< 2012年 02月 >
- 第1176回 脂肪酸 その3[ 2012-02-29 13:05 ]
- 第1175回 脂肪酸 その2[ 2012-02-28 13:36 ]
- 第1174回 脂肪酸 その1[ 2012-02-24 10:16 ]
- 第1173回 糖化抑制茶その後の報告[ 2012-02-22 16:10 ]
- 第1172回 合成α-トコフェロールが前立腺がんリスクを上昇!?[ 2012-02-20 15:28 ]
- 第1171回 MSMについて 最終回[ 2012-02-17 16:09 ]
- 第1170回 MSMについて その2[ 2012-02-15 14:50 ]
- 第1169回 MSMについて その1[ 2012-02-10 18:11 ]
- 第1168回 進化と食の適合[ 2012-02-08 13:29 ]
- 第1167回 消化酵素不足の兆候 セルラーゼ[ 2012-02-03 18:37 ]
第1176回 脂肪酸 その3
昨晩深夜午前2時少し前に、我が家は私のIPhoneと娘のスマホの緊急地震速報がけたたましく鳴り、寝入りを襲われ寝不足気味で起床すると、早朝から雪の洗礼です。

今日は神尾記念病院のカウンセリングの日なので、神田に来ていますが、川越のオフィスの駐車場は写真のような状況だそうです。夕方までには止むようですが、交通機関への影響もありそうなので、足元に注意して今日は早目に仕事を切り上げて帰宅した方がいいと思います。
さて、今日は脂肪酸の3回目で、トランス脂肪酸の予定でしたが、変更して、遊離脂肪酸について紹介したいと思います。
遊離脂肪酸(Free Fatty Acid:FFA)は皆さんのとってはあまり馴染みのない脂肪酸の1つかもしれませんね。FFAは筋肉を動かす時には不可欠なエネルギー源となるもので、元々は中性脂肪が分解して作られる脂肪です。人間は状況に応じてエネルギー源となるFFAを、中性脂肪を分解して作るわけです。ダイエットの目的でジムで運動したり、走ったりする時に、最低でも20分は続けて!とよく言われることがありますが、この背景には、中性脂肪が分解してFFAを作るまでには約20分を要するということでもあるんです。このFFAはエネルギー源でもあることから、慢性披露や甲状腺の働き、糖のコントロール、骨や歯に関わるカルシウムの吸収にも深く関わっています。エネルギー源としてのFFAが低下することは直接的に慢性披露に関わりますが、中性脂肪の分解を促進させて、FFAの生産を増加させるために作用する甲状腺の機能が低下することでもFFAは低下します。糖尿病の人が、血中のFFAを定期的に検査する背景には、糖が細胞に取り込まれる時に作用するインスリンの働きにFFAが影響を受けるためです。FFAを作るために中性脂肪の分解を促進するホルモン、酵素などがある一方、その分解を抑制するホルモンや酵素があることが確認されています。先に紹介した甲状腺ホルモンや成長ホルモンは、中性脂肪の分解を促進するホルモンですが、中性脂肪の分解の際に最も活躍するホルモンは、「ホルモン感受性リパーゼ」という酵素です。一方、インスリンは逆に中性脂肪の分解を抑えるために作用するホルモンです。従って、糖尿病、特にインスリンの出方が悪い人や、治療で食後にインスリンの注射をしているような人では、インスリンの過不足と共に働きを確認する目的で定期的にFFAを血液で検査するわけです。
骨や歯の成長に関わるカルシウムとFFAの関係は少し変わっています。FFAは石鹸の材料になる脂肪酸と同じですが、食事から摂取したFFAが腸内にたくさん存在することによって、しょくじやサプリメントで摂取したカルシウムとFFAが腸内で結合し石鹸を合成してしまい、カルシウムの吸収が低下します。
甲状腺機能低下の人が慢性披露や倦怠感を持つ背景には、代謝に関わる甲状腺ホルモンの生産が低下するということが最も大きな理由ですが、同時にエネルギー源となるFFAを作り出す中性脂肪の分解を促進する甲状腺ホルモンが低下するという背景もあるわけです。この他、コーヒーなどに含まれるカフェインには、中性脂肪の分解を促進する作用があることが確認されていますので、最近ダイエットや肥満の改善にコーヒーがいいと言われる背景はここにかもしていれませんね。

今日は神尾記念病院のカウンセリングの日なので、神田に来ていますが、川越のオフィスの駐車場は写真のような状況だそうです。夕方までには止むようですが、交通機関への影響もありそうなので、足元に注意して今日は早目に仕事を切り上げて帰宅した方がいいと思います。
さて、今日は脂肪酸の3回目で、トランス脂肪酸の予定でしたが、変更して、遊離脂肪酸について紹介したいと思います。
遊離脂肪酸(Free Fatty Acid:FFA)は皆さんのとってはあまり馴染みのない脂肪酸の1つかもしれませんね。FFAは筋肉を動かす時には不可欠なエネルギー源となるもので、元々は中性脂肪が分解して作られる脂肪です。人間は状況に応じてエネルギー源となるFFAを、中性脂肪を分解して作るわけです。ダイエットの目的でジムで運動したり、走ったりする時に、最低でも20分は続けて!とよく言われることがありますが、この背景には、中性脂肪が分解してFFAを作るまでには約20分を要するということでもあるんです。このFFAはエネルギー源でもあることから、慢性披露や甲状腺の働き、糖のコントロール、骨や歯に関わるカルシウムの吸収にも深く関わっています。エネルギー源としてのFFAが低下することは直接的に慢性披露に関わりますが、中性脂肪の分解を促進させて、FFAの生産を増加させるために作用する甲状腺の機能が低下することでもFFAは低下します。糖尿病の人が、血中のFFAを定期的に検査する背景には、糖が細胞に取り込まれる時に作用するインスリンの働きにFFAが影響を受けるためです。FFAを作るために中性脂肪の分解を促進するホルモン、酵素などがある一方、その分解を抑制するホルモンや酵素があることが確認されています。先に紹介した甲状腺ホルモンや成長ホルモンは、中性脂肪の分解を促進するホルモンですが、中性脂肪の分解の際に最も活躍するホルモンは、「ホルモン感受性リパーゼ」という酵素です。一方、インスリンは逆に中性脂肪の分解を抑えるために作用するホルモンです。従って、糖尿病、特にインスリンの出方が悪い人や、治療で食後にインスリンの注射をしているような人では、インスリンの過不足と共に働きを確認する目的で定期的にFFAを血液で検査するわけです。
骨や歯の成長に関わるカルシウムとFFAの関係は少し変わっています。FFAは石鹸の材料になる脂肪酸と同じですが、食事から摂取したFFAが腸内にたくさん存在することによって、しょくじやサプリメントで摂取したカルシウムとFFAが腸内で結合し石鹸を合成してしまい、カルシウムの吸収が低下します。
甲状腺機能低下の人が慢性披露や倦怠感を持つ背景には、代謝に関わる甲状腺ホルモンの生産が低下するということが最も大きな理由ですが、同時にエネルギー源となるFFAを作り出す中性脂肪の分解を促進する甲状腺ホルモンが低下するという背景もあるわけです。この他、コーヒーなどに含まれるカフェインには、中性脂肪の分解を促進する作用があることが確認されていますので、最近ダイエットや肥満の改善にコーヒーがいいと言われる背景はここにかもしていれませんね。
▲ by nutmed | 2012-02-29 13:05
第1175回 脂肪酸 その2
川越の新しいオフィスに引っ越して約1カ月が経過しました。ようやく川越の水と空気にも慣れはじめ、改めてここを選んで良かったと思っています。歴史も文化もあり、都心のようなビル群がないこともあって、南西から北東にかけては箱根、富士山から秩父連山、谷川連峰までが見渡せ、空が広くて高いことを実感します。
