臨床栄養士のひとり言

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第1357回 和ハーブを使ったメタボ、肥満改善セミナー

今週末8月2日のセミナーの告知をwすっかり忘れていました。私のセミナーテーマとしては初めての試みでもある、和ハーブを利用したダイエットセミナーがあります。主催者の方から直前ではありますが、まだ若干の残席があるとのことなので、もしご興味がある方はどうぞおでかけください。和ハーブを利用したダイエットについてですが、最大のポイントは、和ハーブの持つ機能性を使って、肥満とメタボの根本原因でもあるインスリン抵抗性を改善予防を行う方法です。インスリン抵抗性は2型糖尿病と低血糖症のリスクファクターでもあるので、これらのリスクグループの人にとっても有益な3時間になると思います。
詳細は以下のサイトをご覧ください。

http://kouza.jacowb.org/1482satoukouza/
by nutmed | 2014-07-31 09:16

第1366回 予防医療診断士認定講座のお知らせ

私の10年来の友人デモあり、予防医療を考える同志でもある臨床医、金城先生が、このほど念願の一般社団法人 日本予防医療協会を設立され、予防医療に携わる予防医療診断士の育成講座を開講することになりました。私も、及ばずながら、講座の講師として、東京都大阪で講義を受け持つこととなりました。
同教会と予防医療診断士の詳細についてはここにアクセスしていただけると参考になります。
講座のカリキュラムも充実しており、予防医療に際する実践的な知識を得ることができると思います。
ご興味のある方は、是非申込下さい。
by nutmed | 2014-07-25 15:30

第1365回 タリウムの検出が増加している背景

栄養医学研究所で受託している爪のミネラル分析検査が、この6月末で通算8000検体を超えました。分析を委託しているのは、私の臨床ミネラル学の師匠でもあるドイツのDr.Bushの検査センターです。
2000年6月から受託を始めて以来、日本人から検出される水銀が高レベルである事実が、本当のことであったことを裏付ける数値は相変わらずですが、2011年3月11日以降、現在に至るまで継続して顕著なことは、かつては検出されなかったセシウム、ストロンチウムに加えてウラニウムが全国規模で検出されるようになったことです。
先週、栄養医学研究所のスタッフから、「最近、タリウム(thalium)の検出頻度が増えているような気がしますが、この背景は何でしょうね?」ということを投げかけられました。
私も少し気になったので、過去の数値を5年刻みで追跡してみました。そうすると、確かにタリウムについては、2012年2月頃から、従来の検出率をはるかに上回る件数が基準許容範囲をこえた結果が出ていることが分かりました。従来の検出率を上回ると言うと、相当な数を想像されるかもしれませんが、具体的にタリウムが高い方の人数は、2カ月で1.5人と少ないのですが、2012年以前には、3年間で1人ほどの検出であることと比較しても、有意に多いと言えると思います。
タリウムが生活環境から体内に侵入してくることは、比較的稀だと考えられています。タリウムの体内侵入源として最も高いのは、半導体電子部品の製造工程だと思います。そのほか、カメラや望遠鏡のレンズ製造工程、放射能測定用のシンチレーションカウンター製造工程です。おそらく、これらの職業に従事されている方は、定期的にタリウムの測定を尿または毛髪で分析されているのではないかと思います。
タリウムは、カリウムとよく似た大きさと性格を持つことから、体内に侵入すると、カリウムと同じような動きをします。カリウム濃度が高い細胞組織である、神経、肝臓、腎臓、副腎、心筋などの細胞のミトコンドリア内に集中します。また、タリウムは硫黄基質を持つ酵素の合成を阻害するため、メチオニン、システインの含硫アミノ酸の生産量が低下し、毛髪、爪、皮膚を構成するケラチンの合成が障害され、脱毛の原因になります。
このほか、タリウムはビタミンB2の機能も阻害することが確認されているため、ビタミンB2が不足することによって現れる、神経機能障害、皮膚の炎症、口内炎及び脱毛等の原因になるとも考えられます。
タリウムの作用を利用して、ネズミの駆除に使う殺鼠材、農薬にもタリウムが使用されてきた歴史もあります。
では、ここ数年で日本人から検出されるタリウムが増えている原因背景はどこにあるのでしょうか。早速、私の臨床ミネラル学の師匠でもあるDr.Buschにアドバイスを求めて見ました。
彼女のコメントでは、「タリウムには核種があるので、2011年3月のの福島原発事故の影響とも考えられないわけではないが、ここ数年の日本を取り巻く周辺環境を考慮すると、原発の影響よりも、中国のPM2.5飛来の影響が最も高いと私は考えます。PM2.5などの炭化物質は石炭の燃焼によって発生するもので、石炭に含まれ未燃焼の水銀、鉛とともにタリウムもPM2.5とともに飛散していると考えます。日本の環境庁が数十か所でPM2.5の定点分析をした結果を私はネットのニュースで見ましたが、東京郊外の山や福島でもPM2.5に含まれる水銀が分析されていました。残念ながら彼らはタリウムの分析はしていませんが、これだけの量の水銀が飛来していることを考えると、同様にタリウムも飛来していると考えても不思議ではないでしょう。」 確かに、海外のメディアの報道の中には、中国が愛出する石炭燃焼煙の量はこの数年で激増しているという記事を見た記憶があります。
人が直接呼気から吸引するタリウムと同時に、地面に降り落ちたタリウムを植物が吸収し、その収穫物を家畜や人の口胃入ると言う経路になると思います。
Dr.Busにタリウムを排泄する方法を聴いてみました。「セレニウム、ビタミンE、α-リポ酸の積極的な摂取に加え、働きが阻害されることで影響を受けるビタミンB2、メチオニン、システインを積極的に摂ることが肝要です」とのコメントをもらいました。、
by nutmed | 2014-07-24 10:21

