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、今日からしばらくビタミンKをテーマに進めていきます。
ビタミンKはほかのビタミンに比べると、あまり話題にはならない地味なビタミンのようですが、とんでもない! ビタミンKはある意味ではビタミンのスーパースターともいえるビタミンなんです。
ビタミンKは現在までに7種類の存在がわかっています。自然界に存在するのはその中のビタミンK1(フィロキノン)とK2(メナキノン)になります。ビタミンKはよく「血液凝固ビタミン」とか「骨のビタミン」と呼ばれています。それにはビタミンKの働きが背景にあって、ビタミンKがグルタミン酸というアミノ酸に「補酵素」として作用し、血液が定常に凝固するために働くことと、血液が固まるために必要な物質がカルシウムと結合できるように働くことにあります。骨粗鬆症治療のためにに処方される(メナテトレノン)という薬がありますが、これもビタミンK製剤です。

ビタミンKが不足することによって現れる症状としては鼻血が出やすい、胃腸からの出血、生理のときの出血が多い、血尿、血液が固まりにくいなど血液の凝固にかかわる症状のほか、骨折をしやくくなったり、骨の密度が低くなるなどの症状が現れます。このほか、リウマチの痛みの軽減にも有効であることが期待されており、2008年6月に日本人の研究者による研究にビタミンKとリウマチのことが報告されいて、コラーゲンにかかわるリウマチの痛みの軽減にビタミンK2が有効であることが報告されています。

これに加えて最近の海外の研究によると、老化抑制、前立腺がんの治療にもかかわることが報告されていて、現代生活がかかえる問題の改善のためのビタミンとして大きな期待が持てるビタミンといえます。
by nutmed | 2013-05-31 08:28
今日はある臨床医から届いたビタミンD3と糖尿病の治療経過についての紹介です。昨年11月の投稿記事で。ビタミンDがインスリンの抵抗性を低下させる作用を持つことについて紹介しました。。
新潟で内科クリニックを開業されているこのドクターが、2011年からケアしている50歳前半の2型糖尿病の患者がいます。職業は大手ゼネコンのトンネル掘削作業員で、食べることが何より大好きな、肥満傾向にある男性です。
薬剤治療と食事療法を行ってきていますが、ドクターと患者本人の期待通りに血統コントロールができず、その指標であるヘモグロビンA1c(HbA1c)も7.2%前後を行き来する状態です。食事療法は管理栄養士の指示メニューを厳格に進めているにもかかあらず、なかなか改善しない状態でした。
以前から私のブログを定期的に読んでいただいていたこのドクターは、肥満傾向にある2型糖尿病患者の場合、その背景にはインスリンに対する強い抵抗性があることに興味を持ち、その患者の血液中の25-OHビタミンDの数値を検査すると、26ng/mlで、インスリン抵抗性を改善してみるアプローチを考えました。昨年12月からビタミンD3を毎食後に2000IU(50マイクログラム)、1日あたり6000IUの服用継続と、食事指導でカルシウムの含まれる食材の摂取を進めてきました。
その後毎月のHbA1cの定期的な経過観察をした結果、今年の2月には6..6%、4月には6.2%、5月17日には5.9%まで改善しました。
加えて98kgあった体重が5か月で87kgまで減量しています。