2週間ほど前に川越移転のお祝いに伊豆に住む知人からいただいた河津桜が3分咲きまできました。もうすぐそこまでモグラも顔を出す季節が確実にやってきています。

さて、今日は脂肪酸の2回目、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸についてです。
脂肪酸は前回説明した炭素鎖の結合の数によって大きく2つの種類に分類されています。
①飽和脂肪酸
炭素の結合が、もうこれ以上できない飽和状態で、二重結合あるいは三重結合を持たない脂肪酸をいいます。飽和脂肪酸は常温で固まるような動物性脂肪やバター、ヤシに多く、体内で分解されずに蓄積されることが多くコレステロール値を上げ、過剰摂取は動脈硬化を招く原因にもなります。
②不飽和脂肪酸
炭素が二重結合以上の構造を持つ脂肪酸です。不飽和脂肪酸はさらに二重結合の数によって以下の種類に分類されています。
A、一価不飽和脂肪酸
炭素の二重結合を1つだけ持つ脂肪酸。オメガ-9またはn-9系と呼ばれる脂肪酸で、代表的なものはオレイン酸です。オレイン酸が多く含まれる素材には、菜種、オリーブなどがあります。9という数字は炭素構造の最初から9番目に最初の二重結合があるためにこのような呼び方をします。
B,多価不飽和脂肪酸
炭素の二重結合を2つ以上持つ脂肪酸。オメガ-3(n-3系)およびオメガ-6(n-6系)と呼ばれる脂肪酸で、代表的なものはリノール酸(オメガ-6)、γ-リノレン酸(オメガ-6)、アラキドン酸(オメガ-6)、そしてα-リノレン酸(オメガ-3)、DHAドコサヘキサエン酸(オメガ-3)、EPAエイコサペンタエン酸(オメガ-3)です。
3と6という数字は炭素構造の最初から3番目、6番目に最初の二重結合があるためにこのような呼び方をします。

次回はトランス脂肪酸について
2週間ほど前に川越移転のお祝いに伊豆に住む知人からいただいた河津桜が3分咲きまできました。もうすぐそこまでモグラも顔を出す季節が確実にやってきています。

さて、今日は脂肪酸の2回目、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸についてです。
脂肪酸は前回説明した炭素鎖の結合の数によって大きく2つの種類に分類されています。
①飽和脂肪酸
炭素の結合が、もうこれ以上できない飽和状態で、二重結合あるいは三重結合を持たない脂肪酸をいいます。飽和脂肪酸は常温で固まるような動物性脂肪やバター、ヤシに多く、体内で分解されずに蓄積されることが多くコレステロール値を上げ、過剰摂取は動脈硬化を招く原因にもなります。
②不飽和脂肪酸
炭素が二重結合以上の構造を持つ脂肪酸です。不飽和脂肪酸はさらに二重結合の数によって以下の種類に分類されています。
A、一価不飽和脂肪酸
炭素の二重結合を1つだけ持つ脂肪酸。オメガ-9またはn-9系と呼ばれる脂肪酸で、代表的なものはオレイン酸です。オレイン酸が多く含まれる素材には、菜種、オリーブなどがあります。9という数字は炭素構造の最初から9番目に最初の二重結合があるためにこのような呼び方をします。
B,多価不飽和脂肪酸
炭素の二重結合を2つ以上持つ脂肪酸。オメガ-3(n-3系)およびオメガ-6(n-6系)と呼ばれる脂肪酸で、代表的なものはリノール酸(オメガ-6)、γ-リノレン酸(オメガ-6)、アラキドン酸(オメガ-6)、そしてα-リノレン酸(オメガ-3)、DHAドコサヘキサエン酸(オメガ-3)、EPAエイコサペンタエン酸(オメガ-3)です。
3と6という数字は炭素構造の最初から3番目、6番目に最初の二重結合があるためにこのような呼び方をします。

次回はトランス脂肪酸について
▲ by nutmed | 2012-02-28 13:36
第1174回 脂肪酸 その1
まだまだ朝の気温は低いものの、陽が伸び始めたことを感じますね。昨日の夕方6時ころに、ここ川越から見える西の空には、沈んだ夕陽の残影で薄紫色に染まった地平線の少し上に、鮮やかな新月が浮かんでいて、幻想的な光景でした。新月が薄い唇のようにも見え、それが笑いかけているようにも見えました。
今朝の川越は、朝から気温も上昇し、暖かな1日になりそうです。
さて、今日からしばらく、脂肪酸についての特集を続けてみようと思います。脂肪酸については以前にもこのブログで紹介していますが、今年は私の中で脂肪酸に大注目の年になることもあって、最近のトピックスや素材も含めて取り上げてみたいと思います。
初回の今日は、復習と再認識を含めて、少し難しくなるかもしれませんが、脂肪酸の構造について紹介します。
脂肪酸を理解するうえで、避けては通れないのが、脂肪酸を形作っている炭素原子の数と、その融点です。高校の化学で習った炭素原子には4本の腕があるということを思い出してください。この腕の出し方には3通りあり、それぞれ単結合、二重結合、三重結合と呼ばれます。いずれの場合でも炭素から出ている合計の腕の数は4本で変わりありません。
この4本の腕を持つ炭素の二重・三重結合が脂肪酸の働きや酸化の影響に大きな意味を持っていて、その形は鎖のようになり、短いものから長いものまでその構造とともに働きも異なります。二重結合が多いと酸素と結合しやすくなるため、空気中では著しく酸化劣化が早くなります。
1、鎖状の脂肪酸の構造
脂肪酸の基本的な化学構造は炭素と水素を抱えるもので、炭素数が2から6のものを短鎖脂肪酸、8から10のものを中鎖脂肪酸(中性脂肪またはトリグリセリドとも言う)、12以上のものを長鎖脂肪酸といいます。
例えば、酢酸(CH3COOH)は炭素が2個ですから短鎖脂肪酸、牛脂に含まれるステアリン酸(C17H35C00H)、綿実油、大豆油に含まれるリノール酸(C17H31C00H)、フラックスに含まれるリノレン酸(C17H29C00H)には炭素が18個ありますから長鎖脂肪酸となります。天然の植物性脂肪に含まれる脂肪酸のほとんどは長鎖脂肪酸です。
①長鎖脂肪酸の特徴
からだに吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ蓄積され、必要に応じて分解されエネルギーとなります。
②中鎖脂肪酸(トリグリセリド)の特徴
長鎖脂肪酸に比べ消化吸収が約4倍速く、門脈を経て直接肝臓に運ばれ速やかに分解されてエネルギーとなります。ココナッツ油(カプリル酸)はこの代表です。
③短鎖脂肪酸の特徴
短鎖脂肪酸は、食物繊維が乳酸菌によって発酵するときに作られる脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)で、ほとんどが結腸で発生します。短鎖脂肪酸が作られる量は乳酸菌の種類と数によって変わります。主な働きは、大腸の粘膜細胞にエネルギーを供給、カルシウム、マグネシウム、鉄が腸管膜を通過することを助ける働きがあります。
2、融点
融点とは、個体が溶けて液体状に変わる温度のことですが、一般に炭素数が少なくなると融点が下がり、炭素数が増加すると融点は上昇しますが、炭素の二重結合が多い場合には融点は下がります。したがって、炭素の二重結合が無く炭素数の少ない飽和脂肪酸の液体化する温度は高く、二重結合が有り炭素数が多い不飽和脂肪酸では低くなります。これは、ラードなどの動物性脂肪が常温で固体化していることでもわかります。飽和脂肪酸の代表的なものには酪酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などがあります。
次回は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸について・・・・
さて、明日から週末です。2月ももう終わり、来週後半から3月です。週末土曜日は全国的にお天気は下り坂のようですが、すぐそこまで来ている春の気配を感じながら、思いっきりリフレッシュしてくださいね。
それでは皆さん、良い週末を、let's be positive !