第1364回 グルテン不耐性確認のススメ

昨夜まで、仕事で行っていた札幌は、湿気もなく爽やかに過ごせましたが、一変して大暑の今日の東京に戻ると、露明けたとはいえ、肌にまとわりつく湿った熱風で、夏を思い知らされます。

さて、今日は午前中の栄養カウンセリングに、2回目の来院の女性の話題です。彼女の最大の悩みの症状は,いわゆる無毛症状で、頭髪、まつ毛、眉毛が生えて成長しないというものです。中高校生のころには生えていたそうなので、先天的なものではなく、何らかの原因による後天的なものであるようでした。
過去から、ステロイド治療、漢方、民間療法、頭髪マッサージなどを経験してきたようですが、いづれも良好な結果は無く現在に至っています。
私の栄養カウンセリングに来られたのは、この頭髪、眉毛、まつ毛が生えない状態の改善のためではなく、この10年以上続く慢性的な疲労感、便秘、精神的な落ち込みをの原因が栄養からきているものかどうかの確認と、改善のための食事アドバイスを求めてのことです。
1回目のカウンセリングのときに、過去から現在までの症状、特に疲労感と、精神的ストレスの状態、食生活を詳細にヒアリングしていくと、副腎疲労とグルテン不耐性というキーワードが炙りだされてきました。
彼女には、グルテン不耐性の説明をして、3週間のグルテンチャレンジテストを自宅で行ってもらうようにお願いして、1回目のカウンセリングを終えました。
約1か月を経過した本日午前中に、2回目のカウンセリングに来られた彼女が、部屋に入ってこられて「先生、グルテンを抜いて3日目に、少なくともこの10数年このかた味わったことのない、体の軽さを感じました。便通も良好になり、睡眠も熟睡感を感じるようになったし、精神的なイライラや落ち込みもなくなり、朝も疲労感とダルさでベッドからはい出るようにして起きなければいけない状態がなくなりました。世の中の健康な人たちは、日常的にこんなに体の調子がいい生活をしていたのかと思うと、嬉しくて、私にとっては劇的な大変化を感じています」 これほど劇的な診るのも稀なことではあるので、彼女には、食事からどの程度のグルテンを除いたのかを確認したところ、私がグルテンチャレンジテストの説明の書類に書いてある、数十種類のグルテン混入食材、醤油、ケチャップ、ソースなどの、わずかにグルテンを含む食材から、パン、麺類、カレールーなどに至るまで、ほぼ100%をストイックに避けてみたそうです。
私の栄養カウンセリングでは、今までにたくさんの人にグルテンチャレンジテストを行っていますが、70%ほどの方が、彼女のように何らかの変化を感じてもらっていることも事実です。 一方で、TPOや友人知人との食事、衝動から、リストアップされたグルテン食材を100%避けることは至難の業とも言えます。特に、日常的な食材のほとんどにまでグルテンが浸透している日本人の食生活を考えると、ストイックにすべてを避けることは、場合によってはそれ自体がストレスの温床となり、副腎へのダメージをつくる原因にもなるため、グルテンチャレンジテストをお願いするときには、この点に細心の留意をしています。
彼女の場合、3日目まで終了した時点で、劇的な改善変化を感じたので、これほど体調がよくなるのであれば、ストイックに避けてみようと思ったそうで、特段それ自体にストレスを感じることもなく継続できたそうです。
私も彼女の予想以降の改善変化は嬉しく感じましたが、彼女の最大の悩みでもある、頭髪、眉毛、まつ毛が生えて成長しないことに対する、グルテン不耐性改善の効果は、多くは期待できないものと感じていました。
カウンセリングの最後に、ストレスにならない範囲で今後もグルテンを避ける食生活をしばらく継続することに決め、今後の注意点を説明していると、「グルテンを避けることにはストレスは感じないので大丈夫です。疲労感と精神的なストレスがなくなったことは大きな変化であり、原因が分かったことでストレスもなくなりましたが、実は、まつ毛と頭髪に産毛がポツポツと生えてきたことが、この10数年、いろいろな治療や施術で効果がなかったのに、私にはうれしい変化です。治療方法や施術を変えたわけではないのにまつ毛と頭髪に産毛が生えてきた原因は、この1か月で避けてきたグルテンの影響だと思いますので、今後もストイックにグルテンを避けることは苦痛でもストレスでもありませんから大丈夫です」という思いもかけなかった変化に、今更ながらグルテンの負の影響を再認識しました。
もちろん、彼女のケースが、彼女と同じ症状、お悩みを持つ人たちすべての共通原因がグルテン不耐性であることはありませんが、日常的な食事で何気に食べている小麦グルテンの影響の有無を確認してみる価値はあるはずです。
by nutmed | 2014-07-23 12:51

