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第T18回 放射線被ばくの対処方法 その2

今日は昨日に続いて、放射線被ばくの対処方法の2回目ですが、その前に昨日のヨウ素の経皮吸収による、放射性ヨウ素の甲状腺への影響予防の方法について、読者の方からメールをいただきました。
ヨウ素は、ヨウ化カリウムなどの安定型でなければ、吸収されても甲状腺の機能障害や甲状腺腫を予防することができないのではないかという内容でした。確かに通常は、甲状腺が利用できるヨウ素の形は安定型ですから、放射性ヨウ素の影響を防ぐためには安定型ヨウ素を経口で服用しなければならないと思います。ただ、経皮で吸収されたヨウ素(エレメント)の場合には、同じことが言えるのか否かについては、今朝一番で私の師匠でもあるドイツのDr.Bucshと、ジュネーブに本部を置く、国際医療用重金属学会に問い合わせをしていますので、情報が届き次第ブログで紹介します。

また、ヨウ素を経口または経皮から摂取吸収することによって、放射線被ばくのすべての影響が回避できると誤解されている人が多いようですが、ヨウ素の摂取吸収は、放射性を帯びたヨウ素が体内に吸収された後、甲状腺に影響を与えることを防ぐ効果しかありません。つまり、他の臓器や細胞組織に放射性ヨウ素が与える影響を防ぐことはほぼできないということです。

そのほか、昨晩いただいたメールの中に、栄養学的に放射能物質の人体への汚染を少しでも防ぐ方法がないかという内容のものが非常に多かったですね。

私は、放射線や放射能物質の内容については専門家ではないのでわかりませんが、原子力を利用した、つまり核反応を利用した発電や兵器が爆発したり、融解をして大きなダメージを受けた場合、そこから放出される放射性物質には多くの種類があります。もちろん、エネルギーを得るために使っている素材によっても放出される放射性物質は異なるようです。
国際原子力機関(IAEA)と原子力資料情報室(CNIC)の情報によれば、今回の福島原発ではウラニウム(3号機はウラニウム+プルトニウムをつかったプルサーマル)を燃料源としています。よほどのことがない限り、ウラニウムそのものが放出汚染されることはないようです。 放出される放射性物質の中には、セシウム137、ヨウ素131のほかにも、キセノン、クリプトン、イットリウム90、ジルコニウム90、ストロンチウム90といった放射性があります。
ウラニウムやストロンチウムは、炉心が崩壊し、爆発などの最悪の状況とならない限り大気に放出されることは少ないようですが、確実に放出される物質の1つでもあります。

ドイツのDr.Buschら国際医療重金属学会のメンバーが、チェルノブイリ原発事故の直後から、当時のヨーロッパ各国で進めてきた、ストロンチウムとウラニウムの体内への吸収阻止に有効な、ビタミンやミネラル、機能性物質の摂取プログラムを紹介します。

1、ストロンチウム
カルシウムの摂取:元素としてのカルシウム量、1,000-1,500mgを1日3回にわけて食前に摂る
ビタミンDの摂取:ビタミンDを25-30μg/回を1日3回食後に摂る

2、ウラニウム
体内環境をアルカリ性に傾倒させることでウラニウムの吸収を阻害させる。
重曹(ベーキングパウダー)を小さじ1杯、コップ1杯の水に溶かして、空腹時(食後3時間以上経過)に1日2回飲む。
湯の入った湯船に50gの重曹(ベーキングパウダー)を入れ、20-30分入浴

by nutmed | 2011-03-16 15:32