今朝の川越は、朝から気温も上昇し、暖かな1日になりそうです。
さて、今日からしばらく、脂肪酸についての特集を続けてみようと思います。脂肪酸については以前にもこのブログで紹介していますが、今年は私の中で脂肪酸に大注目の年になることもあって、最近のトピックスや素材も含めて取り上げてみたいと思います。
初回の今日は、復習と再認識を含めて、少し難しくなるかもしれませんが、脂肪酸の構造について紹介します。
脂肪酸を理解するうえで、避けては通れないのが、脂肪酸を形作っている炭素原子の数と、その融点です。高校の化学で習った炭素原子には4本の腕があるということを思い出してください。この腕の出し方には3通りあり、それぞれ単結合、二重結合、三重結合と呼ばれます。いずれの場合でも炭素から出ている合計の腕の数は4本で変わりありません。
この4本の腕を持つ炭素の二重・三重結合が脂肪酸の働きや酸化の影響に大きな意味を持っていて、その形は鎖のようになり、短いものから長いものまでその構造とともに働きも異なります。二重結合が多いと酸素と結合しやすくなるため、空気中では著しく酸化劣化が早くなります。
1、鎖状の脂肪酸の構造
脂肪酸の基本的な化学構造は炭素と水素を抱えるもので、炭素数が2から6のものを短鎖脂肪酸、8から10のものを中鎖脂肪酸(中性脂肪またはトリグリセリドとも言う)、12以上のものを長鎖脂肪酸といいます。
例えば、酢酸(CH3COOH)は炭素が2個ですから短鎖脂肪酸、牛脂に含まれるステアリン酸(C17H35C00H)、綿実油、大豆油に含まれるリノール酸(C17H31C00H)、フラックスに含まれるリノレン酸(C17H29C00H)には炭素が18個ありますから長鎖脂肪酸となります。天然の植物性脂肪に含まれる脂肪酸のほとんどは長鎖脂肪酸です。
①長鎖脂肪酸の特徴
からだに吸収された後、リンパ管、静脈を通って脂肪組織、筋肉、肝臓に運ばれ蓄積され、必要に応じて分解されエネルギーとなります。
②中鎖脂肪酸(トリグリセリド)の特徴
長鎖脂肪酸に比べ消化吸収が約4倍速く、門脈を経て直接肝臓に運ばれ速やかに分解されてエネルギーとなります。ココナッツ油(カプリル酸)はこの代表です。
③短鎖脂肪酸の特徴
短鎖脂肪酸は、食物繊維が乳酸菌によって発酵するときに作られる脂肪酸(酢酸、酪酸、プロピオン酸)で、ほとんどが結腸で発生します。短鎖脂肪酸が作られる量は乳酸菌の種類と数によって変わります。主な働きは、大腸の粘膜細胞にエネルギーを供給、カルシウム、マグネシウム、鉄が腸管膜を通過することを助ける働きがあります。
2、融点
融点とは、個体が溶けて液体状に変わる温度のことですが、一般に炭素数が少なくなると融点が下がり、炭素数が増加すると融点は上昇しますが、炭素の二重結合が多い場合には融点は下がります。したがって、炭素の二重結合が無く炭素数の少ない飽和脂肪酸の液体化する温度は高く、二重結合が有り炭素数が多い不飽和脂肪酸では低くなります。これは、ラードなどの動物性脂肪が常温で固体化していることでもわかります。飽和脂肪酸の代表的なものには酪酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などがあります。
次回は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸について・・・・
さて、明日から週末です。2月ももう終わり、来週後半から3月です。週末土曜日は全国的にお天気は下り坂のようですが、すぐそこまで来ている春の気配を感じながら、思いっきりリフレッシュしてくださいね。
それでは皆さん、良い週末を、let's be positive !
▲ by nutmed | 2012-02-24 10:16
第1173回 糖化抑制茶その後の報告
今日は朝から1日神尾記念病院でのカウンセリングです。川越にオフィスを移転させて3週間が経ちましたが、週に1度御茶ノ水まで出てくることにも慣れて、新鮮味すら感じます。それでも、都心の空は狭いと感じることや、今ここで震度7の首都圏直下型地震がきたら、と思うことが増えたことも事実ですね。今朝ラジオのニュースで、28名の日本人留学生が亡くなった、ニュージーランドのクライストチャーチの大地震から丸1年経ったことを知りました。2月22日の後にも比較的大きな地震ががクライストチャーチを襲っていますが、聞くところによれば、この1年でクライストチャーチを離れ移転した住人や企業が何割かいるそうです。ひんぱんqに地震が発生するにほんに比べ、あのきぼの地震が年に2回も襲ってくることはクライストチャーチの人にとっては尋常なことではないのでしょうね。私自身、川越にオフィスを移転させた最大の理由は、いつかくるであろう首都圏直下型地震から逃れることだったのでうなずけるところがあります。
さて、気を撮り直して、今日は昨年末に栄養医学研究所からリリースしました、糖化抑制茶の使用後の報告がいくつか届いていますので、紹介します。
1、肌の潤いと弾力
皮膚の下にある真皮層で、皮膚の弾力性を作り維持しているコラーゲン、ヒアルロン酸の構造に、糖化にうおって作られた物質が結合することによって、弾力性が失われる糖化の影響を改善予防する目的で、43歳の女性にこの正月から糖化抑制茶を飲んでもらってきました。以前は、毎晩就寝前にコラーゲン、ヒアルロン酸が配合されたクリームと市販の保湿クリームを塗っていたそうです。確かにクリームを塗った後は肌もしっとりと潤いをかんじていたそうですが、翌朝までそのうるおいは持続せず、特に今年のような乾燥が酷い冬では、朝起きると肌はカサついている状態だったそうです。この女性には起床後の朝食前、午後3時くらい、夕食後から就寝前の1日3回糖化抑制茶を飲んでもらってきました。2月はじめに彼女からいただいたメールの報告によると、糖化抑制茶を飲み始めてからコラーゲン、ヒアルロン酸配合のクリームは使わずに、保湿クリームだけにして見ることにしたそうですが、10日ほど経った朝に前夜に保湿クリームを塗った後の潤いと肌の弾力性が保たれ持続していることに気づいたそうです。その後は毎朝顔の皮膚の弾力性も潤いも続いていることをじっかんしているということで、本人も糖化の影響と改善予防のさようを実感してくれたようです。
2、血糖管理
私の友人の2型糖尿病で加療中の50歳代の男性2人に協力してもらい、糖化抑制茶を飲んでもらってきました。実は2人のうちの1人は現役の内科医で、もう1人は彼の患者さんで、中小企業の社長さんです。仕事柄2人ともに食事療法による血糖管理がなかなかうまくいかず、血糖を下げる薬は継続しているものの、運動もあまりしていない状況でした。
