多くのマスコミメディアが報じていたので、ご存じだと思いますが、今シーズンのインフルエンザ感染者が全国で160万人を超え、実はこれから数週間がピークなので予防をこころがけてもらいたいですね。この時期になるとずっと再掲載しているインフルエンザの予防食事について今年も再掲載しますので、参考にしてください。
今シーズン、我が家ではオゾン発生器のオゾナイザーを導入して、毎晩就寝前に、コップに入れた水の中ににオゾンの泡を発生させて,空間殺菌をしています。

この時期すでにワクチンを接種している人もいるでしょうが、ウィルス感染の予防という観点からは栄養素の摂取管理を十分に意識することが大切です。
まずは免疫力を高めて抵抗性を向上させることが大切です。そのためには・・・
1、ビタミンA・C・Eが豊富な食材を毎食にバランス良く摂る
2、乳酸菌を毎食10分前に摂る
3、亜鉛、銅、マグネシウム、セレニウムが豊富な緑黄色野菜を食べる。(スープがベスト!)
4、卵白を食べる

食事全般に言えることは消化のいいもの、また消化のし易いような調理を心がけること。
特にお勧めは「ニンニク」「オレガノ」「オリーブオイル」です。
そして忘れてはいけないのが「水」です。思いがけず冬は体内の水分が発散しますので、水は意識して飲みましょう。

卵白には「リゾチーム」という物質が含まれていますが、このリゾチームには風邪の原因となる細菌を溶かす働きがあります。卵の中に白いヒモのようなものがありますよね?卵かけゴハンをするときには箸で避けている方も少なくないでしょう。このヒモのようなものは「カラザ」と呼ばれています。このカラザの中には「シアル酸」という成分が含まれていて、インフルエンザの薬の原料になります。人間の細胞にもこのシアル酸があって、私たちの細胞は細胞の表面にあるシアル酸によって覆われ安定することができます。細胞の表面にあるシアル酸は、警備員のような役目を持っていて、細胞に近づいてきたモノを、敵かどうか見分ける働きを持っています。ウィルスや細菌などの外敵が近づいて来ると、この警備員が異物と判断して、そこから先への侵入を阻止してくれます。だから、このカラザというのは人間にとっても有用なものです。また、卵白には「オボムチン」という少し難しい名前の成分が含まれていて、乳酸菌のエサとなって乳酸菌を増やしてくれる働きを持っています。増えた乳酸菌もまた免疫力アップに作用するので、リゾチーム、カラザ、そしてオボムチンを備えた卵白は風邪予防には最高の食材です。ただ、リゾチームは熱に弱く70度以上で効果が低下するので、加熱は控えめにし、酢やクエン酸を入れ ることでリゾチームが安定するので、食酢と卵白のカクテルなんかがお勧めです。

インフルエンザ予防の救世主ビタミンD
ビタミンDと言えば皆さんは「骨」というイメージをもたれるでしょう。確かにビタミンDは骨とは密接な関係をもったビタミン(というよりもホルモン様物質)ですね。ビタミンDがインフルエンザに有効な背景には、ビタミンDには体内で作られるウィルスやバクテリアに対する免疫(抗体など)の生産を向上させる働きがあります。
最近ではビタミンDがぜんそくを抑える働きが あることもわかりました。
インフルエンザの予防の目的でビタミンDを摂取する場合の推奨量は1日あたり30から50μg(1200-2000IU)です。また、 喉や鼻の粘膜の保護のことを考えるとビタミンAも合わせて有効な素材で、その意味では「タラの肝油」は新型インフルエンザを含めたインフルエンザ予防のビタミンとしては非常に有効なものだと考えます。

ビタミンDについては、日本の機能性成分摂取許容量では1.5μg-5μg(60-200IU)となっていますが、この1年ほどの間にアメ リカや欧州ではビタミンDの再認識が行われていて、1日に50-125μg(2000-5000IU)は必要ともいわれ始めています。また副作用について は2008年にアメリカで報告された研究では1日あたり200μgを長期間継続服用しても副作用は見られないかわりに、骨の形成、腸管や肺の粘膜の向上な どの改善が見られた報告があります。

ただし、ビタミンDはエストロゲンなどの補充療法(HRT)を行っている女性の場合、エストロゲンによって血中のビタミンD値が高くなることが報告されているのでHRTを行っている女性の場合主治医に相談することをお勧めします。

by nutmed | 2017-01-30 10:11

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今日のテーマは、日本でも糖尿病の専門医師の中にも注目をしはじめたドクターが増えつつある、カンジダ菌と糖尿病の関係についてです。

あまり注目されてきてはいませんが、糖尿病の症状にあるインスリン抵抗性による高血糖と低血糖症状の拝啓には、カンジダ菌の存在と旺盛な繁殖がかかわっていることが近年の研究で分かり始めています。
糖尿病症状の1つである高血糖、インスリン抵抗性増大
カンジダとの関係は何でしょうか?

