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第753回 食物過敏症について レクチン不耐性 最終回

多くの方が昨晩の雪には驚いたのではないでしょうか。3月に入ってからの雪はそれほど珍しくはないそうですが、量が多かったですね。幸い夜半には気温も上昇して雨になりましたが、3月としては寒い1日でしたね。おまけに今朝からは気温も上昇していて、日中は都心でも15℃まで上昇するようなので、本当に体調コントロールには注意してください。

さて、来週土曜日に迫りました私の初の一般講演会ですが、少し席を増やすことができまして、わずかにまだ余席があるようですので、ご興味のある方はお早めに申し込みください。

今日は食物過敏症レクチン不耐性の最終回です。
「ご自宅で簡単に!」とはいきませんが、食材に含まれるレクチンに対する反応の有無を確認することはできないことでもないんです。医師や看護師など医療関係者であれば施設内で比較的簡単にできるとは思います。
私も実際に自分でいくつかの食材についてレクチンの反応の有無を確認してみました。
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まずは指先から血液を採取するランセットという専用の針を使って血液を採取します。私の血液型はA型なので、前回の血液型に対する食材に含まれるレクチンの反応の表にある食材を参考jにして、今回は大豆、ソラマメ、マッシュルーム、ブラックベリー、それにサヤエンドウとゴーヤ(ニガウリ)を購入してきて反応の確認をしてみました。各食材はフードプロセッサー(またはミル)で可能な限り細かく粉砕します。それをコーヒーをいれるときに使うペーパーフィルターにかけて濾し、試験管に入れます。そこに薬局で購入してきた生理食塩水を混ぜてpHを調整します。そこに血液を1-2滴たらしいれて遠心分離器に30分ほどかけます。
この遠心分離器はご家庭は常備されているものではないですから、やはり医療施設や研究施設でないと難しいかもしれませんね。この方法は1969年にアメリカのDr.Brilliantineが実際に食物に含まれるレクチンによる影響を確認するために用いられた方法で、彼女は実際に2663種類の食材と植物をこの方法で確認したことを発表報告しています。
レクチンに反応して血液が凝集(固まる)と、試験管の底に赤血球の塊が現れますが、私の場合には、ゴーヤ、ソラマメでは非常に強い凝集反応が見られましたが、大豆やその他の食材ではそれほど強い反応は見られませんでした。確かに、ゴーヤを使った料理を食べたあとには、下腹部にガスがたまりやすく、2-5日は便通が悪くなることがあります。
この方法はかなり限定された施設がないと行えない方法ではありますが、多くの方が血液型と反応食材のことを頭に入れておくだけで、食材の選択、調理の仕方、食事の仕方に注意することによって、レクチン不耐性からくる食物過敏の症状を予防改善することは可能だと思います。
ポイントとしては、やはり加熱調理になります。できるだけ高い温度で時間をかけて調理することでレクチンの活性は抑えることが可能ですから、加熱には留意したほうがいいでしょうね。またレクチンは酸には強いとはいえ、やはり胃酸を十分に出して食事をし、さらに消化酵素をしっかり作って食事をすることです。胃酸も消化酵素もでにくい、特に高齢者の場合には、胃酸と消化酵素をサプリメントなどで補うことや、酵素の豊富に含まれた食材を食べ合わせることも考慮するべきですね。
by nutmed | 2010-03-10 08:22