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番外編 小麦除去による体調の変化報告

今日は本来ならば血圧コントロールと栄養素の2回目なのですが、番外編として、小麦除去の食生活をしていただいたクライアントさんの報告を紹介します。
このクライアントは私のブログの購読者でもある女性で、3年前に閉塞感、更年期のような症状、特にイライラ、や慢性的な疲労感、便通(漆黒の便)、それに食後の下腹部に溜まるガスによる膨満感に悩み、神尾記念病院にいらした方でした。
この1年ほど、この女性と同じ症状や悩みを持つクライアントの食材や食生活の背景をみてきた私自身の中に、以前から疑惑を抱いていた、長期テーマでも扱った小麦(グルテンを含む)を中心とする植物性タンパク質と乳タンパク質による影響が益々強くなり、1か月ほど前に小麦食材を食事メニューから避ける「小麦除去食生活」を彼女に行ってもらいました。
今日、2週間ぶりに来院した彼女からの第一声が「この2週間で劇的に体調が変わりました!」でした。
「先生から指導されたように、小麦食材をほぼ全て避けてから2週間くらい経過すると、まず下腹部のガスによる膨満感が全くなくなったことと、イライラ感が無くなったこと、それに漆黒で固く、異臭のあった便が柔らかく臭いの無い、黒くもない便になりました」
「たった2週間小麦を除去しただけで、こんなにも劇的に体調が変化したことに、自分でも驚いています」
恐らく、今まで特集してきたセリアックまではいかないまでも、小麦(グルテンを含む)を中心とする植物性タンパクの腸における栄養素の吸収に直接かかわる症状だけでなく、栄養素の慢性的な吸収不良または不足を原因とする、体内環境への影響は想像以上に現代人にとっては深刻な状態なのかもしれません。

彼女が最も嬉しかったことは、彼氏と職場の同僚から、今までのようなイライラが無くなって、相手の話を聞いてくれるようになった変化を伝えられたことだそうです。周囲の人たちに対して今まで自分がどれだけ影響を与えていたかを思うと、この2週間で自分に起きた劇的な変化は、精神的にも自分にとって大きなプラスの変化だったようです。
この数年の間に彼女の体を悩ませていた体調を改善するために、薬やサプリメントに頼りたくないという意思を持っていた彼女にとって、実際に薬やサプリメントを使わずに、食材の選択のみで、それも2週間という短期間に自分に起きた劇的な変化は、改めて食材と体内環境の重要さを身にしみて感じていました。

彼女と同じような症状や悩みを持った人は、現代社会では決して少なくないと思いますが、その全ての人が小麦や乳たんぱくの影響によるもであるとは断言できません。また彼女と同じように小麦(グルテンを含む)を中心とする植物性タンパクを除去する食生活を行っても、2週間という短期間で自覚できるほどの劇的な変化を体感することができるとは限りません。しかし、少なくとも過去長い期間にわたり、彼女と同じような症状、また「いつものことだから・・」と諦めているような悩みを持っている人には、今一度食生活、特に食材の見直しをしてみる価値は大きいと思います。

そんな彼女が最後に「佐藤先生に会えてよかった・・」と涙を流しながら言ってくれたことで、私の残された人生のミッションの大きな励みにもなりました。
by nutmed | 2010-04-14 13:10