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第622回 酵素について その3

日本中が皆既日食で賑わった昨日ですが、見ることができなかった私は2012年の5月21日(月)の午前7時前後にスタートする金環日食に期待することにしました。あと3年、日食グラスは大事にしまっておくことにします・・

さて、今日は酵素についての3回目です。
酵素という言葉についてはだれもが知っている言葉でしょう。ただし、多くの方が食べたものを分解し消化するための酵素のことは知っていても、人間が生きていくための営みのすべてに酵素の反応がかかわっていて、酵素がなければ人間は生きていくことも難しいということになると話は違いますね。
心臓を鼓動させること、細胞をを造り損傷した細胞を修復すること、血液を造ること、呼吸をすること、エネルギーを造ること、これらすべてが酵素の働きなしには不可能なほど、酵素は生命の営みには不可欠な物質です。たとえば細胞が正しく機能するためにはエネルギーが必要になりますが、そのエネルギーは我々が食べた食物のタンパク質、炭水化物、脂質から作り出されるものです。これらの栄養素からエネルギーを造る際には直接的間接的にも酵素の働きが必要になります。もう少し詳しく説明すると、タンパク質はアミノ酸まで分解され、脂質は脂肪酸に変えられ、炭水化物はグルコースに変化しますが、細胞にこれらの分解変化した栄養素が至ると同時に、各細胞は栄養素を酸化させますが、この酸化の過程では酵素が重要な働きをし、その中で生じるる非常に大きなエネルギーが細胞の働きの源になるわけです。このエネルギーは主に中学校の理科の時間で習ったATP(アデノシン三リン酸)です。
酵素がなければ生命活動にも影響が及ぶという基本はここにあります。

さて、それほど人間にとって重要な酵素はどのように得ることができるのでしょうか?
もちろん人間も体内で酵素をつくることはできますが、食材に含まれる酵素の恩恵を受けているということも実は少なくありません。 今から15年前にアメリカでも著名な酵素を病気の治療に取り入れ「酵素療法」のパイオニアでもあるDr.Cichoke(カイロプラクティックドクター)が提唱した「TFGE(Take Food and Get Enzyme)」というスローガンがあります。日本語にすると「食べて酵素を得よう」とでもいいましょうか。
彼はこれも著名な分子矯正医学のパイオニアでもあり今年の5月27日に亡くなったDr.Abram Hofferにも多大な影響を与えています。
今でこそ日本でもポピュラーになった「Row Food Diet(ローフード食)」の恩恵とその効果の背景を、酵素という観点から一般の方にも理解しやすく紹介したのがまさにDr.Cichokeで、そのスローガンが「THGE」であったわけです。日本ではローフード食の意味が「オーガニック食材」という考え方に傾向しがちな部分がありますが、オーガニック食材ということよりも、植物がもつ酵素を上手に食生活の中に取り入れることが私は大切なことだと考えます。
by nutmed | 2009-07-23 18:41