2人には1月中旬から糖化抑制茶を飲みはじめてもらい、毎食前に1日3回コーヒーカップに1杯飲んでもらいました。同時に、血糖管理の指標でもある血液検査のHbA1c(ヘモグロビンA1c)を検査してもらいました。糖化抑制茶を飲む前のHbA1cの数値は、それぞれ7.2%と6.8%でした。HbA1cの上限が5.8%と言われており、この数値が全ての2型糖尿病の人たちの共通の目標になるわけです。先週末に友人も内科医からメールで報告があり、約1ヶ月糖化抑制茶を飲み続けた結果、HbA1cの数値は6.8%(←7.2%)と6.3%(←6.8%)という検査結果だったそうです。数値だけを見ると変化はあまりないように見えますが、HbA1cの数値を食事療法と運動で0.5%下げることが大変なことであることを考えると、糖化の指標であるHbA1cの数値にポジティブな変化があったと言えるとおもいます。友人の内科医の話では、糖化抑制茶を飲み続けている間、血糖を下げる薬も飲んんでいましたが、副作用のようなものもなく、食事の内容も特には変えていないので、今回の糖化抑制茶は有効だったと感じてくれているようです。加えて、糖尿病も人によく見られる、トイレで小便をした後に残る泡が明らかに出にくくなったという報告をもらいました。
さて、気を撮り直して、今日は昨年末に栄養医学研究所からリリースしました、糖化抑制茶の使用後の報告がいくつか届いていますので、紹介します。
1、肌の潤いと弾力
皮膚の下にある真皮層で、皮膚の弾力性を作り維持しているコラーゲン、ヒアルロン酸の構造に、糖化にうおって作られた物質が結合することによって、弾力性が失われる糖化の影響を改善予防する目的で、43歳の女性にこの正月から糖化抑制茶を飲んでもらってきました。以前は、毎晩就寝前にコラーゲン、ヒアルロン酸が配合されたクリームと市販の保湿クリームを塗っていたそうです。確かにクリームを塗った後は肌もしっとりと潤いをかんじていたそうですが、翌朝までそのうるおいは持続せず、特に今年のような乾燥が酷い冬では、朝起きると肌はカサついている状態だったそうです。この女性には起床後の朝食前、午後3時くらい、夕食後から就寝前の1日3回糖化抑制茶を飲んでもらってきました。2月はじめに彼女からいただいたメールの報告によると、糖化抑制茶を飲み始めてからコラーゲン、ヒアルロン酸配合のクリームは使わずに、保湿クリームだけにして見ることにしたそうですが、10日ほど経った朝に前夜に保湿クリームを塗った後の潤いと肌の弾力性が保たれ持続していることに気づいたそうです。その後は毎朝顔の皮膚の弾力性も潤いも続いていることをじっかんしているということで、本人も糖化の影響と改善予防のさようを実感してくれたようです。
2、血糖管理
私の友人の2型糖尿病で加療中の50歳代の男性2人に協力してもらい、糖化抑制茶を飲んでもらってきました。実は2人のうちの1人は現役の内科医で、もう1人は彼の患者さんで、中小企業の社長さんです。仕事柄2人ともに食事療法による血糖管理がなかなかうまくいかず、血糖を下げる薬は継続しているものの、運動もあまりしていない状況でした。
2人には1月中旬から糖化抑制茶を飲みはじめてもらい、毎食前に1日3回コーヒーカップに1杯飲んでもらいました。同時に、血糖管理の指標でもある血液検査のHbA1c(ヘモグロビンA1c)を検査してもらいました。糖化抑制茶を飲む前のHbA1cの数値は、それぞれ7.2%と6.8%でした。HbA1cの上限が5.8%と言われており、この数値が全ての2型糖尿病の人たちの共通の目標になるわけです。先週末に友人も内科医からメールで報告があり、約1ヶ月糖化抑制茶を飲み続けた結果、HbA1cの数値は6.8%(←7.2%)と6.3%(←6.8%)という検査結果だったそうです。数値だけを見ると変化はあまりないように見えますが、HbA1cの数値を食事療法と運動で0.5%下げることが大変なことであることを考えると、糖化の指標であるHbA1cの数値にポジティブな変化があったと言えるとおもいます。友人の内科医の話では、糖化抑制茶を飲み続けている間、血糖を下げる薬も飲んんでいましたが、副作用のようなものもなく、食事の内容も特には変えていないので、今回の糖化抑制茶は有効だったと感じてくれているようです。加えて、糖尿病も人によく見られる、トイレで小便をした後に残る泡が明らかに出にくくなったという報告をもらいました。
▲ by nutmed | 2012-02-22 16:10
第1172回 合成α-トコフェロールが前立腺がんリスクを上昇!?
昨日の2月19日(日)は私の54回目の誕生日でした。ある意味では、この日が私の新年のスタートであり正月でもあります。例年、家族で家で過ごすことが多いのですが、昨日は家族で川越の散策をして、その後に川越でも評判のフレンチレストランに行って、都内のフレンチではいただけないような珍しい食材をふんだんにごちそうになりました。 川越も探してみると、洗練された素材を、技とセンスで調理する、リピーターに愛される食通の店がここかしこに点在していることに驚きます。
さて、今日はビタミンEの構成成分でもあるトコフェロールと男性の前立腺がんのリスクについて紹介します。少し前の2009年にアメリカのジョンズホプキンス大学医学部公衆衛生研究室の研究チームが、10456人の男性の血液中の各トコフェロールの量と前立腺がん発症の関係を調査発表したものから紹介します。1980年代初めから、世界中の研究者によって、様々なガンの発症リスクとビタミンE(トコフェロール)の関係について調査報告されてきました。前立腺がんについてみると、多くの報告でビタミンEは前立腺がんの発症リスクを低下させ、予防にも有効とされてきました。しかし、今夏のジョンズホプキンス大学の報告を見ると、今までの報告内容とは少し異なる点があります。結論から言うと、ビタミンEの構成成分であるα-トコフェロールとγ-トコフェロールの摂取量とガンの発症リスクの違いを見たときに、α-トコフェロールの血液中濃度が高くなっても旋律線がんの発症リスクにあまり差はないのに、γ-トコフェロールの血液濃度が高くなるについれて、最大で5倍も前立腺がんの発症リスクが低下していることが統計学的な有意な差として確認されました。研究チームはα-トコフェロールよりもγ-トコフェロールにはガン細胞の増加(DNA複製)を抑える強い働きがある可能性があるだけでなく、α-トコフェロールには、γ-トコフェロールの代謝を抑えるような働きがある可能性を報告しています。γ-トコフェロールが持つ前立腺がんの発症を抑えることについては、以前にもアメリカのパデュー大学の研究チームをはじめ、各国から報告されています。特に、サプリメントや食品添加物で使用されるような合成されたα-トコフェロールの場合には、γ-トコフェロールの代謝と作用を歳代で45%低下させるという報告もあります。