2011年8月にアメリカのタフツ大学とハーバード大学の研究チームによる臨床検討によると、1日あたり50マイクログラム(2000IU)のビタミンD3と400mgのカルシウムを1日に2回、16週間摂取してもらった92人の2型糖尿病、またはその予備軍の人の経過を観察したところ、2つのサプリメントを摂取しなかったグループに比べ、血糖コントロールの指標でもあるヘモグロビンA1c(HbA1c)の数値が低くなり、逆に摂取しなかったグループでは平均してHbA1cが高くなっていたと言う報告があります。
この背景ににはビタミンDが機能するためには、「受容体(レセプター)」が不可欠であること。
ビタミンDが「鍵」だとすれば受容体は「鍵穴」で、ドアを開けるためにはビタミンDが不可欠という関係があり今回の場合には、ビタミンDの鍵に対して、膵臓や血管に存在する鍵穴がビタミンDの受容体だと考えられます。
また、この研究報告では、ビタミンDの体内での代謝物質である血液中の25-OHビタミンDの数値が、24.5ng/mlよりも低い場合には、インスリン抵抗性を持ちやすくなる傾向があると報告していることから、2型糖尿病の治療にはビタミンD3の日常的な摂取が有効だと考えられます。
by nutmed | 2013-05-29 12:43
昨年末に開講しました栄養療法塾を皮切りに、今年は講演会、セミナーが相次いでいて、教育事業を目標の1つとしている私にとっては喜ばしいことでもあります。 活動の拠点が東京のため、講義やセミナーの開催が関東近郊に集中しています。以前からブログやfaceBookの読者の方から「関西でセミナーは開催して欲しい」という要望が多かったため、今回ようやく大阪でのセミナー開催にいたりました。

交通の便も比較的良い場所を選択していますので、関西方面の方でご興味のある方は是非とも参加くださるようお願いいたします。 開場の定員が70人となっておりますので、お申し込みはお早めにお願いいたします。

「目からウロコの家庭の栄養学セミナーin 大阪」
日時:平成25年7月13日
   13:45から16:00(開場13:15、開園13:45)
会場:野村コンファレンスプラザ大阪御堂筋コンファレンスルームC・D
〒541-0048大阪市中央区瓦町3-5-7 電話:01-6231-2484
アクセスアドレス:http://www.nomura-re.co.jp/office/midousuji/osaka_kaigi/location/index.html

講師;栄養医学研究所所長佐藤章夫(臨床栄養士)
講演テーマ「自分でできる体内環境チェックとサプリメントの賢い使い方」
定員:70人
参加費:2500円(ケイ素入りミネラルウォーター1本付き)

申込先:セミナー事務局 システムダヴィンチ 岩井までiwai@da-vinci.co.jp

by nutmed | 2013-05-27 13:19
誰が仕掛けているのかはわかりませんが、このところメディアでは盛んにビタミンDのことを取り上げてくれるので、少しでもビタミンDに対する関心が高まることは喜ばしいことではあります。
ビタミンDを自らの皮膚で、コレステロールから合成されることはまちがいないことですが、前回説明したように、ビタミンD3の合成には紫外線のB波が必要になることと、同時に紫外線のA波はビタミンD3を破壊してしまうことを小野えておく必要があります。
今回はもう1つ興味深い話を紹介します。アメリカのハーバード大学をはじめ多くの研究気管の研究者が、11月から3月にかけてのビタミンDの皮下合成の北限を報告していますが、総合すると北緯34度付近がその北限と考えられるようです。この時期に北緯34度よりも北に住んでいる人は、紫外線B波の照射量が少ないために、日光浴をしても自らの皮下で剛至できるビタミンD3の量は通常の50%以下に低下するということです。
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この地図の赤いラインが北緯34度線ですからこのラインより北の住民では、冬季にはビタミンD3の合成量が通常よりも半減するということになります。
したがって、紫外線のAB波のことだけでなく、季節によってB波の照射量がことなるということを考えると、日光浴をすれば、だまっていてもビタミンD3が自分の体が作ってくれるということはないわけです。
10月から翌年3月にかけて雨季を迎える北米ワシントン州やオレゴン州は北緯34度おり北に位置する土地でもあり、全米の中でもビタミンD3のサプリメントの消費量が最も多い土地柄でもあります。これはアメリカだけでなく、ドイツ、オランダ、北欧諸国が。亦エスキモーやイヌイットがビタミンD3の摂取を意識し、特にビタミンD3の摂取源としてタラやサバ、イワシなどの魚類を積極的にラベル背景もここにあると考えます。
我が二歩ではどうでしょうか。冬季にビタミンD3の強化キャンペーンを行っている自治体があるという話は私は聞いたことがありません。
ビタミンDは他のビタミンに比べて体内での作用が未解明の部分も多いビタミンですが、その理由の1つは、名前こそビタミンと命名されていますが、実際にはビタミンよりも機能性が高く、ビタミンDはもはやビタミンではなくホルモンであると考える研究者が増えつつある物質でもあります。
私がアメリカで勉強しているときから、多くの栄養療法医師がアトピー性アレルギー皮膚炎やじんましん、リウマチ、胃腸炎など炎症性の症状の治療に積極的に使ってきた実績があるビタミンD3ですが、西洋医学の臨床医の中にも、歯科医の中にも炎症の緩和のためにビタミンD3を積極的に使う医師が多くなっています。
このような背景があるビタミンD3は、そのほかのビタミン以上に、不足が慢性化することによって、炎症や症状のタネを作ってしまうことになり、最初は自覚症状すら感じない状態が、いつしか炎症性の明確な症状として現れてくることになるわけです。
by nutmed | 2013-05-24 16:35
今年は例年に比べて一般講演会、セミナーが目白押しですが、中でも私も楽しみにしている1泊2日のセミナーが6月に開催されます。場所は山梨県塩山です。今回は1回目でテーマはホルモンバランスです。日常、多くの皆サプリメントンが抱えている体内環境の悩みや症状の背景には、男女ともにホルモンの働きが隠れていることがすくなくありません。そのホルモンのバランスを整えるための栄養素や食事の方法などを中心に話をすすめていきます。希望者には翌日日曜日の朝から私の栄養カウンセリング(40分間)も用意しています。
ご興味のある方は是非おいでください。

