入ってきました。東京をはじめとする、首都圏自治体の下水道局が公表している放射性物質の数値よりも、はるかに高濃度の放射性物質が、各自治体の下水処理施設の汚泥スラッジに存在している可能性が高いということです。 当然と言えば当然のことで、雨や生活下水が集中する下水処理施設ですから、雨と一緒にセシウム、ストロンチウムなどの放射性物質が濃縮され集積されていることがうかがい知れます。 もちろん各自治体では、細心も注意を払って焼却処理をしているようですが、専門家の見解では、場合によっては、下水汚泥の処理場に集積される汚泥全体の放射線量は、福島第一原発から漏れ出した放射線量の最大数値を軽く超える量である可能性が非常に高いそうです。
多くの国民の耳目が、福島第一原発から漏れ出した放射性物質に向かってきた中、200kmこちらの首都圏の足元にも、危険な放射性物質が忍び寄っているだけでなく、蓄積しはじめていることになります。


栄養医学研究所も来週月曜日から1週間夏季休暇にはいります。なので、来週は神尾記念病院および青山外苑前クリニックの栄養カウンセリング外来もありません。
ここ5年間は、この時期になると、バイク乗り仲間のおじ様達と東北6県を、4泊で走り回ってきましたが、今年は311があったことから、道路事情、復興事業の問題もあり断念しました。
私的には、それ以外にも目の手術のスケジュールがようやく決まり、来週中旬にオペをすることになりました。
目と言っても眼球ではなく瞼でして、この2年ほど前からかなり重くなってきた瞼の垂れさがりで「眼瞼下垂」ってやつですね^^;;、 読書だけでなく、車やバイクの運転にも明暗感度の支障がではじめたため、意を決してこの夏休み中にやろうと言うことになりました。元々、私の目はくりっとし、ハッキリした三白眼の持ち主だったのですが、50余年間も重力に逆らって瞼の開け閉めをしてきたので、上瞼が徐々に垂れさがり視界を妨げるようになってきたんですね。1週間後に抜糸をしてから、腫れが引いて落ち着くまで2-3週間かかるそうなので、しばらくの間は、少し濃い目の色つきレンズの眼鏡をかけ外出したり、講演会をしたりすることになりますので、しばらくはご容赦ください。

明日から週末、そしてお盆です。立秋を過ぎてもしばらくこの暑さは続くようなので、熱中症には十分注意してくださいね。
それでは皆さん、よい週末を!
by nutmed | 2011-08-12 15:50

d0070361_12402367.jpg どこのメディアでもコメントしつくされていますが、立秋を過ぎてからの猛暑はいただけませんね。この蒸し暑さは、寝苦しさからの不眠、食欲不振だけでなく、朝からこの陽気だと仕事のやる気を削ぎ、集中力を抹殺するので、生物にとっては過酷な環境ですね。栄養医学研究所では、人の出入りがない日には、社員はショートパンツとTシャツをOKにしている今シーズンです。




さて、今日は中1日置いて、再びリポ酸についてでです。今回は肥満改善についてです。
前回、リポ酸にはインスリンの感受性を向上し、糖分の代謝を高める作用があることを紹介しましたね。
今日紹介するのは、リポ酸が持つ食欲を抑えて脂肪の蓄積を防ぐ作用についてです。 この作用は2009年にスペインのNavarra大学の研究チームがラットを使った実験によル「結果を発表されたもので、リポ酸は脳内に存在する食欲のコントロールに関わる神経に働き、食欲を抑制するだけでなく、脂肪の蓄積もコントロールする可能性を報告しています。d0070361_1473295.jpgつまり、リポ酸には食欲をコントロールして抑える作用が期待できるということです。
また、2010年7月、お隣中国北京にある中国農業大学の研究チームによって、リポ酸には余剰な脂肪の燃焼を促進する作用とともに、そこから得られるカロリーの燃焼を刺激する作用があることがラットの実験によって確認されています。
かつてリポ酸が日本で話題になった時に、リポ酸は糖の代謝を促進するので、血糖の高い人には有効な機能成分と持て囃されましたが、この背景にあるのは、リポ酸がインスリンの抵抗性を抑制し、インスリンの感受性を高める作用があり、少ないインスリンでも血液中を流れる糖分の細胞への取り込を促進させるという作用があるためです。これは血糖値が高いひとだけでなく、肥満、肥満気味の人に対しても同じ効果によって、肥満の改善を予防改善することが期待できるわけです。 
肥満の人では、コレステロールや中性脂肪が高くなることで、肝臓の周囲に脂の層や膜ができる、いわゆる脂肪肝になり、肝炎のリスクをかかえている人が圧倒的に多いと言えるでしょう。アルコールや薬剤、ウィルスによる肝炎ではないので、一般的には非アルコール性脂肪肝(NAFLD: non-alcoholic fatty liver disease)と呼ばれています。リポ酸には、このNAFLDの原因にもなる、肝臓における脂肪の蓄積を抑える働きが確認されています。
アメリカでは、2009年からの2年半の間に、肥満の男女を対象にして、リポ酸を使った減量と脂肪肝の改善の臨床実験がいくつか行われていますが、いずれの報告をみても、向精神薬などを使って食欲をコントロールする薬物療法に近い効果を上げているだけでなく、最大のメリットは副作用が伴わないことです。
by nutmed | 2011-08-11 14:36

d0070361_629041.jpg 今日は、リポ酸のテーマの予定でしたが、来月9月10日に行われる、私の今年3回目のセミナーまで1カ月となりましたので、お知らせを再度させていただきます。







