今週土日に栄養医学研究所の川越オフィスへの引っ越しが本格化するため、金曜日の今日は朝から荷物のパッキングで大忙しです。 来週の週末はもう川越オフィスの人になっているので、来週末は川越散策レポートでもしようかと思います。

さて、今日は消化酵素不足の3回目、リパーゼ不足の兆候です。
リパーゼは、脂肪と脂溶性ビタミンを消化するために必要な消化酵素です。リパーゼが不足している人は、コレステロール、中性脂肪が高くなる傾向が見られます。また、脂肪蓄積による体重増加につながるとともに、尿中の糖排泄量が増え、糖尿病のリスクが高くなることと、心臓病のリスクが高くなる可能性が少なくありません。
リパーゼが不足すると現れる症状には、カルシウム、マグネシウムなど塩化物ミネラルの不足によって起きる筋肉の痙攣、それが原因となり、大腸の筋肉の痙攣によって発生する便秘、下痢があげられます。そのほか、細胞組織が必要とする脂肪と必須脂肪酸が不足すると現れる以下のような症状に起因します。
・乾燥肌、炎症、痛み、メニュエル病、しみ、シワ、セリアック様症状、グルテン不耐性、じんましん、ニキビ、乾癬、傷の治りが遅い、慢性疲労、ドライアイ

・筋肉のけいれんはリパーゼ不足の可能性もある

リパーゼは消化酵素として働く場合に、補酵素としての塩化物ミネラルを必要とするため、リパーゼが不足傾向にあって、リパーゼ不足の症状が現れている人の中には、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどの電解質が不足している背景が少なくありません。
・リパーゼ不足は胃酸不足の背景もある
リパーゼは消化酵素として働く場合に、補酵素としての塩化物ミネラルを必要とするため、塩化物としての塩酸が主要成分である胃酸が不足し、食物の消化分解に影響を及ぼすことは少なくありません。

・リパーゼの活性はアルカリ性で高くなる

リパーゼが最も酵素活性がたかくなる環境はpH6.5-11のアルカリ性環境であることから、リパーゼ不足の傾向にある人では、サプリメントなどで消化分解のサポートをする場合に注意しなければならないことは、食中および食後2-3時間の胃の中が今強酸性になっている環境ではリパーゼの働きが悪くなる可能性が高いので、このタイミングを外すこと。また耐酸性加工をされた酵素サプリメントを選択するべきです。

・リパーゼを含んだ食材
リパーゼ様酵素成分を含んだ食材はいくつか存在しますが、お勧めはアボカド、フラックスシード、大豆、ココナッツです。ただし、食物アレルギーの有無を確認して使うようにしてください。
by nutmed | 2012-01-27 15:55

今日は神尾記念で栄養カウンセリングです。ここ半年ほどでクライアントさんの持つ症状の中で気になっているのは、ストレス過多による体内環境への影響です。この背景には、昨年311の東北しんさいと原発事故が大きな原因として居座っているものと考えています。ここへきて、先週、東大の地震研究所が、今後4年以内にマグニチュードM7以上の直下型地震が関東を襲う悪立が70%と言う発表が報道されて、首都圏に在住、就労する人達の緊迫感と緊張がにわかに高まり、ストレスレベルも高くなっていることが考えられます。今後の事を考えると、水、電池、食料の備蓄と防災準備が必要なことはもちろんですが、私のたちばで考えるのは、311の経験を踏まえ、否応なしに遭遇することが予想されるストレスのコントロールができるようにすることと同時に、ストレス耐性を向上させる準備を今から同時に行うべきということです。この件にちては近々に別途テーマとして扱う予定でいます。

