第679回 男性の勃起不全(ED)

昨日11月1日は「犬の日」だったそうです。ワンワンワンなんでしょうね・・「猫の日」もあるのでしょうか・・
さて、今日のテーマは男性の勃起不全(ED:Erectile Dysfunction)についてです。
最近でこそ、日本でもバイアグラやシアリスと言ったED用の薬がマスコミメディアで普通に取り上げられるようにはなりましたが、それでも男性の勃起不全という問題については、依然としてタブー視されている傾向の強い日本です。
日本のある研究機関の調査報告によれば、昔から日本でもEDは潜在的に存在していましたが、この20年ほどでその数は激増しているといわれています。その背景にあるものは、生活習慣、食生活の変化に加え、やはり最も大きな理由はストレスではないでしょうか。
アメリカをはじめ、日本でもEDに対して処方される代表的な薬は、バイアグラ(Viagra)、レビトラ(Levitra)、シアリス(Cialis)の3種類ですが、効果の程度は個人差(全く効果がない場合を含め)があるだけでなく、腰痛、背痛などの副作用が現れることが少なくないようです。
今年の8月、ニューヨークタイムズ(New York Times)誌で、メーヨークリニック(Mayo Clinic)泌尿器科のDr.Nehara教授が「現在EDに対して処方されている代表的な医薬品は50%の患者、特に中高年で血管内皮の働きが何らかの理由で低下している患者に効果はない。また、効果があったとしても、短期治療には有効な例もあるが、長期治療では効果がない」と報告しています。

私の師匠でもあるタホマクリニックのDr.ライトは、1995年からEDの治療に対しては一貫して、ストレスを軽減することと、血管内皮の働きを改善すること、つまり動脈を流れる血液をスムースにすることが大切であることを言い続けてきました。また、Dr.ライトはEDの治療に際しては薬を使うのではなく、あくまでもナチュラルな機能性成分を使うことで、EDの改善を行ってきた1人でもあります。

アメリカでも最近になってEDの改善のためのナチュラルな機能素材の有効性が注目されていて、長期間にわたる改善効果が報告されています。
以前からピクノジェノール(Pycnogenol:フランスの海岸に生息する松の樹皮から抽出されたフラボノイド)、L-アルギニン(l-arginine aspartate)は. 血管内皮でつくられ血管を拡張するための物質とされている一酸化窒素(NO)の合成を促進する成分として注目されていますが、これに加えて、中国漢方とアーユベーダでも使われるHoney Goat Weedを組み合わせることによって、ED症状を改善効果を高めることが数多く報告されています。Honey Goat Weedに含まれているIcariin(イカリン)というフラボノイドには、PDE-5(phosphodiesterase-5:血管平滑筋cGMP選択的分解酵素ホスホジエステラーゼ5)という、EDの原因となる酵素を阻害する働きをもっています。バイアグラなどのED治療薬もこのPDE-5阻害を目的としたものです。

このほか、EDの改善のためのナチュラルな素材としてお勧めなのが、血管内皮を強化する働きのあるザクロです。
ザクロは前月のブログでも前立腺がんと肥大の予防効果があることを紹介しました。
by nutmed | 2009-11-02 10:58