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昨日は関東地方でも強烈な春一番が吹き荒れ、早咲きの河津桜などの花弁が、早々と散り始めています。それでもこの週末の連休には、東京近郊のソメイヨシノの蕾も一段と膨らむ陽気になりそうです。

さて、久々の今日は、2型糖尿病治療中で、薬と、食事、運動療法をしている人の中で、想像以上に血糖値とヘモグロビンA1c(HbA1c)のコントロールが良好でない人の背景に内在する、インスリン抵抗性を抑える可能性が高いハーブ(漢方)素材についてです。2型糖尿病の人の多くが持つインスリン抵抗性を改善することが、血糖のコントロールを良好にし、高血糖による様々な合併症の進行を抑えることにつながると言ってもいいでしょう。
インスリン抵抗性は、インスリンがある程度作られているにも関わらず、インスリンに反応して、血液中の糖分が筋肉、細胞に取り込まれず、慢性的に血液中の糖分が高くなる原因になります。インスリン抵抗性の多くは、ストレス、過食・不規則な食生活・運動不足による肥満が引き金を引くと考えられています。
EU諸国とアメリカでは、インスリン抵抗性の改善が2型糖尿病のファーストチョイスとして、かなり以前から治療のアプローチが進められていて、処方薬も1957年にヨーロッパで承認され、その後アメリカでも承認され
広く処方されるようになったメトホルミン(Metoformin:Glcophage)が処方率の高い薬です。メトホルミンについては以前に特集をしているのでこちらを参考にしてください。
メトホルミンは、ゴーツルー(Goat’s rue)という植物の薬理作用を持ったグアニジンが主成分であることから、近年日本でも話題になっている「糖化」を抑制する素材として、2型糖尿病の合併症の背景に潜んでいるこの糖化を改善することが期待されてきた薬です。
一方で、メトホルミンには、筋肉疲労の原因として悪者扱いがはなはだしい、乳酸蓄積への誤解と懸念が潜在することや、男性ホルモン(テストステロン)を低下させる作用が報告されるようになり、45歳以降の男性更年期症状を伴う2型糖尿病男性の場合、メトホルミンの継続服用にょって、筋力低下、慢性疲労、精神的不安、男性機能低下(ED)などが現れるケースが報告されることが増えています。
この1年ほど前から、メトホルミンの副作用的な症状を補いつつ、インスリン抵抗性を抑え、糖化抑制などの面を大幅に改善する作用を持つ、ハーブ(漢方)の動物および人での研究結果が、いくつも報告されています。
その素材はBerberine(ベルベリン)という植物がもつ物質です。ベルベリンは、柑橘系植物のキハダ、漢方薬で使え有れる黄連(オウレン)に含まれる薬理作用のある物質です。日本では処方薬で、止瀉薬として下痢止め、抗菌・抗炎症・血圧降下などを対象に処方されています。アメリカではこれらの症状よりも、カンジダ菌の繁殖予防や除菌フォローのためのハーブとして使われることが多いでしょう。
最近では、インスリン抵抗性の改善、コレステロール、中性脂肪が慢性的に上昇する脂質異常症からくる血糖上昇の予防改善、ブドウ糖吸収阻害作用(αグルコシダーゼ阻害)、インスリンの生産抑制、抗がん作用、男性ホルモン(テストステロン)の分泌促進、エネルギー生産促進、そして、血管の機能に重要な働きを持つ、一酸化窒素(NO )の生産促進など、2型糖尿病の原因と合併症のよぼう改善に有効な作用を沢山合わせ持つベルベリンを使うドクターは、栄養療法だけでなく、糖尿病の専門医、歯科医、カイロプラクターにも増えています。
アメリカでは、上記のような2型糖尿病を取り巻く症状の改善、予防の目的で飲むベルベリンの量は、毎食後300~500mgとされています。使用初期に軟便になることや、腹部膨満感が生じることが報告されています。また、妊婦、授乳期の女性、15歳以下の児童んお使用は避けることが勧められています。
日本では、処方薬扱いなので、現在の主治医に相談のうえしょほうしてもらう価値は高いと思います。
英語ですがBerberineの内容紹介と研究論文集を紹介しておきます。
by nutmed | 2014-03-19 15:17
グルテンは、小麦、大麦、ライムギ、及び、オートムギのような草食物に含まれる蛋白質です。カゼインは、母乳、牛乳、アイスクリーム、チーズ、及び、ヨーグルトなどの乳製品に含まれる同じく蛋白質です。
グルテンやカゼインは人間にも有用なたんぱく質ですが、年齢、吸収能力を考えて摂取しないと、逆効果にもなるたんぱく質で、これらの食物に含まれるグルテンとカゼインが幼児のアレルギーの原因および神経系統の働きに支障を来す可能性が示唆されはじめています。
・牛乳の摂取には注意
牛乳のたんぱく質の80%を占めるカゼインは、人間の腸で歯分解がし難いタンパク質でもあります。母乳にも含まれるたんぱく質ですが、牛乳のカゼインは母乳の7倍ほどの料が含まれており、特に乳幼児の腸には、異性タンパク質として影響を及ぼしやすいたんぱく質です。しかし、牛乳に含まれるカゼインは、胃を4つも持つ子牛にとっては容易に分解できても、人間の乳幼児には分解が困難なたんぱく質です。したがって、乳幼児、少なくともカゼインを分解する酵素(トリプシン、キモトリプシン)が分泌できるようになるまでは、牛乳の摂取には注意する必要があると考えます。