さて、今日は消化酵素の2回目、アミラーゼ不足の兆候についてです。
アミラーゼは食べた食材のデンプン質を分解する酵素で、膵臓と口の奥の顎の後ろにある唾液腺から分泌される酵素です。膵臓で作られるる膵分泌型アミラーゼが全体の70%で唾液腺で作られる唾液腺型アミラーゼが30%になります。アミラーゼには多くの種類がありますが、基本的には、デンプン質を分解し、グルコースや麦芽糖、デキストリンなどの単糖類に変換して消化する作用があります。
アミラーゼが不足する原因にはいくつかの理由背景がありますが、現代人の食生活を考えた場合、その背景の多くは、アミラーゼを必要とする糖分食材や炭水化物の過剰摂取によるアミラーゼの不足、つまり、需要と供給のアンバランスがあると考えられます。また、ストレスの影響や血糖コントロール不良によって、膵臓やふくじんの負担ダメージが高いこともその理由の1つでしょう。
・脂肪の分解が苦手な人にアミラーゼ不足がいる
遺伝的な原因を含めて、脂質を分解する酵素のリパーゼが不足している人や、減量のためのダイエットで脂肪分を摂らない人の中には、脂肪の不足を補うために糖分の多い食材や炭水化物をむさぼり食べる人が想像以上に多いと言えます。こにような人の食事は炭水化物に過剰になると、アミラーゼの生産がオーバーワーク気味となり、不足を招くことで、様々な症状を起こすろ考えられます。
・化膿性炎症が治りにくい人はアミラーゼ不足の可能性あり
アミラーゼはデンプン質を分解消化するだけでなく、細菌やウィルスと戦ってくれた白血球の残骸である膿の分解も担っています。したがってアミラーゼが不足傾向にある時には、傷や炎症部分に出る膿の塊(膿瘍)が治り難く2次的な炎症を憎悪させる可能があります。歯槽膿漏などで歯痛を持っていて、抗生物質で治療を受けているが炎症と痛みが中々取れない場合には、アミラーゼ不足を疑って見てもいいかもしれません。
・アミラーゼ不足人は炎症が収まり難い
アミラーゼは、細菌感染や花粉症などのアレルギー症状にともなう炎症が起きる時に、血管を拡張させたり、熱を発せさせる、肥満細胞などから放出されるヒスタミン(化学伝達物質)によく似た作用を持っていて、体ぜんたいの炎症反応に関わっている酵素でもあります。したがって、アミラーゼ不足傾向にある人では炎症を抑える力が弱く、例えば、花粉症やアトピー性皮膚炎、じんましん、乾癬、ニキビなどの症状が出やすい人では、アミラーゼの不足を疑って見てもいいかもしれません。
・アミラーゼの働きにはリンが不可欠
デンプン質の消化には、ミネラルのリンが不可欠です。極度に精製漂白された砂糖やフルーツや野菜の果糖などの炭水化物の過剰な摂取によって、尿にリンの排泄が進み、結果としてアミラーゼが上手に作用しなくなることは少なくありません。
リンの不足のよって現れる症状には、血液の粘土増加、手指のこわばり、特に午前中、胃炎、関節のこわばりがあります。リンは日本人の食生活では不足することは稀なミネラルと考えられていますが、果糖のシロップのような甘味料が幅を効かせるようになった現代人の食生活環境を考えると、想像以上にリンの排泄は進んでいるのかもしれません。
by nutmed | 2012-01-25 16:58

今朝は私のブログを購読していただいている、アメリカジョージア州在住の日本人の女性からメールを頂戴し、ネットの環境さえあれば、世界中で繋がりあえることを今更ながらに実感するとともに、海の向こうにも私のブログのファンがいらっしゃることに、少し嬉しくなりました。

さて、今日は予告したように、酵素繋がりで、数回に分けて消化酵素の不足がどのような体内環境の変化に影響を与えるのかについて紹介したいと思います。1回目はたんぱく質分解酵素のプロテアーゼです。
消化酵素については2009年の7月のブログで紹介しているので、概論として確認してみてください。
プロテアーゼはタンパク質を消化するための消化酵素で、膵臓で作られるトリプシンとキモトリプシン(trypsin and chymotrypsin)です。プロテアーゼが不足欠乏すると血液がアルカリ性に傾きます。たんぱく質がプロテアーゼによって分解されると酸性状態をつくりだしますが、プロテアーゼが不足することで酸性状態が作られなくなることで血液がアルカリ性傾向になるためです。例えば、動物性のたんぱく質を食べない厳格なベジタリアンの人では、プロテアーゼ生産量が低下し、不足するために一般の人に比べて血液がアルカリ性に傾く状態があるため、不安恐怖症状のような精神的な症状をもつことが少なくありません。

