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第T11回 35歳を過ぎたら「未病息災」を意識するべし プロローグ

先日お知らせしました、ブログ1000回記念講演会ですが、掲載2日間で30名の申込いただきました。 定員が80名ですので、まだまだ余裕はあるそうですが、参加予定の方は早めにお申し込みください。

さて、今日から3階にわたって、35歳をすぎてからの未病管理、特に心臓、循環器系の働きに重要な栄養素を紹介していきます。 初日の今日は話が少し理屈っぽくなりますが、ご勘弁ください。

日本人の周りを取り巻く「環境」は、50年前に比べると明らかに変化していることは、誰も疑うことはないと思います。生活環境、就労環境、人間関係の環境、食事の環境、経済環境、これら人間を取り巻く環境のほぼすべてが、この50年で良くも悪くも著しく変化してきました。少なくともこれら5つの環境の変化がもたらした最たるものは、ストレスだと思います。そのストレスが、環境の変化とともに細胞組織の働きに影響を与え、体内環境の変化による症状が現れるようになってきました。
今回私が提言したい「35歳を過ぎたら未病息災を意識するべし」の背景には、2つのテーマがあります。1つ目は、少なくとも35歳を過ぎたら、男性も女性も今の自分を取り巻く環境の中で、自分の体内環境がどうなっているのか、その詳細をしるべきであること。そのうえで、自分を取り巻く環境と今の体内環境を続けた場合、10年後、20年後、30年後は何が待っているのかを真剣に考え、今から蟻(アリ)になるべきであること。

2つ目は、今後自由にクリニックや病院にいくことができなくなる可能性と、自由診療(保険が利かない)の幅が広がることで、「低価格な医療」を受けることができなくなる可能性が高くなるということです。現政権が盛んに後押しをしているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に日本が参加を決定すると、医療のシステムが、良くも悪くも大幅に変わることになり、今までのように、皆さんが行きたい時に行きたいクリニックや病院へ、気軽にかかることができなくなることや、いままでのように「医療は安い」「保険を使えば薬は安い」という概念はなくなる可能性が濃厚でもあります。
日本人の多く、特に10-30歳代の層では、自分の健康や体内環境に対する意識、予防の習慣が、中高齢者に比べ圧倒的に低いと思われます。その背景の1つは、国民皆保険制度(私はこの制度自体は素晴らしいシステムだと思っています)によって、医療に支出するコストが低く、「医療は安く、いつでも受診できる」という感覚があるからかもしれません。 ストレスからくる体内環境の変化の影響によって現れる症状を未然に防ぐ、未病という考え方は、今だからこそ意味のあることだと思います。

そして、35歳を過ぎたら未病息災を意識する際に、具体的に考えていただきたいのは、心臓の働きです。
この50年で、常に死亡原因背景の上位を占めているのは心臓病、循環器系の病気であることは、日本だけでなく、世界の先進国共通のことです。加えて、心臓、循環器系の病気にかかる、またその予備軍は、この50年間でジワジワと若年齢化しているという報告もあります。私はそれが、服や髪形などのファッションの流行サイクルが、短くなっていることと同じようなものだと思っています。
明日から2回にわけて、35歳を過ぎてからの心臓、循環器系の働きを維持するために大切な栄養素の紹介をしますので参考にしてください。
by nutmed | 2011-03-08 13:46