こころとからだのゼミ

第1回 ホルモンバランス
「なんとなく疲れが取れない」「肌の調子が悪い」ということはありませんか?
もしかしたら、ホルモンバランスの不調からきているかもしれません。
美と健康に日々影響を与えているホルモン。
年齢とともに変化するホルモンの働きについて知り、バランスを整えるために日常で取り入れられる方法について、講義と実感できるワークで学びます。
「保健農園ホテル フフ山梨」ならではの、自然のリズムを感じながら、自分のからだを知り、じっくり整えられるプランです。

<日程>
2013年6月22,23日 1泊2日

スケジュール
6月22日(土)
14時      塩山駅→ホテルまで送迎 
14時30分  チェック・イン (お車でお越しの方はこの時間までにご到着ください)
15時     自律神経測定・ライフスタイルチェック
16時~18時  講義 ホルモンの働きとバランスの整え方
18時     夕食 
20時~21時  夜のワーク 副腎チェック&効果的なからだの休ませ方

6月23日(日)
7時~8時  朝のワーク ホルモンバランスを整える骨盤ケア 
8時     朝食
9時     自律神経測定・終了時アンケート
10時 チェック・アウト
11時     ホテル→塩山駅まで送迎
          ご希望の方のみ
10時~ 個別栄養カウンセリング(40分) 先着4名
             個別カイロ施術(30分) 先着8名
            (ホテル送迎に間に合わない方はタクシーでのお帰りになります。
            タクシー代は約3000円です。)

講師 : 22日講義&ワーク
栄養医学研究所所長 佐藤章夫 先生
    米国臨床栄養士。医学博士号、ホリスティック栄養士、ハーブ処方師などさまざまな資格を取得。医師向けのサプリメント開発や、クリニックでの栄養指導を行う。http://www.nutweb.sakura.ne.jp/

    23日ワーク
    chirotherapy SunRise 院長 関本忠浩 先生
    Chirotherapyこころ 院長 土屋亜紀子 先生

協力 : 陽春堂 自律神経測定器
<料金>
1泊2食+講義+ワーク+自律神経測定&ライフスタイルチェック 
2名1室 23800円  1名1室 26800円
個別栄養カウンセリング 40分5250円
個別カイロ施術     30分5250円

より効果を高めたい方へ
2泊3日プランもご用意しています。
2泊5食+(朝夕のセットプログラム2回+農業体験+ライフスタイルカウンセリング)
+講義+ワーク
    2名1室 42600円  1名1室 48600円 