日本では私gあよく受ける質問の上位は、相変わらず「天然のビタミンのほうが合成のビタミンよりもいいのですか?」があります。あまり難しい説明ができないこともあって、「天然のビタミンは、同じ自然界に生きる人間の体内で代謝し作用しやすい型・・」と説明することが少なくないのですが、今回のトコフェロールの話題を見てもらうとそのことが理解できると思います。 こと前立腺がんのリスクと予防について言えば、ビタミンEは、γ-トコフェロール、それも天然型のd-γ-トコフェロールに有意性があり、α-トコフェロールを摂る場合でもd-α-トコフェロールのほうがお勧めであると言えるでしょうね。
さて、今日はビタミンEの構成成分でもあるトコフェロールと男性の前立腺がんのリスクについて紹介します。少し前の2009年にアメリカのジョンズホプキンス大学医学部公衆衛生研究室の研究チームが、10456人の男性の血液中の各トコフェロールの量と前立腺がん発症の関係を調査発表したものから紹介します。1980年代初めから、世界中の研究者によって、様々なガンの発症リスクとビタミンE(トコフェロール)の関係について調査報告されてきました。前立腺がんについてみると、多くの報告でビタミンEは前立腺がんの発症リスクを低下させ、予防にも有効とされてきました。しかし、今夏のジョンズホプキンス大学の報告を見ると、今までの報告内容とは少し異なる点があります。結論から言うと、ビタミンEの構成成分であるα-トコフェロールとγ-トコフェロールの摂取量とガンの発症リスクの違いを見たときに、α-トコフェロールの血液中濃度が高くなっても旋律線がんの発症リスクにあまり差はないのに、γ-トコフェロールの血液濃度が高くなるについれて、最大で5倍も前立腺がんの発症リスクが低下していることが統計学的な有意な差として確認されました。研究チームはα-トコフェロールよりもγ-トコフェロールにはガン細胞の増加(DNA複製)を抑える強い働きがある可能性があるだけでなく、α-トコフェロールには、γ-トコフェロールの代謝を抑えるような働きがある可能性を報告しています。γ-トコフェロールが持つ前立腺がんの発症を抑えることについては、以前にもアメリカのパデュー大学の研究チームをはじめ、各国から報告されています。特に、サプリメントや食品添加物で使用されるような合成されたα-トコフェロールの場合には、γ-トコフェロールの代謝と作用を歳代で45%低下させるという報告もあります。
日本では私gあよく受ける質問の上位は、相変わらず「天然のビタミンのほうが合成のビタミンよりもいいのですか?」があります。あまり難しい説明ができないこともあって、「天然のビタミンは、同じ自然界に生きる人間の体内で代謝し作用しやすい型・・」と説明することが少なくないのですが、今回のトコフェロールの話題を見てもらうとそのことが理解できると思います。 こと前立腺がんのリスクと予防について言えば、ビタミンEは、γ-トコフェロール、それも天然型のd-γ-トコフェロールに有意性があり、α-トコフェロールを摂る場合でもd-α-トコフェロールのほうがお勧めであると言えるでしょうね。
▲ by nutmed | 2012-02-20 15:28
第1171回 MSMについて 最終回

さて、今日はMSMの最終回です。今回は具体的な症状でMSMが活躍する背景を紹介します。
1、アレルギー症状
経口によるMSMは、花粉やハウスダストのような吸入系のアレルゲンにも、食物性アレルゲンの反応にも有効だと思います。特に抗アレルギー薬を使用している場合には、薬の使用量や場面を少なくすることが可能になると思います。アレルギー反応の仕組みはシンプルなもので、体の外から体内に侵入してくる異物に反応する仕組みですが、その背景には異物、主に粘膜組織に付着したりそこから侵入してきた異物を体外に排除または中和使用とする反応によるもので、その反応が咳、涙、鼻水、喉や鼻腔の腫れを作り出します。個人差はあるものjの、ほぼ12時間ごとにこれらの遺物を排泄使用とする体の反応による症状が強く起きると考えられます。MSMには細胞膜の水分透過性を高める作用あありますが、この作用が異物の排泄を促進し、アレルギー反応が現れる状態を緩和改善してくれると考えられています。
2、糖尿病
糖尿病の原因でもある血糖のコントロールに関わる、インスリンの働きに間接的にMSMの機能が関わることがわかり、間接的に血糖の上昇を改善する作用がMSMにはあることが報告されています。その作用の背景もまた、アレルギーの作用と同様、細胞膜の水分透過性の向上にかかわるものです。現在では、2型糖尿病の多くで、インスリンに対する不耐性、つまりインスリンが働き難くなる原因が、2型糖尿病の背景と考えられはじめていますが、MSMの作用によって、血液中を流れる糖分を血管の壁の細胞を透過して、細胞への取り込を促すことができると考えられます。
3、筋肉疲労、けいれん、運動後の筋肉疲労回復促進
アスリートにはつきものの悩みであり、最大の課題は、以下に筋肉疲労を軽減させるかと言うこととともに、以下に早く筋肉疲労を回復させるかということだと思います。その背景に潜んでいる原因が乳酸という物質之蓄積であることは、今や一般の方にも常識として知られているところです。MSMの機能には、この筋肉疲労や物理的なストレスの原因でもある乳酸の体外排泄を強力に促進してくれる働きがあります。MSMには同時に炎症から来る浮腫みと痛みの緩和の働きもあることから、運動前と運動後にMSMを摂ることで、その後の筋肉疲労の原因になる乳酸の蓄積を防いでくれ、疲労の回復速度も速まることが確認されています。
来週の日曜日は東京マラソンがありますね。また全国各地でマラソン、駅伝など長距離走のイベントが目白押しです。乳酸の蓄積が悩みのアスリートの方、今シーズンからMSMを摂り入れてみてはいかがでしょうか。スタート前とゴール後に初めて胃の中に入れる食物と一緒にMSMを摂ることで翌日からの筋肉疲労回復スピードが全く変わると思いますよ!
さて、明日から週末です。この日曜日は私の54回目の誕生日なので、川越の街を散策して評判のイタリアンにで娘にごちそうしてもらいます。
それでは皆さん、よい週末を!