第1363回 アメリカ最終日の話題は?

本日はアメリカ最終日。栄養医学研究所で製造委託しているサプリメントの素材原料のメーカーとの打合せと、アメリカの原料市場ヒアリングに1日を費やしました。アメリカのサプリメント市場は大きな変化もなく、相変わらず売上トップはグルコサミン商品で、この状況は、ここ5年は変わっていません。グルコサミン商品の訴求点はもちろん膝関節痛と炎症の改善ですが、ここへ来て最近のグルコサミン商品トピックは、肌の柔軟性改善と、排尿が楽になる効果だそうです。特に、男性の前立腺肥大時の排尿の改善です。しかし、従来の関節痛改善も、前立腺肥大も、ターゲットは中高年であることは間違いなく、サプリメント市場を支えているのは、中高年のアクティブエイジのようです。
もう1つの話題は、オーガニック素材を使ったサプリメントについてです。私自身、日本で、オーガニック素材を使ったサプリメントの製造依頼は、この5年で確実に増加しています。本日訪問した原料メーカーでも、日本の会社からのオーガニック素材原料の問合せが増加しているそうです。私は、以前からカプセル、タブレット、パウダー形状のオーガニック素材原料を使ったサプリメントの商品化には懐疑的で、条件が揃わなければ、オーガニック素材原料を使ったサプリメントの製造は意味がないと考えています。本日訪問した原料メーカーの経営者と精度管理責任者も同じことを言っていましたが、オーガニック素材は、加工せずに生に近い状態で摂ってこそ意味のある素材であるが、サプリメントの原料とするために、熱を加えたり、凍結したり、抽出する工程を経た原料は、既にオーガニックではないことを力説しています。この点については、私も全く同感です。これに加えて、オーガニック素材についての新たな見方を彼らがに教えられました。皆さんの多くがご存知にように、オーガニック素材は、化学肥料だけでなく、殺虫目的、バクテリアの殺菌目的の化学物質は一切使用していません。つまり、バクテリアの繁殖は旺盛であるということでもあります。オーガニック素材からサプリメント原末へ加工する場合、スチームによる減量高熱殺菌を行うことになりますが、この時点で100%のバクテリアが殺菌されるわけではないそうで、カプセル、タブレット、パウダーの商品化をした場合、ノンオーガニック素材を使った商品に比べ、消費期限および保存管理はかなり厳格に行われるべきだということを十分理解しなければならないとのことです。日本人の多くが「オーガニック=安全」という方程式を抱いて、サプリメントにすらその方程式を持ち込むほど、簡単にことは解決しないというきとでしょうね。彼らががこんな質問をされました。「去年、日本人のサプリメントメーカーがやって来て、自慢げにオーガニック素材100%で作ったというサプリメントを見せてくれたけど、あんたの会社の顧客はそのオーガニックサプリメントの目ん玉が飛び出るほどの価格に見合うだけの満足感と効果を実感してるのか?と聞くと、そ日本人は、今の日本人にとってオーガニックという言葉は何よりも殺し文句なんだ、と言っていたけど日本人はサプリメントに何を求めて、何を期待すているんだ?」恐らくこの質問は、私も日本人に向けてしてみたいものでもあります。
by nutmed | 2014-07-10 10:58

