人気ブログランキング | 話題のタグを見る

第731回 子供のオメガ-3の摂取にオキアミ

「異常気象」「地球温暖化」という言葉が世間を賑わすようになってから久しいですが、この数年の1月の気温の変化はやはりおかしいと感じているのは私だけではないでしょう。それが温暖化のせいだと明確には言えないものの、季節感がなくなりつつあるだけでなく、体調のコントロールができにくくなっているのは確かですね。

さて、今日はオキアミ(Krill)の話題です。
オキアミと言えば海釣りをする方にとっては釣りの餌として慣れ親しんでいるものでしょうし、佃煮の具材でもありますね。甲殻類のオキアミは、比較的温度の低い海に生息するエビに似た小型の海洋生物です。
繁殖能力が高く栄養価も非常に高いオキアミを絞ったオイルには、オメガ-3系の必須脂肪酸が豊富に含まれているだけでなく、細胞膜をつくるリン脂質(フォスファチジルコリン)、それにオキアミの殻のオレンジ色をつくっている抗酸化作用を持つアスタキサンチンが豊富に含まれています。
第731回 子供のオメガ-3の摂取にオキアミ_d0070361_12424831.jpg

私はアメリカで勉強していたときにオメガ-3必須脂肪酸の働きを知り、その不足が人間、遠くに現代人の生活習慣を原因とする症状の背景に深くかかわっていることを知り、フラックスオイルによって驚くほどの症状の改善をしたクライアントを何百人も見てきました。日本で今の仕事をスタートした当初、実際に日本人にもフラックスオイルを頻繁に紹介し、そして使ってもきましたが、白人や黒人が劇的に症状を改善させていくのに比べ、日本人、とくに子供や10代の子供たちでは、思ったよりもフラックスオイルの切れがわるく、期待するほどの効果が得られないことがありました。その原因として考えられる背景はここを参照してください。
まあ、そんなこともあって私はかなり前から体内でかなり直接的に炎症を抑える作用が引き出せるDHA/EPAの源となるタラの肝油を紹介し、実際にフラックスオイルでは効果のでなかった方に改善効果を見るにいたっています。
タラの肝油は魚臭が強いために、フラックスオイルやオリーブオイルのようにそのままでは飲むことは敬遠されるためカプセル状にしたものをお勧めしていますが、カプセルが飲めないお子さんやゲップが魚臭くなるのを敬遠する方に、最近オキアミをお勧めしています。
オキアミには80種類ほどの仲間がいることが確認されていますが、大西洋、北極海、北太平洋に生息するオキアミ(Euphasis Superba)にはオメガ-3必須脂肪酸(DHA/EPA)などが豊富に含まれています。
もちろん生で食すことはよほど新鮮でなければ難しいですが、多少に熱には強いオキアミの栄養素の恩恵を受けるために私がお勧めしているのは、佃煮風にして食べることです。
残念ながら日本ではオキアミは魚屋の店先に並ぶことは非常に稀ですが、近所に釣り具店があればそこに釣り餌用のオキアミを購入できます。
第731回 子供のオメガ-3の摂取にオキアミ_d0070361_12511317.jpg

こんな風に凍結した1-2kgの大きさのブロック状にして売られています。ボイルしたものや半ボイルしたものも売られていますができれば生を凍結したものがいいでしょう。これを自然解凍してフライパンや鍋でさっと熱を通して醤油とみりん、または砂糖で少し味をつけてできあがりです。佃煮のように時間をかけて熱をかけると脂肪酸成分が壊れてしまうので注意してください。
最近は日本にも海外からオキアミオイルをカプセルに充填したサプリメント(Krill Oil capsule)が入ってきていますので、それでも結構ですが、カプセルが飲めないお子さんや高齢者には、このオキアミの佃煮風をつくってあげてご飯にかけて毎日でも食べさせてあげるといいですね。
by nutmed | 2010-01-25 12:56