▲ by nutmed | 2012-02-17 16:09
第1170回 MSMについて その2
先週土曜日は、大阪でカイロプラクティックの先生達に栄養療法の講義をしてきました。約4時間半の講義でしたが、皆さん真剣に聴講してくれ、また、的を得た質問も活発に寄せられ、講義する私にも熱が入り、あっという間の4時間半でした。今までに、臨床医、歯科医師、アロマセラピスト、鍼灸師などに対して栄養療法のレクチャーを数々行ってきましたが、私の感覚では、専門分野のスキルと診療科が細分化された臨床医に比べ、基本的には体の全体的な状況と、体内環境の変化に対応を要求される、鍼灸師、アロマセラピスト、カイロプラクティックなどの施術者の方が、栄養療法の理解、その取り組み姿勢は積極的だと感じています。これは日本だけでなく、アメリカやカナダでも同じだと思っています。これらの分野のスペシャリストにとって、自分の学んできた専門分野以外のスキルを取り入れることは、リスクやプライドなど様々なハードルがあるようですが、クライアントに対応するスキルの幅が広がることは、クライアントにとってのメリットは大きく、自分も対応スキルと能力が向上することでもあります。
さて、今日はMSMの2回目です。
前回のブログで紹介したように、MSMは自然界のあらゆる生物に存在する硫黄成分を持った物質で、MSMが関わっている可能性が高い症状はたくさんあり、人間は細胞の営みに、日常的にMSMを必要としています。MSMは野菜、肉、魚、牛乳、果実と、あらゆる食材に含まれていますが、加熱、乾燥など調理方法、および消化分解が不良による吸収できずにMSMが不足することによって、MSMが不足することによるしょうじょうが現れることは稀ではないように感じています。MSMはビタミンの吸収代謝に関わる働きを持っているため、その不足は直接的にビタミンの不足や機能低下につながります。また、MSMはアミノ酸から酵素を合成する際に不可欠な素材なので、MSMの不足は酵素不足が招く症状の多くにかかわります。この他、MSMは細胞同士を結合する接着剤のような役割を持っているため、細胞組織のフレキシブルな弾力性が保たれていますが、不足することで、皮膚や肺組織の弾性が低下し、症状として現れることにもなります。
もう少しMSMの具体的な働きを列挙してみましょう。
1、天然のキレート作用による水銀などの重金属の排泄解毒の働き。
2、血流量の促進。
3、筋肉や軟組織の炎症を抑える働き。
4、細胞組織の酸化抑制の働き。
5、LGSの改善。
6、腸におけるバクテリアの異常繁殖を抑える働き。
7、皮膚や粘膜、コラーゲンを作るアミノ酸(メチオニン、システイン)の合成。
8、血糖のコントロール(MSMはインスリンの合成に必要)
9、アスピリンなど薬剤による胃痛の症状改善。
10、便秘、下痢の改善。
11、筋肉痛、片頭痛の緩和。
12、浮腫みの改善。
13、手指のこわばり、痛みの改善。
14、緑内障などの眼圧低下改善。
15、細菌、寄生虫、真菌(カンジダ)の感染症状緩和と予防
このように、MSMの作用機能には多くの有用なものがあります。
興味のある機能の中に、眼圧を下げる作用と浮腫みを改善する作用がありますが、これらはMSMの共通する機能の1つで、細胞膜や粘膜に作用することで、水分の透過性を向上させる働きによるものです。タンパク質でできた風船の中に水分が充満して圧力が高くなりすぎた風船の表面にMSMが作用し、風船の中の水分を逃がして圧力を下げる働きと考えるとわかりやすいでしょうか。アメリカの眼科医や栄養療法ではMSMが配合された点眼薬を緑内障の患者に使って眼圧を下げる医師が少なくありません。
寄生虫や細菌、カンジダ菌の症状緩和や感染の拡大防止に際するMSMの作用の背景も少し変わっています。細菌やカンジダ菌は繁殖するために腸の粘膜の上についていて分裂を繰り返して繁殖をしますが、MSMには腸の粘膜上に結合する働きがあるため、言ってみれば、細菌やカンジダ菌とMSMは腸の粘膜の場所の競合をするわけです。MSMは細菌やカンジダ菌に比べて細胞への結合力が接着剤のように強く、MSMに先回りされて繁殖の場所を奪われた細菌やカンジダ菌のはんしょくりょくは低下するわけです。アメリカやカナダの栄養療法クリニックでは、小児の細菌感染症、特に腸に繁殖し、食中毒症状を伴うような場合には、抗生物質を服用させるよりも、MSMを観戦初期に飲ませるドクターは少なくありません。日本でも小児や高齢者の細菌観戦初期にMSMは有効だと思います。
さて、今日はMSMの2回目です。
前回のブログで紹介したように、MSMは自然界のあらゆる生物に存在する硫黄成分を持った物質で、MSMが関わっている可能性が高い症状はたくさんあり、人間は細胞の営みに、日常的にMSMを必要としています。MSMは野菜、肉、魚、牛乳、果実と、あらゆる食材に含まれていますが、加熱、乾燥など調理方法、および消化分解が不良による吸収できずにMSMが不足することによって、MSMが不足することによるしょうじょうが現れることは稀ではないように感じています。MSMはビタミンの吸収代謝に関わる働きを持っているため、その不足は直接的にビタミンの不足や機能低下につながります。また、MSMはアミノ酸から酵素を合成する際に不可欠な素材なので、MSMの不足は酵素不足が招く症状の多くにかかわります。この他、MSMは細胞同士を結合する接着剤のような役割を持っているため、細胞組織のフレキシブルな弾力性が保たれていますが、不足することで、皮膚や肺組織の弾性が低下し、症状として現れることにもなります。
もう少しMSMの具体的な働きを列挙してみましょう。
1、天然のキレート作用による水銀などの重金属の排泄解毒の働き。
2、血流量の促進。
3、筋肉や軟組織の炎症を抑える働き。
4、細胞組織の酸化抑制の働き。
5、LGSの改善。
6、腸におけるバクテリアの異常繁殖を抑える働き。
7、皮膚や粘膜、コラーゲンを作るアミノ酸(メチオニン、システイン)の合成。
8、血糖のコントロール(MSMはインスリンの合成に必要)
9、アスピリンなど薬剤による胃痛の症状改善。
10、便秘、下痢の改善。
11、筋肉痛、片頭痛の緩和。
12、浮腫みの改善。
13、手指のこわばり、痛みの改善。
14、緑内障などの眼圧低下改善。
15、細菌、寄生虫、真菌(カンジダ)の感染症状緩和と予防
このように、MSMの作用機能には多くの有用なものがあります。
興味のある機能の中に、眼圧を下げる作用と浮腫みを改善する作用がありますが、これらはMSMの共通する機能の1つで、細胞膜や粘膜に作用することで、水分の透過性を向上させる働きによるものです。タンパク質でできた風船の中に水分が充満して圧力が高くなりすぎた風船の表面にMSMが作用し、風船の中の水分を逃がして圧力を下げる働きと考えるとわかりやすいでしょうか。アメリカの眼科医や栄養療法ではMSMが配合された点眼薬を緑内障の患者に使って眼圧を下げる医師が少なくありません。
寄生虫や細菌、カンジダ菌の症状緩和や感染の拡大防止に際するMSMの作用の背景も少し変わっています。細菌やカンジダ菌は繁殖するために腸の粘膜の上についていて分裂を繰り返して繁殖をしますが、MSMには腸の粘膜上に結合する働きがあるため、言ってみれば、細菌やカンジダ菌とMSMは腸の粘膜の場所の競合をするわけです。MSMは細菌やカンジダ菌に比べて細胞への結合力が接着剤のように強く、MSMに先回りされて繁殖の場所を奪われた細菌やカンジダ菌のはんしょくりょくは低下するわけです。アメリカやカナダの栄養療法クリニックでは、小児の細菌感染症、特に腸に繁殖し、食中毒症状を伴うような場合には、抗生物質を服用させるよりも、MSMを観戦初期に飲ませるドクターは少なくありません。日本でも小児や高齢者の細菌観戦初期にMSMは有効だと思います。
▲ by nutmed | 2012-02-15 14:50
第1169回 MSMについて その1
今日は午前中、銀行の口座を開設ついでに、川越の旧市街を少し散策し、喜多院と仙波東照宮を散策お参りしてきました。平日だというのに、川越の旧市街は観光客でにぎわっていました。東照宮は言わずと知れた徳川家ゆかりの寺社で、入口の門にはアノ有名なあおいの御紋が飾られていました。周囲には寺社仏閣も多く、七福神由来の寺社もあったり、常氏もあり、1日ではみることができないほど歴史と文化がそこかしこにある、趣のある街です。
さて、今日は以前にも扱ったことがあるMSM(Methyl-Sulfonyl-Methane:メチルスルフォニルメタン)についてです。MSMはほぼすべての生物が持ち、多くの食材に含まれている硫黄成分を含んだ物質です。硫黄は人間の体内に存在するミネラルの中では3番目に多いミネラルであり、それだけ需要が高いとも言えます。
1990年初めころから、アメリカでも注目され、数々の研究がおこなわれてきている素材でもあり、特に、炎症を抑える作用、鎮痛作用については、医薬品にも劣らぬ作用が確認されています。現在では、MSMが持つ作用には、以下の症状を改善、予防するが報告されています。
便秘、カンジダ菌症、喘息、肺気腫、関節炎、腱炎、筋肉のけいれん、腰痛、関節性リウマチ、ストレス耐性向上、筋肉の乳酸の蓄積予防、ホルモンのバランス、アレルギー症状、花粉症、LGS、インスリン抵抗性の低下、炭水化物の代謝改善、傷の治癒速度向上、毛髪および爪の強化、コラーゲン合成向上、緑内障の眼圧低下
つまり、上記のような症状が漫然と続く背景にはMSMの不足を視野に入れることも重要だとも言えると思います。
MSMに関する研究では世界的に権威のあるOregon Health Sciences UniversityのJacob博士によれば、通常、人は1日に0.5gのMSMを必要とするそうです。MSMは野菜、果実、肉、魚とあらゆる食材から得ることができるわかですが、上記のような症状の背景にはMSMが含まれたこれらの食材の摂取が低下しているということと、MSMも引き出すための消化分解能力が低下していると考えています。
MSMについては、今後需要が高くなる素材の1つと私は考えていますので、もう少し掘り下げて扱うために、次回もMSMをテーマとしていきます。
さて、明日から週末です。
私は大阪でカイロプラクティックの先生たちに対するレクチャーが半日あるので、早朝から大阪に向います。残念ながらその後の予定があるので、日帰りですが。 途中、関ヶ原で新幹線が送れないといいですが・・
それでは皆さんも良い週末を!