第1362回 最近のアメリカのサプリメント話題

この1カ月間、アメリカのサプリメントマーケットを賑わせている話題は、何と言ってもDr.Ozショーで紹介されて1夜で100億円を売り上げたGreen Coffeeのクロロゲン酸による〜減量効果のデーターは捏造で効果は見られないことが暴露されたことでしう。ここへきてFDAが本格的にDr.Ozの事情聴取をすることになったようで、コーヒークロロゲン酸商品は一気に向かい風に直面しているようです。日本では今だに三ケ月マークの会社の鼻息があらいようですが。クロロゲン酸に隠れてしまいましたが、比較的インパクトが大きかった話題に、Dr,Bestブランド(日本でもアメリカのサプリメント通販ではポピュラーなブランド)のRed Yeast Rice(紅麹)サプリメントにコレステロール改善、脂質異常症の改善の処方薬成分であるロバスタチンが含まれていたことが判明し、FDAに7000本強の自主回収(リコール)申請が出されたことでしょう。元々、脂質異常症改善の処方薬の主成分スタチンは、紅麹から日本人が発見した物質なので、効果はスタチン系薬に匹敵するものがありますが、今回の商品には、明らかに医薬品のロバスタチンが配合されていたようです。アメリカでもRed Yeast Riceのサプリメントを扱うメーカーは多いので、今回の件でのダメージは少なくないようです。
http://www.fda.gov/Safety/Recalls/ucm402584.htm
by nutmed | 2014-07-08 12:50

第1361回 アメリカ出張中のトピック

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先週3日から、アメリカ出張中です。昨日はロスアンジェルスから南東に下り、アーバイン(Irvine)にきています。日本では七夕ですね。連日の晴天の南カリフォルニアなら、あまのがわは綺麗にみえます。
アメリカには栄養療法の研究会とサプリメント工場での打合せの目的できていますが、今回の大きな話題は2つで、1つ目は、アメリカがここへ来て本格的にトランス型脂肪酸の規制を始めることです。すでに諸国、特にデンマークを中心に、加工食品におけるトランス型脂肪酸の厳格な規制がスタートしていますが、アメリカもニューヨーク州をはじめとして、今後全米で、トランス型脂肪酸の厳格な規制をスタートする方針を固めて来ました。テレビや雑誌でも、トランス型脂肪酸の健康被害の影響の紹介は積極的に行われています。アメリカでは、10年ほど前にもトランス型脂肪酸の規制に連邦政府が乗り出すのではと言う動くがありましたが、大手食品メーカーなどの猛反発があったようで、実現しませんでした。ここへ来て、死因を含めた健康被害の背景に、トランス型脂肪酸の存在が少なくないことが、動物だけでなく人の研究調査によって明確になってきたこととともに、医療資源の抑制策も考慮されての動きになったものと考えらます。
日本でも数年前に、せいふとしてのトランス型脂肪酸の規制をスタートするうごきもありましたが、結局見送られた経緯があります。今回のアメリカの動きは、日本にも確実に影響を与えることでしょうから、さほど遠くないじきに、日本でもトランス型脂肪酸の規制が打ち出されるものと考えますし、それ自体は大歓迎なことですね。
2つ目は、この15年間、私が一貫して訴え、啓蒙して来ました、「消火分解と吸収」を再認識したしょくじの仕方、特に胃酸と消化酵素を伴った食事の進め方が、ここアメリカでも重要で不可欠なプロセスとして日常生活の中に積極的に取り入れようと言う動くが高まってきています。
1昨日訪れたロングビーチにある旧知の栄養療法医師のクリニックで聞いた話では、日本で言うところの「食育」啓蒙のプログラムのなかに、咀嚼の意識と共に、胃酸の分泌状態を自宅で定期的にチェック確認し、消化分解を促進させる食事を進めることを積極的に行っているそうで、この動きは歯科医、西洋医学の医師、カイロプラクターなどもきょうりょくして行っているとのことです。
最大の目的は、食材を正常に吸収させることと、口から腸に至る消化管の粘膜表面で、食物不耐性やセリアックなどの状態を作らないようにするためです。
これは、まさに私が以前からけいもうしてくたきとそのものであり、古くから日本の食事環境のこんていにあったものです。
とかく、食材、栄養素の良し悪しばかりに注目することが多いにほんじんですが、しょくざいや栄養素、果てはおーがにっくなのか否かという問題を問う以前に、自分の消化分解と吸収能力が十分にあるのじゃ?、またそれを向上させるための方法と日常的なチェックぬついて、もっと目を向けてほしいものですね。
by nutmed | 2014-07-08 00:41

第1360回 関西でのセミナーご案内

なかなか、関西方面でのセミナー、講演会のチャンスがなくて、関西方面の読者の方のご期待に添えずにいますが、今年は久々に。10月に大阪でセミナーを開催していただけることになりました。
詳細はこちらのサイトをご覧いただき、ご興味のあるかたはぜひ参加ください。
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by nutmed | 2014-07-02 12:48