<ご予約>
保健農園ホテル フフ山梨  0553-35-4422
✉ info@fufuyamanashi.jp

by nutmed | 2013-05-23 12:51
今日はビタミンDの2回目です。
先週アメリカのコネチカットで開業している友人のドクターが来日し再会したときに、彼と2時間くらいビタミンDについてディスカッションしましたが、2つの新たなトピックスを得ました
最初のトピックは、最近アメリカではビタミンD3の合成のための日光浴は従来のように積極的には勧めないという内容です。
前回説明したように、人間は皮膚の表面で紫外線B波の刺激を受けることで、コレステロールをビタミンD3(コレカルシフェロール)に変換をします。
一方で、紫外線のA波は合成されたビタミンD3を破壊する作用を持っています。それでは、以前から日光浴をすることでビタミンDを作ることを奨励してきたことは矛盾するように感じるかもしれませんね。
彼の説明の中にはたびたび「バランス」とう言葉がでてきました。紫外線のA波とB波のバランスということですが、ビタミンDを中心に現代人の生活環境を考えると、日光浴以前に食材から供給されるビタミンDが圧倒的に少なくなったことにくうぇ、家の窓ガラス、車の窓ガラスなど、紫外線のB波を反射吸収し、A波を透過させてしまう環境が多く、多くの現代人の生活環境下では、紫外線A波の過剰暴露になっていてAB波がアンバランスになっている可能性が高いと言います。
紫外線A波に過剰暴露することで、合成されたビタミンD3が破壊されてしまうため、日光浴でビタミンD3の合成を促す生活指導をする場合には、現状の生活環境を十分にヒアリングしたうえで、基本的にはサプリメントでビタミンD3を一定量補いながら行うように勧めているということです。
この話を彼から聞いたときに私の頭をよぎったのは、病院での入院患者と特別養護施設の高齢者のビタミンD3の数値ってどう管理されているのだろうか?ということ。それに10-20台の若い人たちのビタミンD3の数値は充足しているのだろうか?という疑問でした。
2つ目のトピックは聞いた私も身を乗り出して興味深々に説明をうけましたが、日光浴の後にシャワーを浴びると、せっかく合成されたビタミンD3が失われるというトピックです。多くも皆さんはビタミンD3は脂に溶ける脂溶性ビタミンであることはご存じだと思います。紫外線B波を受けて皮膚上皮でコレステロールが変化して合成されるビタミンD3は、上皮で合成されてもすぐには皮下の血管に浸透し体内に吸収されないことが報告されていて、合成後約48時間経過してようやく体内に吸収されるという報告があります。
つまり、日光浴をしても2日間はまだ皮膚の上皮近辺にビタミンD3ha存在しているということです。
したがって、日光浴をした後にシャワーを浴び、脂を分解して洗い流してしまう石鹸をつかって体を洗ってしまうと、上皮にあるビタミンD3が下水の中に洗い流されてしまうという研究の途中報告が最近アメリカで報告されたそうです。
この研究の発端になったのは、同じように1日中屋外で活動しているサーファー、ウィンドサーファー、それにビーチガードそれぞれの血液中ビタミンD3数値を測定したことだったようです。
結果は、ビーチガードの数値が最も高く、以外にもサーファーが最も低かったそうです。同じように対応の下に長時間いた共通点に対して、この3者の異なるてんと言えば海の水につかる時間と頻度で、可能性としては塩分の高い水に浸かることによって上皮で合成されたビタミンD3が洗い落とされてしまっているということでしょう。