さて、今日は以前にも扱ったことがあるMSM(Methyl-Sulfonyl-Methane:メチルスルフォニルメタン)についてです。MSMはほぼすべての生物が持ち、多くの食材に含まれている硫黄成分を含んだ物質です。硫黄は人間の体内に存在するミネラルの中では3番目に多いミネラルであり、それだけ需要が高いとも言えます。
1990年初めころから、アメリカでも注目され、数々の研究がおこなわれてきている素材でもあり、特に、炎症を抑える作用、鎮痛作用については、医薬品にも劣らぬ作用が確認されています。現在では、MSMが持つ作用には、以下の症状を改善、予防するが報告されています。
便秘、カンジダ菌症、喘息、肺気腫、関節炎、腱炎、筋肉のけいれん、腰痛、関節性リウマチ、ストレス耐性向上、筋肉の乳酸の蓄積予防、ホルモンのバランス、アレルギー症状、花粉症、LGS、インスリン抵抗性の低下、炭水化物の代謝改善、傷の治癒速度向上、毛髪および爪の強化、コラーゲン合成向上、緑内障の眼圧低下
つまり、上記のような症状が漫然と続く背景にはMSMの不足を視野に入れることも重要だとも言えると思います。
MSMに関する研究では世界的に権威のあるOregon Health Sciences UniversityのJacob博士によれば、通常、人は1日に0.5gのMSMを必要とするそうです。MSMは野菜、果実、肉、魚とあらゆる食材から得ることができるわかですが、上記のような症状の背景にはMSMが含まれたこれらの食材の摂取が低下しているということと、MSMも引き出すための消化分解能力が低下していると考えています。
MSMについては、今後需要が高くなる素材の1つと私は考えていますので、もう少し掘り下げて扱うために、次回もMSMをテーマとしていきます。
さて、明日から週末です。
私は大阪でカイロプラクティックの先生たちに対するレクチャーが半日あるので、早朝から大阪に向います。残念ながらその後の予定があるので、日帰りですが。 途中、関ヶ原で新幹線が送れないといいですが・・
それでは皆さんも良い週末を!
▲ by nutmed | 2012-02-10 18:11
第1168回 進化と食の適合
昨日は、東京ベイエリアの再開発地でもある豊洲で、スパの女性スタッフを対象にした、代謝タイプの講義をしてきました。スタッフの皆さん真剣にめもを取りながら聴講してくれて、話す側の私もついつい力が入ってしまいました。今年は各方面からのセミナーや勉強会講師の依頼も増えていますが、スケジュールの許す限り、どこにでも参上しますので、セミナー、勉強会の要望があれば遠慮なく連絡ください。
さて、今日は、私自身と栄養医学研究所の今年からの活動テーマについて少し紹介しようと居ます。
今年の新年会で、某大学の研究室に所属し、長年微生物の研究をしている友人と、「生物の進化」のことが話題になり、彼の話を聞いているうちに、私はあることを考えました。考えの結論から先に紹介すると、近代の人間、特に日本人は、人間という生物の長い歴史の中で、進化を鈍化または妨げることをしているのではないか?ということでした。「進化」を辞書で調べると、「生物が長い時間を経て、周囲の環境や、生物自身の内部の変化に適合するため、自らの遺伝子や細胞組織の形態を変化させ、その時の生活環境に適合する生命(種)の存続を図る営み」とあります。 この地球が誕生してから約46億年と言われていますが、この間、地球上に生まれた生物(種)は、それらの生物自身が生きている時期も環境に適合するように、自らの遺伝子や構造を変化させ生きてきたわけです。この環境に適合するための進化は、生物自身が持つ自らの力で成し遂げてきたものであるはずです。現代人の常識では考えられないような過酷な環境下で生命を営む生物がたくさん確認されていますね。例えば、人間の常識では考えられないような強烈な酸性環境や、高温環境で生きる植物と微生物や、高い放射性物質の影響下でも生きることができる微生物、また、キリンのように高木の葉を餌として得るために体の構造が変化してきた動物がそうであるように。 つまり、生物にはその時々に遭遇する気候、災害を含めた環境の様々な変化に対して、自らの体内環境を、自らが持つ自然の力で適合させてきたということです。バクテリアも進化の過程で、人間が作り出した抗生物質はある意味で、バクテリアにとっての災害だったかもしれませんが、バクテリアは抗生物質に耐性を持てる遺伝子を作り、その災害を生き延びてきたわけです。
我々人間で言えば、この50年ほどの間に、人間が誕生してから継承してきたであろう、環境への適合という適合能力の進化過程を、自らの手で鈍化または停止させてしまっている状況が蔓延してはいないかと思うしだいです。例えば、食の安全に対する過剰な反応がそうではないでしょうか。勿論、明らかに危険なものを水際で食い止めることは必要だと思いますが、必要以上に、目くじらを立ててまで、過剰に反応することは無いと思います。食に対してだけでなく、安全保障の他者依存が強過ぎることへの懸念はあります。何が安全か?と問う前に、自ら安全を確保、担保できるように、環境への適合能力を高め、維持することに目を向けるべきではないかと思うのであります。
前置きが長くなりましたが、今後、しばらく、この環境への適合能力を高め、進化を鈍化させない、進化を止めない日本人の体内環境作りを、食事と栄養の面から作り上げ、改善することを私自身と栄養医学研究所のテーマとして扱っていくつもりです。ブログで扱うテーマにも、この進化と適合性能力の向上をずいしょに盛り込んで行きたいと思います。
さて、今日は、私自身と栄養医学研究所の今年からの活動テーマについて少し紹介しようと居ます。
今年の新年会で、某大学の研究室に所属し、長年微生物の研究をしている友人と、「生物の進化」のことが話題になり、彼の話を聞いているうちに、私はあることを考えました。考えの結論から先に紹介すると、近代の人間、特に日本人は、人間という生物の長い歴史の中で、進化を鈍化または妨げることをしているのではないか?ということでした。「進化」を辞書で調べると、「生物が長い時間を経て、周囲の環境や、生物自身の内部の変化に適合するため、自らの遺伝子や細胞組織の形態を変化させ、その時の生活環境に適合する生命(種)の存続を図る営み」とあります。 この地球が誕生してから約46億年と言われていますが、この間、地球上に生まれた生物(種)は、それらの生物自身が生きている時期も環境に適合するように、自らの遺伝子や構造を変化させ生きてきたわけです。この環境に適合するための進化は、生物自身が持つ自らの力で成し遂げてきたものであるはずです。現代人の常識では考えられないような過酷な環境下で生命を営む生物がたくさん確認されていますね。例えば、人間の常識では考えられないような強烈な酸性環境や、高温環境で生きる植物と微生物や、高い放射性物質の影響下でも生きることができる微生物、また、キリンのように高木の葉を餌として得るために体の構造が変化してきた動物がそうであるように。 つまり、生物にはその時々に遭遇する気候、災害を含めた環境の様々な変化に対して、自らの体内環境を、自らが持つ自然の力で適合させてきたということです。バクテリアも進化の過程で、人間が作り出した抗生物質はある意味で、バクテリアにとっての災害だったかもしれませんが、バクテリアは抗生物質に耐性を持てる遺伝子を作り、その災害を生き延びてきたわけです。
