2010年 08月 10日
第840回 胃酸不足とアレルギー症状 LGS最終回
さて、今日はLGSの最終回です。
LGSに陥った場合、細胞が必要とするミネラルを細胞まで運ぶ輸送蛋白質がLGSによる炎症によって機能障害となり、ミネラル不足を誘発し、さまざまな病気を招くことになります。
もし、皆さんが頻繁に筋肉の痙攣を覚えたり、不整脈を感じて病院へ行ったと考えてください。 おそらく問診、臨床検査所見でマグネシウム不足が疑われる可能性が高いと思います。町の薬局で薬剤師に相談しても、またはサプリメント販売会社に相談しても、少し気の利いた人なら、マグネシウム不足と言われ、マグネシウム剤を勧められるか、栄養士にサバ、タラなどの魚や、大豆をもっと食べるように勧められるものと思います。
これらの指導を受けた皆さんの症状は、1ヶ月経ても一向に改善されない状態が続くとしましょう。マグネシウムを十分摂取しているにもかかわらず、再度病院を訪れて検査しても、マグネシウム不足の状態が現れます。ある医師は、体質だと片付けるかもしれません。
栄養士は、もっとマグネシウム豊富な食物を食べるように勧めるでしょう。
マグネシウム不足の原因がわからずに、皆さんは不安を覚え、症状が悪化の一途をたどることになるかもしれません。鉄の不足による貧血もまた同じです。
日頃からLGSを招かないような食生活や体内環境管理は非常に重要なことと言えます。
LGS改善のための有益な食材およびサプリメントは?
私の友人のアメリカのDr.ポールは、「おそらく日本人の70%がLGSによる何らかの障害を受けている」と言います。化学合成食品添加物、着色料、抗生物質、汚染された水道水に加え、電子レンジで温められたコンビニ弁当の容器から析出する環境ホルモン物質、数えるだけで現代日本人の食生活にはLGSを招く要因がひしめいています。
日本人にとって、LGSを改善するのは至難の技とも思えます。
では、LGSを改善させるためには何を摂取すればいいのか? そのような食品、サプリメントを摂ればいいのか?
1、自然の消化力のある酵素(ブロメライン、パパイン)を含む果物
2、α―リノレン酸(フラックスオイル)
2、アロエジュース
3、玄米
4、精製された食品(砂糖・小麦・米)は避ける
5、牛乳は避ける
もちろん食物耐性を持っている食材は避けるべきですね。そのためには、1度自分がどんな食材に耐性反応を持っているのかを血液検査で確認しておくことは大切だと思います。
食物耐性(IgG)確認検査が受けられる医療施設
・神尾記念病院アンチエイジング外来http://www.kamio.org/biyou/index.html
・青山外苑前クリニックhttp://www.ag-clinic.com/・
・岡田クリニックhttp://www.okada-cli.com/
LGS改善のために有効な素材
・グルタミン
・FOS(フルクトオリゴ
・グルコサミン
・α-リポ酸
・ケルセチン
・γ-オリザノール
・ビタミンE
・亜鉛
・乳酸菌(アシドフィルス菌)
・乳酸菌(ビフィズス菌)
・パイナップル酵素
・パパイヤ酵素
・アカニレ
・キャッツクロウ
・ギンコビロバ
・リコリス(甘草)
これに加えて化学物質や重金属などの毒素の体外排泄促進栄養素として・・
1、システイン
2、メチオニン
3、セレン
4、ビタミンE
次回は17日月曜日から再開になりますが、東北走行中に電波の具合がよければ東北で出会ったものを紹介できれば・・・