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第653回 ジュース療法 便秘 その2

明日から秋の大型連休のスタートをきる方も少なくないでしょう。台風もそれて秋晴れの5日間となりそうですね。
行楽地も相当な人出が予想されますが、新型インフルエンザは相変わらず感染拡大をしていますので、気を緩めずに予防はしっかりと行ってください。

さて、今日はジュース量帆う便秘の2回目です。
②痙攣性(けいれん)便秘
文字通り腸管がけいれんを起こし、排便の最終段階に近くなる下行結腸近辺の腸管が非常に狭くなって便が滞る状態の便秘です。腸がけいれんを起こすと腸のぜんどう運動が正しく行われず排便が滞ります。場合によっては下行結腸よりも下にあるS状結腸付近に「憩室(けいしつ)」と呼ばれる腸の外側に飛び出すようにできる風船のような室ができることもあります。原因のほとんどが自律神経のアンバランスによる副交感神経の過度の緊張で、その背景は圧倒的にストレスが多いと言えます。
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ここで余談ですが、以前からこのブログでも何度か取り上げてきた代謝タイプの判定では炭水化物かたんぱく質のタイプを見て食材の選択や食事の方法をアドバイスします。この代謝タイプを統計的に見ていくと、炭水化物タイプの人はタンパク質タイプの人よりも副交感神経の緊張をよりしやすいことがわかっています。したがって日本人に多い炭水化物タイプ、または炭水化物傾向のミックスタイプの人が、タンパク質に偏った食事を継続することで、腸を収縮させる働きに作用する副交感神経に過度の緊張をもたらし、けいれん性の便秘を起こし易いとも言えるわけです。
腸管が狭くたった場所で便が滞ることで、下行結腸よりも上の腸(横行結腸)あたりではお腹が張った状態になり痛みをとこなうこともあります。食後に下腹部が張ったような感じを持つ人は多いですが、けいれん性便秘の場合、手の平で下腹部をさわったときに固く感じるので、腸内の異常発酵によって溜まったガスによる張り方とは異なります。
けいれん性便秘の人の便はコロコロと固いウサギの糞のような状態(兎糞)が多く、排便後もスッキリ感が少ないようです。また、このタイプの便秘の人では、兎糞が続いたかと思うと突然下痢や軟便が起こることがありますが、この原因は狭くなった腸管よりも上の横行結腸近辺で水の量が増加し、お腹がゴロゴロと言いだし一気に下痢となることが少なくありません。
けいれん性便秘が長い期間継続している人に現れる症状には、下腹部の張りによる食欲低下、情緒不安、動悸や息切れ、心拍数の上昇、不眠、慢性疲労、頭痛、肩こり、気分の落ち込み、傷の治りが遅い、集中力や記憶力の低下などがありますが、この症状を見てピンときた人は私のブログの常連購読者の方ですね(笑)
そうなんです、これらの症状はほとんどストレスに依存する症状と同じもの。
さらに、ここまで聞いて「そうか!」と思った方はヘビーユーザーでもあり良く勉強されている方とお見受けします。
今年はテーマとして頻回に取り上げている「うつ」ですが、便秘の状態を確認することで、「うつ」の状態やレベルをおおまかにでも確認することができることが少なくありません。
上記にあるような症状がいくつか存在していて、けいれん性の便秘の背景となるものを同時に持ち合わせている人で、うつ症状の改善のために薬を飲んでいたり食事療法、運動療法を実践している人は、便秘の進行状況が改善状態を反映してくれる指標になるとも言えます。加えて、炭水化物を食べてエネルギーを作る副交感神経優位なタイプの方は、過剰なたんぱく質を摂ることで便秘の症状だけでなく、うつ様症状の改善を遅らせることにもなります。
・改善と注意点
1、食事内容
①腸に不要な刺激を与えないような食材を摂る。
・冷たい飲み物は避ける
・熱い飲みものは避ける
・牛乳は避ける
・発酵食品は少なく(漬物も)
・溶けにくい繊維質(しいたけ、トウモロコシ、ごぼう、ニンジン、さつまいもなど)は避ける
・アルコールは避ける
・炭酸飲料は避ける
②調理方法
・生の食材は少なく
・十分加熱
・香辛料は避ける(トウガラシ、カレー、ワサビ、からし)
③消化酵素を補う
食材を十分に消化分解するために消化酵素を補う
④容易に溶ける繊維質を選択する
2、生活スタイル
・睡眠を十分にとり副腎の働きを向上させる
・適度な運動
・アレルギー物質は回避する
・体内に重金属が蓄積しないようにする
・自分の代謝タイプを理解し最適な食材と食事方法を選択する
3、栄養素
・マグネシウム:朝夕食前に50mg(元素量として)
・カルシウム:朝夕食前に20mg(元素量として)
・ビタミンB6:毎食後に25mg
・亜鉛:毎食後に5mg(元素量として)
・トリプトファン:朝夕食前に100mg
・ケルセチン:毎食後に50mg
・乳酸菌:植物性乳酸菌飲料を起床後の朝食前と就寝前に1本
by nutmed | 2009-09-18 16:31