日本でも以前から入浴に際して石鹸で皮脂を根こそぎ洗い流すことへの懸念や継承を唱える研究者は少なくありませんが、同じ理屈でビタミンD3にも影響があるということでしょうね。
by nutmed | 2013-05-23 09:59
今年は下半期から個人及び栄養医学研究所でビタミンDの強化キャンペーンを行おうと計画しています。
ビタミンDの働きについてはまだまだ十分に解明されていないことも事実で、この10年間、特にこの5年間ほどで動物、人による様々な働きや機能が究明されており、1日あたりの必要摂取量も従来~言われてきた摂取量よりもはるかに多い量が推奨されています。
ビタミンという名前はついていても、その素性はホルモン(ステロイド)にかなり近い機能を持っていて、ビタミンDの不足が思いのほか生活習慣病を作り出したり、症状を悪化させる背景にあることが報告されはじめました。
一方で、想像以上にビタミンDの不足傾向が現代人に多いことも各国から報告されていますが、我が国日本でも同じ状況があると私は感じています。
多くの臨床家が、日光浴をシテ紫外線を1日15分も浴びていれば自分の皮膚でビタミンD3が合成できることを声高に言います。決して間違いではありません。確かに肌の露出率とビタミンD3の合成量が比例すると言う報告もあります。ただここには補足をするべき事項があり、紫外線なら何でもイイというわけではありません。ビタミンD3を合成してくれるのは紫外線のB波(UVB)と呼ばれる紫外線です。
産科や小児科の医師の中には屋外に出さなくても屋内でガラス越
しに日光浴をさせてあげればビタミンDの合成は十分だと言う話もあります。しかし、マンションだけでなく戸建ての一般家庭の窓ガラスは紫外線のB波の大部分を透過させないガラスで、逆に合成されたビタミンD3を破壊する可能性が高い紫外線A波を透過させることが少なくありません。
したがって、屋内で乳幼児や高齢者に日光浴をさせるのであれば窓ガラスを明けて、直射日光を浴びるか、窓から入ってくる紫外線B波が屋内の床や壁に反射したものを日光浴する方法がベストだと考えます。
最近アメリカやドイツではうつ病の背景にビタミンD3の不足が深く関わっていることが報告されています。年間日照量が少ないと言われるアメリカワシントン州シアトルやオレゴン州の一部では、全米の平均よりもうつ病之発症率が多いことがかなり以前から報告されてきましたが、ここ最近になって血液中のビタミンD3の分析をしてみるとビタミンD3が不足傾向にあることがわかりました。
日本でも同様で、朝は出勤前に高数値のSPFのクリームを塗って出勤し、外は晴天の快晴デモ紫外線のAB波さえそそがないインテリジェントビル内のオフィスで1日9時間仕事をする環境が続けば、いやでも皮膚でのビタミンD3の合成量は低下することになります。
マルチビタミンミネラルやビタミンCもいいですが、日本人、特に都会で生活している人たちは。もっとビタミンD3の積極的な補充をするべきだと感じますね。
by nutmed | 2013-05-22 12:53
今日は朝から川越も気温がぐんぐん上昇しています。初夏の陽気です!
今日は最初に私の一般セミナーの話です。大阪での私のセミナーがようやく開催決定しました。詳細決定次第ブログデモ紹介しますが、日時は7月13日土曜日の13時から、場所は大阪の御堂筋近辺の予定です。会場が50人定員の開錠です。テーマは自分の体内環境を知る方法とサプリメントを賢く使う方法を予定しています。ご興味のある関西方面の方は是非参加ください。詳細は後日掲載します。