・骨とメンタルの症状が出やすいプロテアーゼ不足

タンパク質は、カルシウムと結合して血液中を流れ、細胞にカルシウムを運ぶために必要になります。したがって、プロテアーゼ不足によって、たんぱく質が十分に吸収されない場合には、骨そしょう症や関節炎など、カルシウムが不足することによる疾患や症状の基礎を作ってしまうことになります。この背景には2つの理由がありますが、1つはカルシウムを運搬するたんぱく質の不足、2つ目は骨や歯のほかカルシウムを必要とする細胞組織にカルシウムを供給するために、骨や筋肉などからカルシウムを引き出し体内環境の恒常性(ホメオスタシス)を保とうとするためです。プロテアーゼが不足傾向にある人で、カルシウムなどが配合された制酸剤などの胃薬を常用する人の場合、強いアルカリ性のミネラルの1つでもあるカルシウムの血液濃度が高くなるため、不安恐怖症状が顕著に現れることがあります。血液中が過剰にアルカリ性に傾いている人では、変形性関節症、骨粗しょう症、痛風性関節炎などのカルシウム代謝の問題に起因する症状が出やすいといえると思います。

・プロテアーゼ不足が低血糖の引き金になる可能性

プロテアーゼによって消化されたタンパク質の46%が、体内環境の要求に応じてグルコースに変換されるため、プロテアーゼ不足による不十分なたんぱく質の供給は、低血糖症状の引き金になる可能性があります。特に、自分の代謝タイプを把握せず、またたんぱく質を分解するプロテアーゼの不足の状態を把握せずに、減量のためのダイエット食事メニューを続けることは、低血糖症状につながる可能性があります。
・小児の中耳炎はプロテアーゼ不足の可能性もある
タンパク質の消化不良によって起きる症状の中で多いのは、小児の耳の感染症、特に中耳炎かもしれません。これは、プロテアーゼとカルシウム不足によって、中耳に溜った水の排泄能力が低下することと考えられています。小児の中耳炎の症状改善と予防にはプロテアーゼの補充は有効で、1日3回食後の空腹時にプロテアーゼを飲ませることで症状の改善には有効です。同じようなメカニズムで、生理前症候群(PMS)をもった女性における足首や手足の水分による浮腫みの症状改善にも、プロテアーゼを飲むことで症状の改善に役立つと思います。

・プロテアーゼは血液のクリーニング屋さん

プロテアーゼは、細菌やウィルスの死骸や残骸、また、アレルギーの原因になる抗原と体がつくる抗体や補体が大きな塊になり、リウマチなどのような膠原病の原因にもなる免疫複合体http://nutmed.exblog.jp/10802531/を分解する能力を持っているため、プロテアーゼは、血液中の不要なゴミを消化分解する血液のクリーニング屋さんと言えるかもしれません。感染症にかかりやすい人や、アレルギー性皮膚炎、免疫複合体が血液中に形成されやすい人の場合、プロテアーゼの不足が原因になっている可能性も考えられます。
by nutmed | 2012-01-24 16:42

