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第696回 耳鳴りの改善

昨晩は女子栄養大学の管理栄養士さんのグループで勉強会をしてきました。予定は2時間でしたが、ついつい喋り過ぎて、30分オーバー。お腹を空かせていた管理栄養士の方々には申し訳なかったです・・
おおむね好評の内容で、目からウロコを落としていただけていたらレクチャーしたほうとしても嬉しい限りです。

さて、今日から耳鳴りの改善について数回お送りします。
気にしてみていると耳鳴りの症状を持った方は意外に多く、やはり圧倒的に40歳以上の方に多いようです。耳鳴りの症状は多くの方が1度は経験していると思いますが、ほとんどは一過性に終わり長く継続することは少ないようです。でも、継続して長い期間耳鳴り症状を持っている方も多く、中には「長くお付き合いしていくつもりでいます・・」という方もいます。耳鳴りの原因は1つだけでなく、様々な背景があります。
耳鳴りまたは不快な音調が慢性的に継続する場合、アレルギー、サリチル酸(アスピリン)摂取、悪性腫瘍、ライム病、動脈硬化、歯の噛みあわせ障害、首骨の損傷および高血圧という背景が耳鳴りを引き起こすことも報告されています。また、いくつかの背景には栄養素の過不足であることも報告されていることです。

栄養素が背景にかかわっている場合の多くは、食材内容を確認すると動脈硬化、高血圧、副腎疲労を誘発する動物蛋白質(特に赤身肉)、精製漂白された小麦粉、砂糖および加工食品の摂取割合が多いことが少なくありません。また、胃酸の生産、分泌低下および消化酵素不足から慢性的な栄養吸収障害によるビタミン・ミネラルの不足が背景にあります。

1、亜鉛不足の背景
栄養素不足の中でも亜鉛不足と耳鳴りの関係についてはいくつかの研究報告があり、血中亜鉛を分析した結果耳鳴りの症状をもつ患者の多くが亜鉛不足で、亜鉛を一定期間集中して投与することによって症状の軽減または症状がなくなったケースが報告されています。
蝸牛(かぎゅう:耳の奥にあるカタツムリのような形状の組織)は体内でも亜鉛の蓄積量が多い器官であるため、亜鉛が聴覚に及ぼす影響は大きいと考えられています。


2、ビタミンB12の不足
ビタミンB群、特にビタミンB12不足と耳鳴りの関係についてはいくつかの研究報告があり、耳鳴りおよび騒音性難聴を持つ人の約50%にビタミンB12不足が報告されています。

明日はマグネシウムほか・・
by nutmed | 2009-11-25 10:02