今年の3回目のセミナーを9月10日に開催することを決定しましたので、お知らせいたします。今回は以前からブログでも取り上げてきている「糖化について」をテーマとしてお話します。
会場の手配の都合上、先着80名とさせていただきます。8月8日現在で、50人の参加申し込みをいただいております。まだ席に余裕がはありますので、参加ご希望の方はお早めに申し込みください。

日時:平成23年9月10日(土) 午後1時30分から午後3時30分
   開場は午後1時00分となります。
テーマ:「糖化について」
参加費:1,000円(当日受付でお支払いください)
会場:日本印刷会館 2階会議室
住所:東京都中央区新富1-16-8(地図参照)

申し込み方法
参加ご希望の方は、メールの件名に「セミナー参加申し込み」とし、以下の内容を記入の上、以下のメールアドレスまで送信ください。折り返し事務局より返信メールで連絡さしあげます。

住所:
名前:
連絡先メールアドレス:

なお、誠に申し訳ありませんが、お1人1回の申し込みとさせていただきます。1回のメール申し込みで複数人同時の申し込みは可能です。
送信先:nutmed1@gmail.com


先着80人となりますので、80人の定員になり次第締め切りとさせていただきますので、ご容赦ください。また、当日はセミナーの録音、録画、写真撮影はお断りいたします。
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by nutmed | 2011-08-10 06:35

d0070361_958830.jpg 昨日の夕方、メールのフォルダの件名に「訃報」という文字が挙がっていたので、気持ちがザワザワしつつ開封すると、大学時代に仲の良かった同じ歳の友が、末期の結腸癌で昨日未明に逝去したとの連絡でした。調度1年前の同窓会で元気な姿を見ていただけに、信じられないという気持と、残されたご家族の悲しみを察すると、まだまだこれからの人生だったはずなので、非常に残念です。 この10年、毎年9月には人間ドッグに入っていますが、今年は念入りに診てもらうことにします。皆さんも、改めて、日常の体内環境管理と「早期発見」を肝に銘じてください。


さて、今日はリポ酸の2回目,今回のテーマは、リポ酸がどのように細胞の老化を改善するかについてです。
ちょうど、9月10日に私の今年3回目の公開セミナーで取り上げるテーマが「糖化」ですが、細胞の老化にダイレクトに関係しているこの糖化の改善にもリポ酸は不可欠な素材と言えます。
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リポ酸は、ミトコンドリアがエネルギーを生産する際の酵素反応を促進するための、補酵素として働き、エネルギーの生産効率をあげる作用も持っています。このエネルギーは、60兆個の細胞が、正しく働き機能するためには不可欠であると同時に、細胞の衰え、老化にも直接的に関わります。 リポ酸が細胞への酸化ダメージを抑えることによって、ミトコンドリアのダメージを軽減し、ミトコンドリアのライフサイクルが低下すること改善予防してくれます。2010年9月、カリフォルニア州オークランド小児病院の研究チームが、ラットを使った実験で、リポ酸とL-カルニチンを投与することで、代謝が最適化し、DNAの損傷を予防することを報告しています。彼らは同時に、ミトコンドリアの老化ダメージを抑えることを確認しています。
2008年6月に、オレゴン州ポートランドの退役軍人メディカルセンターの研究チームが、リポ酸がグルコース代謝を促進するとともに、インスリンに対する感受性を向上させる作用があり、結果として血糖値を下げる効果があることを報告しています。
この発見は、リポ酸が、たんぱく質と糖が結合する糖化によって生じる、最終糖化産物(AGEs:Advanced Glycation End products)を抑制する効果があることを確認したことにもなります。つまり、インスリンの感受性が向上して、糖分の代謝が高くなれば、不用意に糖化反応が起きず、AGEsの生産が抑制されるということです。

糖化の最終産物であるAGEsは、心臓循環器の機能障害、記憶力・集中力の低下、眼病、および細胞のがん化という慢性化することによる症状のほか、炎症や痛みの発生にも間接的に関わる機能成分でもあります。

こうしてリポ酸の作用効果をみると、老化(糖化)抑制には欠かすことのできない素材であることが、改めて確認できたかと思います。
by nutmed | 2011-08-09 13:25