本日1月23日は旧暦の正月。台湾、中国、シンガポールなどでは今日が新しい年の元日で、昨夜の午前0時とともに、横浜や神戸の中華街でもけたたましく爆竹が鳴り、この休みを利用して大挙する中国人観光客目当てに、秋葉原や銀座は観光バスの渋滞です。
私は昨日の日曜日、この2月から栄養医学研究所のオフィスが移転する川越の隣、坂戸にある台湾道教の寺「聖天宮」に参拝に行ってきました。
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まるで台湾に旅行に来たような錯覚に陥るほど立派で絢爛豪華な道教の寺は、国内では最大の寺だそうです。ここの装飾品はあちこちに龍が彫られており、今年の干支が龍ということもあって、祈願をしてきました。
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ここの龍は全てが5本の爪をもっています。通常は3本爪の龍だそうで、建立した僧侶の位が高いので5本爪の龍を装飾することが許されているそうです。また、それだけぱわーの強い龍だそうで、最近話題のパワースポット名所にも名を連ねているそうです。
今年はオフィスの移転あり、新しいサプリメントの企画も目白押しなので、5本爪の昇り竜のごとく、運気上昇のパワーをしっかりいただいてきました!
川越方面におでかけの際には観光ついでに聖天宮、寄ってみてはいかがでしょうか。

次回からは消化酵素の不足兆候についてです。
by nutmed | 2012-01-23 17:55

今朝の関東は雪交じりの寒いスタートになりました。ここ東京は新富町でも大粒の雪が降っていましたが、午後になって雨になってきたようですが、依然寒さは変わりません。おなじみのスイス気象協会のサイトを見ると、寒波の流れと同調するように、低いところを流れる風に乗って放射性物質が関東一帯に流れているようですのでご注意ください。

さて、今日はボディタイプの最終回、Cタイプについてです。
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このタイプの人は、痩せ型で筋肉がつきにくいタイプで、実際の年齢よりも若く見える、比較的虚弱体形の人が統計的に見ると多い。炭水化物、脂質、たんぱく質を分解する消化酵素のほとんどが不足傾向にあり、加えて乳糖を分解する消化酵素のラクターゼ不足の傾向も同時に持つ。栄養素全般にわたって分解酵素が不足傾向にあるため、栄養素全般に吸収と代謝不足が見られることから、全身のホルモンをコントロールする司令塔であり中枢部でもある、脳下垂体の働きに影響が出やすく、脳を中心として全身の体調や精神的な感情にも影響が現れやすい。細胞の働き、特に脳と筋肉の働きに必要な糖分をはじめとして、エネルギー生産に必須の栄養素が十分に吸収できない慢性的な栄養吸収不足の状態にあることが考えられ、甲状腺、副腎の働きに影響が出やすいことが考えられる。
・食生活の傾向
栄養素全般を分解する消化酵素に加えて、ラクターゼが不足していることから、比較的栄養素全般を豊富に含んだ乳製品食材を好む傾向があるだけでなく、乳製品の摂取量と回数が多い傾向がある。
・このタイプの人に現れやすい症状
アトピー性皮膚炎、じんましん、花粉症をはじめとするアレルギー症状、慢性疲労、低血糖、甲状腺機能低下、ウィルス細菌性感染、関節炎、過敏性腸炎、慢性的な下痢、便ぷ、腹部膨満、鼻炎、耳鳴りなど

・改善方法
時間をかけて咀嚼をして食事をすること。乳製品、小麦食材にアレルギー症状のある場合には、それらの食材を極力避けること。場合によっては栄養素の分解を助ける機能のある植物性消化酵素(キウィ、パインアップル、マンゴ)などを食事と一緒に食べる、または消化酵素を摂る。


消化酵素とボディタイプについて今日まで6回にわたって紹介してきましたが、皆さん消化酵素と言えばTVのCMでは馴染みがあるものの、栄養素を消化分解するための自分の消化酵素が十分なのか不足しているのかについて真剣に考えたことはあまりないのではないかと思います。
消化酵素つながりで次回から、それぞれの消化酵素についてもう少し詳しく説明してみようと思いますので、ご期待ください。

さて、明日から週末ですね。そして来週23日は旧暦の正月「春節」です。全国の中華街では春節を祝う催しが開催されることでしょうね。 私も2月から新オフィスが移る川越の隣街にある「聖典宮」という、台湾の道教の寺に参拝に行ってみようと思います。ここには今年の干支である龍が掘られた柱があるそうで、5本の爪をもった最強の龍だそうで、細菌話題のパワースポットにもなっているそうです。

