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第678回 週末歳時記 サプリメントを飲んでいる幼児が15%

今日から11月です。今朝は5時に起きて久しぶりに自転車に乗って20kmほど走ってきました。いつもより朝食がおしいです。

今日の歳時記テーマは、さきごろ国立健康・栄養研究所が発表した調査報告について。
青森・山形・茨城・栃木・埼玉・千葉・香川の7県にある21か所の幼稚園または保育所に通う、2125人の保護者を対象に行った、わが子(6歳以下)へのサプリメントの使用調査の結果です。
結果から言うと、有効回答数1533人のうち、何らかのタイプのサプリメントを日常的に与えていると回答したのは228人の保護者で、全体の15%にあたります。
内容を見ると最もおおいのは、ビタミンミネラルで74人でしたが、中には成人が対象となるようなハーブ類、機能性成分素材もありました。
子供にサプリメントを与える目的は?という問いに対して、最も多い回答が「栄養補給」、次が「健康増進」でした。

この結果をみて非常に複雑な思いでいます・・・。
行政や大方の栄養学者は、6歳以下の子供に対する安全性が確認されていない素材を、日常的に与えることへの是非が議論の対象になるのでしょう。確かにそれは大きな問題の1つです。
私の意見としては、6歳以下の幼児にサプリメントを与えることの是非ももちろんですが、その目的にある「栄養補給」と「健康増進」という部分ですね。 毎日の食生活や生活習慣、それに食事の仕方を棚に上げ、安直にサプリメントに依存する日本人の考え方は、成人男女では憂慮する問題だと思ってきましたが、子供にまでそれが浸透しているとは想像していませんでした。

保護者が確かな知識を持たず、サプリメントは薬ではないから子供に飲ませても大丈夫だろうとか、最近子供の食が進まないから栄養不足だろうとか・・こんな安直な考えで、また親としての、そして子供の手本になるべき大人が、その義務を半ば放棄しするような考えでサプリメントを飲まされる子供の身になって考えればたまったものではありません。

このアンケートの対象には、東京、名古屋、大阪、横浜といった大都市圏が含まれていませんが、おそらくこの府県を対象にした場合には、サプリメントを摂取させられている幼児の数はもっと増えることは容易に想像がつきます。

世の保護者のみなさんは、真剣に「食育」(私が言う食育とは「食の哲学」と「食の道徳」。いずれテーマにしたいと思いますが・・)を考えるべきではないでしょうか・・
by nutmed | 2009-11-01 09:06