2009年 12月 16日
第709回 爪による体内ミネラル分析の勧め
さて、今日は爪分析についてです。栄養医学研究所でもかれこれ爪分析を受託して10年を迎えます。この10年で3000名を超す日本人の爪分析を受託してきました。来年は10年目の節目でもあり、どこかの学会なり雑誌にこの10年間のにひん人のミネラル動向分析をまとめたものを発表してみようかとも考えています。
10年を迎えて改めて感じるのは、年に1回ないし2回はご自分の体内環境を、長い時間軸でとらえたミネラルの数値で確認することが有意義であるということです。
現在爪分析を依頼されている方の20%は、年に1回は最低でもリピートしていただいている方で、中には年に4回、季節ごとの体内環境を確認され、自分の健康管理をされている方もいます。血液や尿という短い時間軸ではとらえることのできない体内環境の変化や、60兆人の子供たちから発せられるシグナルをとらえることができる爪分析検査は、健康管理の1つの指標としては有意義なものであると思います。
爪を用いた体内ミネラル分析検査は、何十年もの間、ヒ素中毒の分析検査として高い評価を得てきました。
X線(レントゲン)の研究にともなって、爪、毛、及び、骨が同様のたんぱく質で構成されていることが立証され、性格、性質も同じ皮膚組織の一部であることがわかりました。
これらの組織を構成するたんぱく質は、「ケラチン」と呼ばれる線維性タンパクで、ギリシャ語で角を表わす「keras」を起源としています。
人間の体内に蓄積されたミネラル(金属)は硫黄成分と結合し、毛髪や爪のケラチンタンパクに組み込まれていくことから、毛髪や爪を用いた分析は、体内のミネラル(金属)量を知る有効な情報提供材料となり、数々の国際的な研究によっても有効性が立証されています。
しかし、毛髪は化学薬品やヘアーダイの影響を受け易いことから、日本人にとっては爪を用いた分析が好ましいと思われます。
爪を用いた体内ミネラルの分析によって、人間が必要とするミネラルの過不足だけでなく、本来体内にあってはならないミネラル(重金属)を調べることができ、体内の環境を確認することが可能となります。
体内の環境を知ることによって、栄養状態、毒性金属の蓄積を知り、病気を予防し、病気を克服し、人間本来が持つ自然治癒能力を向上させることが可能となると考えます。
加えて、自分の体内環境を知ることによって、適切、適確な栄養素の補給ができるわけです。
言いかえれば、花を咲かせるためには、必要な養分を含んだバランスのとれた土が必要であるのと同じことです。