それでは皆さん、よい週末を!
by nutmed | 2012-01-20 17:13

最近、3カ月以上会っていなかった湯人や仕事の関係の知人に会うたびに「最近痩せましたよね?」と言われます。自分では特に減量を意識したプログラムを実施したり、運動にマニアックになったりしているわけではないのですが、デスクワークが多い私の場合、少ない運動で効率的にエネルギーを生産して代謝するために、αーリポ酸(Rアイソマー)を昨年9月から毎日定期的に摂取しています。自分で実感しているのは、αーリポ酸を取り出してから、有酸素運動をした後のように上半身の代謝が向上したことと、皮膚の下から筋肉がせりあがって来ている張りを感じてはいます。実際に体重の大きな変化はないのですが、体が締まってきたような感じはありますね。

さて、今日はボディタイプの5回目、たんぱく質分解酵素プロテアーゼの不足傾向にある体形についてです。
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このタイプの人は、腰回りよりも肩幅のほうが広いがっしり体型が多い。腹部よりも上半身に筋肉がつきやすい。たんぱく質を分解するプロテアーゼの不足またはその傾向が強く、副腎機能低下型体型と言える。プロテアーゼが不足していることによって、たんぱく質の分解がされ難く、たんぱく質食材が十分に分解されず、腸内での腐敗や異常発酵が進むことによる腸粘膜周辺での炎症、およびたんぱく質を分解することで得られるアミノ酸の吸収量が低下することから、副腎に慢性的な負担がかかっている可能性が高い。また、副腎が正しく働くために必要なアミノ酸の不足が、副腎へのさらなる負担過剰となり、満私的な副腎機能低下を来している傾向が統計的に見られる。
・食生活の傾向
十分にたんぱく質の分解ができないことから、体を構成する重要なアミノ酸の供給源である動物性のたんぱく質、特に肉を好んで大量に食べる傾向が強い。そのほか、豚肉、牛肉、鳥肉、卵などを頻回に好んで食べる傾向がある。
・このタイプに現れやすい症状
慢性的な疲労、便秘、集中力の低下、骨密度低下、関節炎、過敏性大腸炎、カンジダ菌症、甲状腺機能低下、低血糖、PMS、胃炎など。

・改善方法
胃酸の分泌状態をチェックのうえ、胃酸の不足傾向が見られる場合には、レモン水やクエン酸で胃酸を補う食事をするとともに、時間をかけて咀嚼をして食事を摂る。場合によっては、1日に4-6回に食事を分け、1回当たりに食ベルたんぱく質や炭水化物の量を少なくする。

by nutmed | 2012-01-19 13:24

昨日も今日も、東京の空は南岸を通過する低気圧の影響で、朝から曇り空です。大陸からの寒波のせいもあって、足元からしんしんと冷え込み、一段と乾燥した1日です。環境的には絶好のインフルエンザの増殖感染環境のようですから、外出後のうがい、手あらいに加え、適度な湿気をキープさせる生活環境を心がけてくださいね。

さて、今日はボディタイプの4回目、昨日の炭水化物分解酵素アミラーゼ不足対応に続いて、今回は脂質分解酵素リパーゼ不足の傾向が統計的に導き出された体形についてです。
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このタイプの特徴は、腰が腋の下の幅よりも広い。脂質を分解するリパーゼの不足またはその傾向が強く、統計的に生殖腺低下型体型と言える。リパーゼが不足していることによって、脂質の分解がされ難く、エストロゲン、テストステロンなどの生殖腺にかかわるホルモンの代謝には不可欠な脂質たんぱく質の摂取が低下する。また、それらのホルモンの調節コントロールには脂質たんぱく質リパーゼが不可欠である。
皮下脂肪が生殖腺組織の集中する腰から下腹部にかけて蓄積される。
・食生活の傾向
食事は脂質類が多い傾向で、味の濃い脂肪分が豊富な食材。辛いものを好む傾向。
・このタイプに現れやすい症状
筋肉痛、関節痛、膀胱炎、乳がん、白内障、湿疹、胆石、花粉症、尿道炎、前立腺肥大・・・・・
・改善方法
 高脂肪食品、食材を避ける。てんぷら、フライなど劣化した油を使った料理を避ける。
精製漂白された砂糖、小麦粉など「白モノ」炭水化物ではなく、全粒粉、緑黄色野菜など複雑構造の炭水化物を積極的に食べる。