それを知るためには、体内でのカンジダ菌の機能について知る必要があります。 カンジダ菌は、体の多くの臓器や組織に見られる様々な環境に適応する驚くべき能力を持っカビの一種の真菌で、その繁殖成長にはエネルギー減として糖分が不可欠です。カンジダ除菌食事療法において真っ先に糖質制限を指導される背景には、カンジダ菌の繁殖の源である糖分の枯渇による兵糧攻めが有効であるためです。


カンジダ菌が体内で組織破壊を引き起こす主なメカニズムは、Secteted Aspartyl Proteases(SAPs)と呼ばれるプロテアーゼ酵素によるものです。 プロテアーゼ酵素は、タンパク質およびタンパク質構造を破壊する働きを持つ酵素です。 カンジダ菌は繁殖に伴いこのタンパク質分解酵素のSAPを生産します。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは、このSAPプロテアーゼ酵素が糖尿病、高血圧、およびカンジダ感染の3つの一般的な症状である免疫系抑制につながる可能性があることを発見しました。 SAPは、インスリンが作用するためにインスリンが結合する細胞上のインスリン受容体を破壊することによって、糖尿病を作り出すと考えられます。

インスリンは、膵臓腺により産生されるホルモンで、

細胞の受容体部位に付着し、細胞壁に門を開き、糖が細胞に入り、絵ベルギー源として使用されるという点で重要な働きをします。 インスリンは受容体がなければ、糖は血流にとどまり続けて蓄積し続け、血糖を調節する際の問題につながります。

SAPを介して、カンジダは、細胞壁上のタンパク質で作られた受容体を破壊することができ、より高い糖が体内を循環することで糖尿病を発症させます。

すでに、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドでは、党病病(2型)の予防及び治療に、カンジダ菌の除菌を含めたコントロールを取り入れたアプローチが広がっているようです。

糖尿病の予防については、とかく糖質制限、食事制限、投薬治療がメインストリームの日本の医療ですが、カンジダ菌の適切なコントロールは非常に有効なアプローチであると考えられます。

カンジダ菌は腸内細菌の環境改善だけでなく、口腔内のカンジダ菌コントロールからスタートする必要があると思います。


by nutmed | 2017-01-24 16:07

遅ればせながら平成29年あけましておめでとうございます。
今年は以前よりもさらにゆるりとブログ更新をさせていただきますのでよろしくお願いします。

さて、本年1回目のテーマは「ベタレイン」です。
私のブログでは過去から幾度も取り上げてきた「ビーツ」という真っ赤なカブですが、ベタレインはそのビーツに豊富に含まれている非常に機能性の高い色素です。
ビーツ自体が日本ではポピュラーな野菜ではないことから、あまり注目されてきていませんが、その真っ赤な色の根源にある色素のベタレインや葉酸、鉄分,マグネシウムなどのミネラル含有種類から、欧米ではかなり歴史のある野菜で「血液の源」ともよばれたりもしています。

ベタレインはビーツの赤い色素であり、アントシアニン、アスタキサンチン、カロテンなど、強力な抗酸化作用を持つカロテノイドの仲間です。ベタレインの優れているポイントは、一般的に注目されている抗酸化機能性素材である、カテキン、アスコルビン酸(ビタミンC)、アシタキサンチン、アントシアニンなどに比べても抗酸化力が非常に高いことです。

加えて、ベタレインには細胞の営みには不可欠である、窒素の源である硝酸塩が豊富に含まれていることです。硝酸塩の供給量が増加することによって、筋肉が運動で必要とし、ミトコンドリアでエネルギーを生産する際に不可欠の酸素の使用効率が格段に向上します。これは、同じ運動であった場合、筋肉の稼働に必要な酸素量が少なくても、同じパフォーマンスが得られることで、つまり、有酸素運動やエンデュランスのような持久力を求められる運送のパフォーマンスを向上させることにつながります。

ベタレインによって供給された硝酸塩は、体内で窒素(酸化窒素)に変換されますが、

酸化窒素には血管拡張の強力な作用があり、結果として酸素の供給量を増加させることによって運動とパフォーマンスの面では筋肉への血流を増加させるため、ミトコンドリアがエネルギーを作りやすくなります。 また、血圧を維持し、筋収縮を制御します。

こうしてみると、ベタレインを豊富に含んだビーツは、ロコモ世代の中高年男女が、有酸素運動によって構築する筋肉のパフォーマンスを維持するためには格好の食材だといえると思います。

もちろん、現役で大のアスリートの人にもパフォーマンスの向上には有効な食材といえます。



by nutmed | 2017-01-17 16:35