・大豆食品の過剰摂取はカゼインの分解を阻害する
大豆には膵臓で分泌され乳タンパクであるカゼインを分解する酵素(トリプシン)の働きを抑制するトリプシンインヒビターが含まれる。

・牛乳や小麦はモルヒネと同じ作用を持つ!?
グルテンとカゼインは、腸でタンパク分子(2個以上のアミノ酸が結合したペプチドと呼ばれる分子)に分解され、最終的にアミノ酸に分解されます。
グルテンとカゼインが、腸でタンパク分子に分解されるとモルフィン(グリアジノモルフィン、カソモルフィン)と呼ばれる物質になります。このモルフィンは本来血液の中には存在しない物質で、これが腸の膜を通過して体内に吸収される可能性があります。特に、小腸の粘膜が破れてしまうようなLGS(リーキーガット症候群)の場合には確実に体内に吸収されることになります。
血液を通して体内に入ったモルフィンは、麻酔薬のモルヒネに似た作用を持つことが知られており、このモルフィンは脳膜を通過して脳内に入り、小児の脳、特に、言語や聴覚機能を司る側頭葉の働きに影響を与え、ADHDの引きがね、また、統合失調症の原因になる可能性が報告されています。

・グルテンとカゼインは自閉症と統合失調症の原因の可能性?!
フロリダ大学のケイド博士らの研究によると、自閉症および精神分裂症患者の95%は、グルテンとカゼインのタンパク分子(ペプチド)が尿に排泄されるペプチド尿症であることを報告しています。一般に、このペプチドは尿中には排泄されないものですが、ペプチド尿症の場合、ペプチドが腸の膜を通過して血液に入り、腎臓でろ過されずに尿に排泄されてきます。ケイド博士の報告では、このペプチド尿症を食事療法や透析によって改善することで、自閉症および精神分裂症の症状がかなり納まることを報告しています。

・グルテンとカゼインはローテーションダイエットで摂取する

グルテンとカゼインは全く食べないほうがいいと言うことではないですが、少なくとも現在、注意が散漫で、落ちつきがなく、集中力に欠けるようなお子さんの食事のメニューを考えるとにきは、グルテンとカゼインの摂取には注意することをお勧めします。
グルテンとカゼインは添加物としても使用されていることが多く、現代食生活の中では、避けることが非常に難しいたんぱく質であると言えますが、明らかにグルテンとカゼインが含まれている食材を毎日のように継続して食べさせることは避け、食材をローテーションさせ、なるべくグルテンとカゼインを分解する負担と蓄積を抑えることを考えた食事のメニューをお勧めします。
基本的には、5歳未満のお子さんには1週間に1回、5歳以上のお子さんには週に2回を目安に、また、落ちつきのないお子さんには2週間に1回を上限に考えてみるといいと思います。

・注意するべき食材
お母さん方もその食材選びに四苦八苦されていることと思います。
グルテンとカゼインの作用について説明してきましたように、集中力が低下するお子さんにとっては、あまりお勧めできない食材であると思います。自閉症のお子さんの多くは胃酸の分泌が低下していると思われる状態で、グルテンとカゼインが含まれる食材の摂取には注意べきでしょう。
*避けるべき食材
・小麦、大麦、ライムギなどの麦類
うどん、パン、スパゲッティ、シリアル、肉まん、あんまん、クッキー、ピザ
ケーキ、オートミールなど
・乳製品
牛乳、ホットミルク、チーズ、ピザ、ヨーグルト、アイスクリーム
・グルテンをつなぎとして添加している加工食品
そば、ラーメン、ハンバーグ、餃子、ミートボール、アイスクリーム、マッシュポテトなど
by nutmed | 2014-03-07 10:32

栄養・健康・食に関する気ままな日記


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