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第667回 IBS(過敏性腸症候群)について

昨夜の関東地方は大気が不安定で、豪雨と突然の雷に驚いた方もいたことでしょう。この5月から我が家の一員になったネコのチェロくんも初めての落雷体験で、宅急便の袋に飛び込みしばらく顔を出さないほどでした。

さて、IBSの話題を紹介したところ、もう少しIBSについて紹介して欲しいとの要望メールが寄せられてきましたので、数回に分けてIBSについて取り上げてみようと思います。
今回はIBSの見分け方についてです。腸の動きと腸内の環境、そしてホルモン、ストレスに深くかかわっているIBSについては、見分け方がなかなか難しく、便秘や下痢が続くからと言って単純にIBSというわけにはいかないことも事実です。もっともIBSという名称自体、「症候群」ということで病気ということではなく、いくつかの症状が適合した場合の状態を指すものです。

それでもIBSと言えば便通と下腹部の痛みが大きな特徴となると思います。
日本でもIBSの認知が広まり、消化器内科などでは血液検査(血算、電解質、肝臓機能など)と便検査(潜血、細菌培養など)、大腸内視鏡を行って診断する施設も増えているようです。
私がトレーニングを受けたオレゴンにあるクリニックでは以下の設問の内、2つ以上に該当した場合にはIBSを強く疑い、血液と便の検査を実施してもらっていましたが、この設問はIBSの診断ヒアリングとして米国ではポピュラーに行われているものです。

・この1年間で継続して以下の2つ以上に該当しているか否かを確認してください。
1、排便後に精神的に安心感がある
2、症状がではじめたのは便通が変化したときからである
3、症状がではじめたのは便の形、色、においが変わったときからである
4、便通は多い時には1日に3回以上あり、少ない時には週に3回以下しかない
5、ウサギの糞のように固い便と水状の下痢便が多くバナナ状に形のいい便はほとんど見られない
6、便意を催す時はトイレに駆け込むほど我慢ができない状態が多い
7、便の周囲に粘った膜のようなものが見られることが多い
8、下腹部に痛みや不快感を感じることが多い


このヒアリングによってIBSが100%確定するわけではありませんが、2つ以上に該当する場合にはIBSの可能性を考慮し、専門の医療施設で検査を受けてみることをお勧めします。

次回はIBSの改善方法について・・
by nutmed | 2009-10-15 11:46