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第990回 カツオ節とヒスチジン

このブログの1000回目が、いよいよカウントダウンに入ります。残すところ10回で1000回記念になります。
このままの調子で進むと、バレンタインデーの14日が1000回目という予定ですが、記録でもあり私にとっての歴史でもある日なので、2月19日(土)を1000回目のブログ登校日にしたいと思います。2月19日は私の五十数回目のバースデーになります。これからこの日が感慨深いものになればいいなと思いますね。
と言うことで、来週からは1000回目のカウントダウンに入るとともに、少しスピードダウンをしますので、しばらくの間ご容赦くださいm(_ _)m

今日のテーマはカツオ節とヒスチジンです。何を唐突にカツオ節?!と思われるかもしれませんね。
カツオ節と言えば、日本人の食文化の中では長い歴史を持ち、東西の日本食には欠かせない「出汁の素」ですね。 
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昔はどこの家にもカツオ節を削るための、鉋(かんな)の削り器があって、味噌汁に始まり和食の出汁は、カツオ節・コンブ・煮干し(ジャコ)で取られていたものですが、今では削り器を常備している家庭のほうが少なくなり、削り器がクイズの問題になるほど今の若い人には珍百景になってしまったようです。
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カツオ節には出汁の源になるアミノ酸のグルタミンが豊富に含まれていますが、そのほか同じアミノ酸のヒスチジンも豊富に含まれています。 最近、ヒスチジンがダイエットに効果があるともてはやされているようで、ネットでヒスチジンと検索してみると、出てくる出てくる! カツオ節を専門に扱っているショップの中には、ヒスチジンを豊富に含むカツオ節をもっと利用して欲しいと、カツオ節deダイエットなる啓蒙をしているところもあるようです。
ヒスチジンにダイエット効果があると言われている背景には、脳内で分泌されるレプチンというホルモンの分泌を刺激する作用があるためです。レプチンはお腹がいっぱいになったことを実感させるためのホルモンであると同時に、脂肪の燃焼を促進させるための作用を持ったホルモンなので、そのレプチンの分泌を刺激する作用を持ったヒスチジンを積極的に摂ることは、ダイエットに有効と言うシナリオなんでしょうね。
おそらく、カツオ節をたくさん摂ることで減量効果があることを、血液検査の数字で詳細な作用効果が報告されているものはないと思いますが、あながち間違ったシナリオではないと思います。 現象論でしかありませんが、実際にカツオ節から摂られた出汁を日常的に、それもたくさん利用している日本人の脂肪の代謝状態や健康状態をみると、確かに十分効果のあるシナリオを継続してきたと言えると思えます。その1つが沖縄県の人、それも若い人たちよりも40歳を超えた中高齢以上の人たちの食生活の変遷をみると、それはあり得る話ですね。皆さん意外に思うかもしれませんが、沖縄県のカツオ節出汁の消費量は国内屈指と言えます。長寿でも沖縄県は常に上位に入りますし、肥満者率の低さでも優秀な県民です。これは決してカツオ節に含まれるヒスチジンだけのおかげだとは言いませんが、偶然はなく、明らかに食生活の食材に原因があり、カツオ節がその中でも大きな要因になっていることに疑いの余地はないでしょう。
ヒスチジンにはレプチンの分泌刺激のほかにも以下のようあ作用があります。
・リュマチ痛の緩和
・うつ症状の改善
・胃酸の分泌促進
・聴覚障害の改善
・有害金属のキレート
・妊婦のつわりの軽減
・アレルギー症状の改善(ヒスチジンはヒスタミンの前駆物質)
・貧血の改善
・高血圧の改善
・消化性潰瘍の改善
・神経性インポテンツの改善(ナイアシンおよびビタミンB6とともに)


日本の伝統食材のカツオ節には、現代人の大きな悩みの1つである肥満改善に、期待するところが多く、毎日の生活に積極的に取り入れてもらいたい食材の1つだと思います。
ただ、そんなヒスチジンですが、過剰な摂取によるマイナスの影響がないわけではないので、要注意です。
ヒスチジンは必須ミネラルの亜鉛と銅と結合(キレート)する作用があるため、過剰な摂取や日常的に亜鉛と銅の不足傾向にある人では、亜鉛不足と銅不足の症状が現れる可能性があります。この点は十分注意していただき、カツオ節を上手に食生活に取り入れるといいですね。
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余談ですが、私の知人の女性が築地のカツオ節卸の店にいまして、料亭御用達の削り節をいただくことがあるんですが、最近はこのカツオ節で、鍋で出汁を取りガラスポットでストックしておいて、毎朝お茶茶碗一杯分のストックを温めて飲んでから家をでます。固形物を食べなくても充足感があるだけでなく、脳がクリアになります。
今週末から本番を迎える受験生にはお勧めの「和ドリンク」ですね!

それでは皆さん、よい週末を!
by nutmed | 2011-01-28 15:01