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第730回 ビタミンD 読者の報告から

昨日までと一変した今日の全国の天気です。寒さも平年並みに落ち着いてきました。体調管理な今シーズンです。
さて、長きにわたって継続テーマとしてきたビタミンDも今日でひとまず終止符をうつことにしようと思います。
ただ、アメリカを中心としたビタミンDの議論、トピックス、それに研究発表はこの後も活発に続く様相で、いずれ日本でもマスコミメディアがビタミンDの話題に飛びつく日も近いと思います。私もこの数年間ビタミンDを意識してマークしていますので、また何か新たなトピックスがあればその時点で改めて紹介しようと思いますのでご期待ください。

今日はこの2週間の間に読者からいただいたメールの中からドクターからのメールを1つを紹介したいと思います。本人には掲載承諾をいただいています。
「佐藤さん、2年前から臨床栄養士のひとりごと、楽しく購読させていただいています。今まで聞いたことのない栄養にかかわる情報は、私だけでなく今ではうちのクリニックの看護師たちも栄養の自己啓発にも一役買っていますし、(本来であれば事前に使用の承諾を得るべきですがごめんなさい・・)クリニックの掲示板にもブログの内容を拝借して患者さんたちにも紹介をさせてもらっています。日本ではまだあまり認知されていない欧米の栄養療法の知識や情報を、論文や文献を交えて紹介したブログの内容は医師である私には非常に助かります。
この数週間特集されているビタミンDについてですが、私だけでなく日本の医師の多くは、よほど専門的な研究をされていなければ、ほとんど執着しないビタミンだと思います。ましては血液検査でビタミンDを検査したり、定期的なモニターをすることはないです。昨年5月のブログ記事でインフルエンザの予防に対するビタミンDの効果を拝見し、今シーズンのワクチンに多少の懸念を持っていた私は、私と家族4人、それにうちの看護師3人で昨年10月からビタミンD3を毎日飲みはじめました。正直言ってそれがビタミンDの効果であるかは不明ですが、少なくとも「勇気をもって」ワクチン接種をしなかった我が家の家内と15歳と16歳の子供、それに私の71歳になる母親は、この地でも周囲で感染者が増える中でも感染者になることはありませんでしたし、現在も同様です。残念ながら私と看護師は仕事柄今回の新型ワクチンは接種せざるをえませんでしたが、全員が感染することもなく現在にいたっています。この数日でビタミンDの血液検査のことが紹介されていましたので、早速8人全員で25-OH-ビタミンDの血液検査をしてみましたが、8人全員の数値が30ng/mから33ng/mllの間にあり、ひとまず紹介されていた最適な維持数値であったと思います。ビタミンDを服用する以前の検査数値がないのが残念ですが。 ブログの中で紹介されていた論文も全て取り寄せて読んでみましたが、私が想像している以上にビタミンDの不足が与える体への影響は大きいことも理解しました。
当院では地域特性から高齢者が多いため、常に骨の状態には気を使っていたつもりですが、それでもビタミンDの検査などは行うことは滅多にありませんでしたが、骨の状態を把握するだけでなく、ビタミンDが関わる症状の背景確認のために今後は患者さんにもビタミンDのことを説明紹介して血液検査での確認もしてみたいと考えているところです。
最後にこれからも有益な情報を楽しみにしていますので、よろしくお願いします。」
by nutmed | 2010-01-22 13:04