前回のビタミンCに続いて、ビタミンCを効率的かつ効果的に摂る方法のアドバイスです。日本人の多くが毎日のように取っているであろうビタミンCですが、ビタミンCの恩恵を最大限に得るための方法の1つが、いかにビタミンCの吸収量を増やすかと、体外に排泄されやすいビタミンCの体内での滞留時間を少しでも長くすることだと考えます。アメリカでは、ビタミンCの吸収量を増やし、短時間で吸収できるためのビタミンCno素材や摂取方法の研究開発がこの20年ほど継続して行われてきました。その中でもビタミンCの吸収量を増加させる作用が報告され、注目を集めている機能成分が黒コショウに含まれるピペリンです。(Srinivasan K. Black pepper and its pungent principle-piperine: a review of diverse physiological effects. Crit Rev Food Sci Nutr. 2007;47(8):735-48.)ピペリンはビタミンCだけでなく、クルクミン(ウコンに含まれるフラボノイド)やボズウェラなどのハーブ、また一部の医薬品の吸収時間を短縮するとともに、九h数量を増加させる機能成分でもあります。同じ量のビタミンCを摂る場合、ピペリンと一緒にビタミンCを摂ったほうがビタミンCno吸収量は明らかに増加している報告もあり、ビタミンCを摂る時にはピペリンは吸収量アップに有効な素材と言えます。ピペリンがビタミンCやその他の成分の吸収を増加させる背景には、ピペリンがビタミンCなどの成分が吸収される際に吸収を妨げる酵素の作用を抑えるためと考えられています。アメリカではビタミンCにピペリンが配合されているサプリメントが市場に出始めていますが、現在飲んでいるビタミンCのサプリメントを飲む際に、黒コショウを一振りほどを、サプリメントを飲む水に入れて飲めば同じ効果が得られると言えます。また、最近急増している自宅でジュースを搾って飲む人の場合にも、搾ったジュースに黒コショウを1振り入れて飲むことでビタミンCを短時間に吸収できるわけです。 是非お試しください。
by nutmed | 2013-05-14 11:25
雑誌や書籍でも扱われることが増えた慢性疲労ですが、その症状の改善の目的で摂取が有効とコメントされている栄養素がビタミンです。ビタミンC(アスコルビン酸)には、副腎疲労の症状の背景の1つである、副腎が作るステロイドホルモンのコルチゾールを安定的に生産する作用がある一方で、コ副腎からのルチゾールの分泌を抑える働きがあります。副腎疲労の背景、特に副腎疲労の初期段階では、様々なストレスを受けることや、でんぷん質の炭水化物の過剰摂取によって、脳からのシグナルで、副腎がコルチゾールを大量に生産するよう促されることによる体内環境への様々な影響があることです。以前に投稿したテーマでも副腎には1日の中で働きのリズム(日内変動)があり、そのリズムのパターンが崩れることが副腎疲労の症状の背景になっていることを紹介しています。ビタミンC(アスコルビン酸)を摂ることで、副腎疲労の原因を作っているコルチゾールの過剰な分泌を抑え、副腎のリズムを補正することがビタミンC(アスコルビン酸)を摂ることが勧められる背景にあります。副腎疲労に関心がある人や、今の自分の症状が副腎疲労に近いと感じた人たちが、雑誌、書籍。またはネット上で「副腎疲労の症状の改善にはビタミンCが不可欠! 摂取推奨量は1日あたり3,000mgです」を見てせっせとビタミンCを飲むわけです。確かにコルチゾールが過剰に分泌されるような、いわゆる副腎疲労の初期段階の人の場合にはビタミンCの摂取は有効だと考えます。しかし、副腎疲労の中には、コルチゾールの生産量が低下してしまうシビアな人がいて、私が栄養カウンセリングを行っている病院でも、唾液で検査してもらうとコルチゾールが十分に生産できない人が副腎疲労を訴える人の中に想像以上に多いようです。もし、このように副腎疲労の症状が進行しているコルチゾールの腺サインが十分でない人に、一律マニュアル通りにビタミンCを飲んでもらったら、益々コルチゾールの分泌量が減り、症状は悪化する場合もあり得ます。少なくとも、症状が副腎疲労の可能性があるからと言って、副腎機能の状態を確認せずにビタミンCを3,000mgも飲んでもらえば逆効果になる可能性は否定できないでしょう。
副腎疲労とは関係ないですが、日本人の摂っているサプリメントのTOP3には必ずビタミンCがあげられるでしょう。一方で副腎の1日のリズムを見ると、午前5時から8時くらいからコルチゾールの生産と分泌が上昇するとともに副腎の働きが立ち上がり、昼に向けて上昇します。その後、午後9時くらいにかけてコルチゾールの生産と分泌量は低下し副腎の働きも低下し、就寝後から翌朝にむけての休息期にはいります。つまり、これから1日がスタートするために「全能の臓器」とのいえる副腎にスパークが入る朝、コルチゾールの分泌量を抑えてしあうには充分量のビタミンCを飲んでしまうことは副腎の働きにも影響を及ぼすことにもなるわけです。逆に、夜間にストレスが多く感じられた日や、夜間にジムで筋トレをしコルチゾールが過剰に生産されたような場合では、積極的にビタミンCを飲むことは、アドレナリンのダダ漏れの副腎興奮状態を抑えるためには有効だと考えます。こんな研究報告は世界中探しても検索できないかもしれませんが、うつ症状をはじめ、副腎疲労にかかわる症状を持つ人や、朝から元気があがらない人には、朝一番で10000mg以上のビタミンCを毎日飲んでいるなんてことがあっても不思議ではないかもしれませんね。
by nutmed | 2013-05-13 16:13
この連休前に個人的に驚愕したニュースは、東京電力が福島で汚染された汚染水を生みに放水しなければならない状況にまで至っていて、沿岸自治体と漁協に相談の上太平洋に放水する計画を進めているというものでした。そんな折25年来のカナダ人の友人からこんなメールが飛んできました。
「TEPCOはタンクで貯蔵しきれなくなり、地下に漏れ出した汚染水の一部を生みに放水する方向で計画をしており、沿岸の漁民に打診し、了解を得て進めたいと言っているけど、その沿岸の漁民っていうのは福島を中心とする日本の沿岸の漁民のことを言っているのだろうが、TEPCOが放水を計画している太平洋の沿岸にはもちろんカナダも含まれるし、時間の経過とともに太平洋内だけの問題では済まなくなることをTEPCOも日本政府も理解しているのか?! 放水の許可を得るなら日本の沿岸ではなく太平洋沿岸の全ての国に対して許しを請うべきだろ? もちろんそんな打診があっても許可をする国があるわけないとおもうけれど・・・」 

