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第652回 ジュース療法 便秘 その1

いよいよ民主党による新政府が始動しました。医療、健康を管轄する厚生行政は今後どのように変わるのか個人的にも注視したいところです。

さて、今日は予定になかったジュース療法の便秘についてのテーマを3回ほどにわけて紹介します。
このブログの読者の方から「ジュース療法による便秘の改善をテーマしにてください」というメールがかなり寄せられていましたので、便秘改善のポイントを交えて紹介したいと思います。

「我々人間は自分した排便から沢山のことを学ぶことができる」と言ったのは、食物繊維とガンの係わり合いについての研究では世界でも第一人者である英国の Dr.Dennis Burkittです。彼がその研究で報告している興味深い数字があり、中央アフリカに住む民族と英国および米国、カナダで最も一般的な現代食生活をしてい る成人の食事内容と排便量を調べました。西洋現代食を食べているこれら先進国の人間は1日に平均156gの排便をするのに対して、質素で伝統的な食事では有るが中央アフリカに住む民族は1日に平均455gの排便を すると言うことです。この研究で対象となった先進国の人間と同様、我々日本人もかつての日本古来の食生活を忘れ、西洋食に慣れてしまったために、恐らくは 同様の数字が現われることは間違いないでしょう。食事の摂取量を考えると明らかに中央アフリカに住む民族よりも我々先進国の人間の摂取量は多いでしょう。 これは食材にも原因、すなわち繊維質の量にも深くかかわりがあると考えますが、運動量や腸の動きにも大きく影響を受けているとDr.Dennis Burkittは報告しています。日本人は欧米人に比べ腸が若干長いと言われていますが、消化吸収の過程での腸の運動の頻度は欧米人と日本人に大差があってはならないはずです。食材、食事の仕方はもちろんのこと、ストレス、運動量、重金属、バクテリア環境など便秘の原因には様々な背景があります。私の感覚では昔に比べて明らかに便秘で悩む方が増えていると感じていますが、その背景には「食事」と「ストレス」これに加えて「筋力」だと思っています。この3つの要因は便秘だけでなくあらゆる体内環境に影響を与えるものでもあります。言いかえれば「便秘」ですんでいるうちはいいほうで、その便秘にすら注目せずに生活を続けていくことでもっと大きな体内環境へのインパクトのある症状が出始めることも少なくないということです。一般に、消化分解能力があり、食材にも偏りがない食生活を送っている場合には、1日平均2-3回の腸の動きがありますが、便秘が当 たり前のようになってしまった日本人、特に女性の状況を考えてみると、恐らく1日を通じて全く腸の動きを感じない人がかなり多いのではと思います。 便が 排便されずに腸内に留まってしまうことでカンジダ菌の繁殖を助長するだけでなく、様々な症状が現れてきます。

便秘のタイプ
便秘には大きくわけて2つのタイプがあります。
①アトニー性(弛緩性)便秘
アトニー(Atonic)とは筋肉の緊張が弱くなったり消失した状態のことですが、筋肉の動きが弱くなることによって排便が促しにくくなる状態です。老人、出産後の女性、副腎疲労、甲状腺機能の低下などによって起こることが多いと言われていますが、デスクワーカーや1日の大半を車などで移動していて、運動、特に腹筋背筋を使うような運動をほとんどしないような下腹部肥満の方にも多い症状です。常に下腹部が張った感じがあり、胃が持ち上げられるような感じを持ち、排便しても出切っていない物足りなさを感じるような方が多いです。アトニー性便秘の人、特に女性の場合長い時間放置しておくことで血行が悪くなり冷え性、頭痛の原因になることや、疲労を招く原因にもなります。
・改善と注意点
1、腹筋背筋を強化する
週に1-2回ジムに通うほど大袈裟なことは必要ないと思います。その変わり毎日継続して行うことが筋肉を養い張りをつくる近道だと思います。
私は最近になって自分は根っからの運動嫌いなんだということがわかりましたが、近い将来のことを考えると介護とは無縁の生活を送るためにも筋力強化は重要だと思い、運動嫌いの私でも継続していつでもどこでも筋力強化ができる方法をみつけて実践しています。
①机を利用する腹筋ワークアウト1
オフィスのデスクでも自宅の食卓でも簡単にできる方法です。
写真のようにひじを伸ばして両手を机の上におき、両足を伸ばして持ち上げ、両手で机をしたに押し下げるように力を入れます。呼吸は止めずに頭の中でゆっくり10を数えて終わりです。この運動を3回を1セットとして、午前中に1回、午後に2回行います。
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1セット終了したら30秒のインターバルをとってください。ただし食後は避けてください。
このときに机を力いっぱい押し下げる必要はありません。肩、上腕、腹筋に負荷を感じる程度の力をいれれば十分です。真面目に5日続けたころ、お腹の調子は確実に変化するはずです。1か月も続けたころになると腰痛を持っていた方も痛みが軽減しますし、女性には1サイズ小さなジーンズがはけるようになる嬉しい副作用もあるはずです。
②机を利用する腹筋ワークアウト2
時間と1セットの回数は同じですが、両ひじを曲げて机のはじを写真のようにつかみ、親指に力を入れて机を下にひっぱるような運動は、腹筋だけでなく上腕の裏側の筋肉を養い鍛えることができます。女性の悩みの上腕の裏側のたるみもこの運動で改善することができます。
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③車のハンドルを使ったワークアウト
走行中には決してお勧めできませんが、信号で停車しているとき、渋滞にはまったとき、駐車場での人待ちのときなどに手軽にできる運動です。基本は②の運動と同じです。ハンドルの下を逆手で握り、両足を少し持ち上げて親指に力を入れて下にひっぱるようにします。
2、栄養素
①繊維質
アトニー性の便秘の場合、積極的に腸を刺激してあげることが改善のポイントになります。
その1つが繊維質ですが、アトニー性の便秘の人には健康食品で市販されているようなパウダーや顆粒状になった繊維質よりも、少し難消化性の以下の野菜や果実の繊維質がお勧めです。
セロリ、キャベツ、アスパラガス、ケール、ホウレンソウ、カブ、ゴボウ、ニンニク、ニンジン、プルーン、ナシ、リンゴ、パパイヤ、メロン、スイカ、ヒマワリの種、カボチャの種
②ビタミン
・ビタミンB1:毎食後に25mg
・ビタミンB5:毎食後に25mg
・葉酸:毎食後に50macg
・ビタミンE:毎食後に30mg
③ミネラル
・マグネシウム:毎食前に20mg(元素量として)
・カルシウム:毎食前に20mg(元素量として)
④乳酸菌
植物性乳酸菌飲料を起床後の朝食前と就寝前に1本
by nutmed | 2009-09-17 11:23