2010年 01月 27日
第732回 潰瘍性大腸炎IBD
昨年末に我が家で導入した40年前のアメリカのストーブ(Perfection)はこのところ大活躍で、ファンヒーターの燃料代も昨年よりも確実に少なくなっていることと、あのオレンジ色の炎は心まで暖めてくれます。
先週末、ふいに「このオレンジ色の炎の光で発電ができないものか?」と考え、小型のソーラー発電用のパネルで発電電圧を測定したところ、なんと12ボルト弱の発電が可能で、充電可能な電池くらいなら充電が可能であることがわかりました。これはエコとは言わないでしょうが、いままで放出されていた光でエネルギー変換ができるって、なんだかワクワクしました。


さて、気を取り直して今日の話題は潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis)についてです。
潰瘍性大腸炎は一般に IBD(inflammatory bowel disease)と呼ばれることもあり、小腸から大腸にかけて起こる炎症が原因の腸炎で、最近マスコミメディアでもにわかに注目されている症状です。症状は腸の働きにかかわるため、下痢や粘血便(血液・粘液・膿の混じった軟便)、発熱や体重減少などの症状があらわれます。病状は長期にわたって繰り返されます。世界的にも患者数は増えていて、日本でも厚生省から特定疾患(難病)に指定されている病気でもあります。
潰瘍性大腸炎は腸炎や腹痛、またクローン病の症状に似ているため診断が難しい症状でもあります。潰瘍性大腸炎とクローン病の違いは、潰瘍性大腸炎では炎症が発現する部位が腸粘膜の表面であるのに対し、クローン病では腸壁の深い部分で炎症が発現すること、また、炎症発現部位の多くは小腸のほか、口腔内、食道、胃、十二指腸、大腸、盲腸、肛門と広範囲に発症するため、クローン病のほうが改善はかなり難しいといえます。
潰瘍性大腸炎は年齢性別に関係なく発症しますが、発症が多い年齢は15-30歳です。家族内に発症者が出た場合には家族内で連鎖的に潰瘍性大腸炎が発症することもあります。潰瘍性大腸炎の発症の背景にウィルス感染が関係している可能性は以前から報告されています。
1986年にクローン病は結核菌と同類の菌の感染との因果関係が報告されていますが、潰瘍性大腸炎は、サイトメガロウィルス(CMV)というウィルスとの強い因果関係が報告されていますが、このほかにもヘルペスウィルスとの因果関係も報告されています。
次回は潰瘍性大腸炎の栄養療法について・・