サプリメントでは不飽和脂肪酸のフラックスやタラの肝油、ボラージオイル、月見草オイルがお勧め
・運動
週3回、1回あたり30分以上のエアロビクス、速歩など

by nutmed | 2012-01-17 10:18

先週末は今年初めての講演会出張で徳島に行ってきました。土曜日は東京も寒さがこたえる日でしたが、徳島阿波踊り空港に降り立つと、東京よりも暖かく海風がここちのいい陽気でした。
さて、今日はBodyTypeの1番目でAタイプの紹介です。
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このタイプの特徴は、腋の下と腰の幅が同じ。糖類を分解するア
ミラーゼの不足またはその傾向が強く、甲状腺機能低下型体型と
言えます。アミラーゼが不足していることによって、糖類(炭水化
物)の分解がされ難く、甲状腺ホルモンの代謝(サイロキシンか
らトリヨードサイロニン)には不可欠なグルコースの摂取が低下
し、甲状腺機能が低下することで脂肪分解が低下し皮下脂肪が腹
部から腰にかけて蓄積される肥満を来たす傾向が統計的に見られます。
・食生活の傾向
食事は糖類(炭水化物)が食事全体の70%前後を占める傾向があります。パスタ・米・うどん・ラーメン・チョコレート・ケーキ・パンのような炭水化物の中でも、すぐに糖分に変わる素材を好む傾向があるようです。その理由としては、もともと炭水化物を分解するアミラーゼが少ない傾向にあるAタイプの場合には、人間のエネルギーの根源とも言える糖分の供給が少ないため、常に糖分の元を供給する傾向にあるためです。
・Aタイプに現れやすい症状
集中力・記憶力の低下アレルギー、手足の冷え、うつ傾向、慢性的疲労、頭痛、痔、低血圧、PMS、膵炎、胃痛・・・・・

・改善方法
「白モノ食材」、いわゆる精製漂白された単純な構造の炭水化物を避け、たんぱく質(動物性・植物性)の積極的な摂取。炭水化物の摂取量は概ね食事全体の55-60%に抑えるようにし、食事は時間をかけて十分に噛んで食べる
・運動
30分以上のスイミング、バイク、トレッドミル、または40-60分のウォーキングを週に3回
・咀嚼(そしゃく)
咀嚼をすることによって唾液腺から分泌されるプチアリン(アミラーゼ:S型酵素)が分
泌され、糖類(炭水化物)の分解を促す。1口で10-15回を目安に咀嚼する。

by nutmed | 2012-01-16 14:29

昨日は久しぶりに東京でも体感できる有感地震が、昼を境に3回発生しましたね。正月の揺れ以来でしたが、改めて震災の恐怖と準備の必要性を思い出させてくれます。

さて、今日はBody Typeの2回目で、昨日の脳下垂体に続いて残りの3つの腺組織についてです。
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甲状腺
甲状腺の働きは、食物に含まれるのヨードを材料にして、甲状腺の中で甲状腺ホルモンを2種類(トリヨードサイロニンとサイロキシン)を合成し、血中に分泌する腺組織です。代謝を調整し、活力や喜怒哀楽のような感情の起伏もコントロールします。
副腎
活力とエネルギーの生産をコントロールする副腎は、体にストレスが加わると、その刺激に対抗し体を守ろうとする防御反応を持つ腺組織です。副腎はさらに2つの組織にわかれ、
電解質や糖代謝に関与するホルモンを生産する「副腎皮質」、アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンなどのホルモンを生産する「副腎髄質」があります。
生殖腺
男性では精巣、女性では卵巣のことで、精子や卵を作り出すほか、男性ホルモン(アンドロゲン)、エストロゲン、プロゲステロンを生産し分泌します。