さて、今日はアルミニウムの最終回です。
水銀がワクチンの防腐剤として使われていることは以前からもブログで紹介していますが、 アルミニウムもワクチンの防腐剤として使用されているほか、胃酸を中和させる制酸剤(胃薬)などの薬品、ベーキングパウダー、微量ながらほとんどの野菜、牛乳に含まれているとかんがえるべきでしょう。アルミニウムが体内に入る最大の原因はこれらの薬品だが、日常の調理で使用されるアルミ製の鍋、釜、フライパン、また、アルミホイルからの摂取も見逃すことはできません。特に、根菜類、リンゴなど比較的酸性の食材をアルミ製調理具で調理することによって、アルミニウムが溶けだしてくる可能性が高くなります。
したがって、これらアルミ製の調理具をアルミ以外のものに換えることが望ましいでしょう。
日本では水道水に混入されてくるアルミニウムは米国に比べて多くはありませんが、水道水も浄水器などを通したものが望ましいと思います。

アルミニウムの注意点の1つに貧血傾向にあって鉄剤を飲むよう指導されている人、特に女性では、このような鉄剤を積極的に摂取している場合には、アルミニウムの体内蓄積が思いのほか進むことに注意するべきです。鉄が貯蔵サプリメントれる形のフェリチンとアルミニウムはよく結合することがわかっていますが、鉄欠乏性の貧血でフェリチン数値が低い人では、医師から積極的に鉄剤や鉄のサプリメントを勧められますが、フェリチンが上昇することは悪いことではないのですが、それと同時に体内に蓄積するアルミニウム量も上昇するケースがありますので、貧血改善で鉄を積極的に摂る際には、少なくともアルミニウムでできた調理器具を使用しないようにすること、アルミニウムが配合された胃薬は避けること、ワクチンの接種にはそのワクチンに使用されているあるに産むの有無を確認することなど注意を配ってください。
by nutmed | 2013-05-11 08:07

栄養・健康・食に関する気ままな日記


by nutmed