我々人間で言えば、この50年ほどの間に、人間が誕生してから継承してきたであろう、環境への適合という適合能力の進化過程を、自らの手で鈍化または停止させてしまっている状況が蔓延してはいないかと思うしだいです。例えば、食の安全に対する過剰な反応がそうではないでしょうか。勿論、明らかに危険なものを水際で食い止めることは必要だと思いますが、必要以上に、目くじらを立ててまで、過剰に反応することは無いと思います。食に対してだけでなく、安全保障の他者依存が強過ぎることへの懸念はあります。何が安全か?と問う前に、自ら安全を確保、担保できるように、環境への適合能力を高め、維持することに目を向けるべきではないかと思うのであります。
前置きが長くなりましたが、今後、しばらく、この環境への適合能力を高め、進化を鈍化させない、進化を止めない日本人の体内環境作りを、食事と栄養の面から作り上げ、改善することを私自身と栄養医学研究所のテーマとして扱っていくつもりです。ブログで扱うテーマにも、この進化と適合性能力の向上をずいしょに盛り込んで行きたいと思います。
▲ by nutmed | 2012-02-08 13:29
第1167回 消化酵素不足の兆候 セルラーゼ
私が記憶している限りでは、このブログをスタートして以来、4日間以上投稿しなかったことは今までなかったと思います。 いいわけがましくなりますが、先週末土曜日から開始した栄養医学研究所の川越への引っ越しも、荷物の搬送は無事に終了はしましたが、運んだ荷物の整理整頓、これが厄介な仕事で、大騒ぎ状態でウィークデーが過ぎ去っていきました。 来週からは何とか定期スケジュールに戻ってブログの更新もまめに行うようにしますので、ご安心ください。
消化酵素不足の兆候のテーマが頓挫しておりましたが、川越からの更新1回目はセルラーゼ不足についてです。
読者の皆さんは中学校の理科の授業で消化酵素については習っているはず(?)ですので、記憶しているとは思いますが、今日のテーマのセルラーゼはセルロースと言う繊維質を分解するために不可欠な消化酵素です。しかし、残念なことに人間は、他の消化酵素のように体内でセルラーゼを作り出すことはできません。
しかし、人間はグルコースがたくさんつながった状態のセルロースを分解してエネルギーを獲得することはないので、毎日食べる食材、特に野菜や果実には多くのセルロースとしての食物繊維を摂取しているのに、それを栄養源とすることはほとんどないと考えられます。一方、牛やヤギなどの草食動物は、自らセルラーゼをつくるわけではないですが、腸内のバクテリアがセルラーゼを作り提供してくれるおかげで、セルロースを単純な糖分であるグルコースまで分解し、それをエネルギー源として生きることができるわけです。つまり、草食動物はセルラーゼを作り出すバクテリアを飼っていて、共存共栄しているということになります。
さて、このセルラーゼですが、人間の営みには全く不要かと言えばそうでもない酵素でもあります。
バクテリア同様に、植物やキノコ、酵母の中にはセルラーゼを作る生物がいて、人間が食べた食物繊維の分解をしてくれる食材があります。
セルラーゼが不足することで現れる症状には、腸の働きにかかわるものが多く、下腹部のガス膨満、痛み、炎症、うつ症状、不眠、慢性的な栄養吸収障害などがあります。便秘の人には食物繊維をたくさん意識して食べるようなアドバイスがよくされますが、腸の動きを整えたり、腸内細菌の環境を整えてくれる食物繊維も、過剰になると腸には負担となることは言うまでもありません。
上記のような症状がある人、特に野菜や穀物を食べた後に症状が現れやすい人は、セルラーゼの補充を試してみるといいかもしれませんよ。サプリメントでの補充でもいいですし、キノコ類をあまり熱を通さず生に近い状態で、サラダの素材として摂ってみてもいいと思います。
さて、明日から週末です。日本は全国的に大寒波に包まれているようなので、寒いだけでなく乾燥も異常なほどです。くれぐれも風邪をひかぬように、適度な湿気、外出からも帰った時のうがいと手洗いは忘れずに!
それでは皆さん、よい週末を!
消化酵素不足の兆候のテーマが頓挫しておりましたが、川越からの更新1回目はセルラーゼ不足についてです。
読者の皆さんは中学校の理科の授業で消化酵素については習っているはず(?)ですので、記憶しているとは思いますが、今日のテーマのセルラーゼはセルロースと言う繊維質を分解するために不可欠な消化酵素です。しかし、残念なことに人間は、他の消化酵素のように体内でセルラーゼを作り出すことはできません。
しかし、人間はグルコースがたくさんつながった状態のセルロースを分解してエネルギーを獲得することはないので、毎日食べる食材、特に野菜や果実には多くのセルロースとしての食物繊維を摂取しているのに、それを栄養源とすることはほとんどないと考えられます。一方、牛やヤギなどの草食動物は、自らセルラーゼをつくるわけではないですが、腸内のバクテリアがセルラーゼを作り提供してくれるおかげで、セルロースを単純な糖分であるグルコースまで分解し、それをエネルギー源として生きることができるわけです。つまり、草食動物はセルラーゼを作り出すバクテリアを飼っていて、共存共栄しているということになります。
さて、このセルラーゼですが、人間の営みには全く不要かと言えばそうでもない酵素でもあります。
バクテリア同様に、植物やキノコ、酵母の中にはセルラーゼを作る生物がいて、人間が食べた食物繊維の分解をしてくれる食材があります。
セルラーゼが不足することで現れる症状には、腸の働きにかかわるものが多く、下腹部のガス膨満、痛み、炎症、うつ症状、不眠、慢性的な栄養吸収障害などがあります。便秘の人には食物繊維をたくさん意識して食べるようなアドバイスがよくされますが、腸の動きを整えたり、腸内細菌の環境を整えてくれる食物繊維も、過剰になると腸には負担となることは言うまでもありません。
上記のような症状がある人、特に野菜や穀物を食べた後に症状が現れやすい人は、セルラーゼの補充を試してみるといいかもしれませんよ。サプリメントでの補充でもいいですし、キノコ類をあまり熱を通さず生に近い状態で、サラダの素材として摂ってみてもいいと思います。
さて、明日から週末です。日本は全国的に大寒波に包まれているようなので、寒いだけでなく乾燥も異常なほどです。くれぐれも風邪をひかぬように、適度な湿気、外出からも帰った時のうがいと手洗いは忘れずに!
それでは皆さん、よい週末を!
▲ by nutmed | 2012-02-03 18:37
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