4つの腺組織の働きによって、人としてのアイデンティティ、つまり「自分らしさ」が表現されるだけでなく、栄養素の摂取過不足、生活習慣、ストレスによって腺組織の働きに影響を与え、腺組織がストレスを受け、新陳代謝、感情の起伏にも大きな影響を与えます。

4つの腺組織について理解でぃたところで、次回からは具体的な体形による代謝の統計的な傾向を紹介していきましょう。

明日から週末です。私は今年初の講演会で四国は徳島に行ってきます。残念ながら予定が詰まっているので日帰りですが、名産の鳴門金時を賞味してこようと思っています。

皆さんもよい週末を!
by nutmed | 2012-01-13 09:58

以前にもこのブログで代謝別の食生活のことを紹介したことがありますが、今回から数回にわけて体形に現れる、代謝に直接影響を与える消化酵素の過不足を、統計的に体系化したボディータイプを紹介します。この基礎は、1970年初めから米国のロバート・ウィリアムズ博士らによるホルモン分析、栄養素摂取分析、生活習慣のヒアリングを中心とした疫学的調査によっ、て統計学的解析を用いて導き出されたものですが、自分の体形から消化酵素の過不足を知ることで、より具体的な食生活の改善に取り組めることと思います。

人はそれぞれに性格が異なるのと同じように、栄養素の代謝が異なります。この代謝の違いを4つの腺組織の状態によってタイプ分けをし、生活環境と栄養素摂取の改善によって、代謝をコントロールすることを考るのがこのボディタイプのコンセプトになります。
まずは人間の性格を含むアイデンティティを形作るホルモンを生産分泌する4つの重要な組織(腺組織)について理解を深めてください。少し難しくなるかもしれませんがついて来てくださいね。
体のタイプを4種類に分ける腺組織は「脳下垂体」「甲状腺」「副腎」「生殖腺(男性の場合は睾丸、女性の場合は卵巣)」で、人は、年齢、食生活、生活習慣、ストレスなどの影響を受け、これらの腺組織が活発に働いたり、衰えることによって代謝が変化し、それは体型にも現われてきます。
   
これらの腺組織は、体全体に影響を与えるほどのホルモンを作り出ことを主要な働きとしています。人は、これらの腺組織が刺激を受け、活発に働いているか否かによって体調の変化や気分の変化をもたらすだけでなく、体型にも影響を及ぼします。腺組織で作られるホルモンは、性別、年齢だけでなく、環境、食事、体調、病気、ストレス、過去の経験によって必要に応じて作りだされます。

腺組織について、今回は脳下垂体について紹介します。
①脳下垂体
全身のホルモンをコントロールする司令塔であり中枢部でもあります。脳を中心として全身の体調や精神的な感情にも影響を持ちます。代表的であり、重要な役割を果たすホルモンをいくつか紹介します。
・成長ホルモン
小児期から思春期にかけて、手足や内臓の成長を促します。成人になると大きな意義はなくなりますが、最近、性欲・意欲・体脂肪に関連するといわれています。
・プロラクチン
赤ちゃん出産後に乳を分泌させる働きをします。このホルモンが多量に分泌されている間は生理は止まっています。
・甲状腺ホルモン
脳の発育や成長にかかわるほか、脳、心臓、消化官、骨、筋肉、皮膚の新陳代謝を活発にする働きがあり、精神神経や身体の活動の調整にも働きます。
・副腎皮質刺激ホルモン
甲状腺や副腎を刺激してホルモンを分泌させる働きをします。
・性腺刺激ホルモン
卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの2種類があり、男性では睾丸、女性では卵巣の働きにかかわりを精子や卵子の正常な発育を促します。
・抗利尿ホルモン
腎臓に働きかけて尿量を抑制する働きがあります。
・子宮収縮ホルモン
分娩時に子宮を収縮させます。
by nutmed | 2012-01-12 16:19