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第664回 緑茶カテキンの効果を認めたアメリカの最高学府

アメリカミネソタ州ロチェスターという田舎町にあるMayo Clinic(メイヨークリニック)の名と業績は世界中の医師、医学者の間では有名で、知らない者がいないほど有名な個人病院です。この病院のがん治療は世界的に有名で各国のVIPすら訪れるほどの施設。 この病院が一躍有名になったのは1970年代中頃に、ビタミンCでノーベル賞を2回受賞した故ライナスポーリングのビタミンCの大量投与によって、がん細胞が委縮することについて検討研究を行い、「ビタミンCの大量投与はがん細胞委縮には全く効果は認められない」という発表をした後、メイヨークリニックで行われたこの検討の詳細を確認したところ、本来有効性が認められる結果であったところを間違えて(偽っていたとも言える・・)報告していたことが明るみにでたことでしょう。

このメイヨークリニックが今年の5月にアメリカの雑誌「Journal of Clinical Oncology」誌で、緑茶から抽出されたカテキンが慢性リンパ性白血病の治療に有効であるという研究報告を掲載しました。
内容を見ると、今後の詳細な検討を継続する必要はあるとしながらも、1日あたり400から2000mgの緑茶カテキンを慢性リンパ性白血病の巻患者に経口投与したところ、明らかに症状の改善が確認できたと報告しています。
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件のビタミンCの汚名挽回があるのかないのかは不明ですが、この数年、メイヨークリニックだけでなく、ハーバード大学やジョンズホプキンス大学と言った、世界的にも著名な研究機関から報告される栄養素や機能性成分の病気治療に対する有効性が増えていることは大歓迎です。
さらに、今回は日本の食文化、生活に根付いている緑茶の機能性成分の効用ということもあり、コーヒーや炭酸飲料よりも緑茶を食生活に取り入れるメリットは高いという裏付け的な研究報告です。
by nutmed | 2009-10-09 14:55