第T23回 レンコンには咳止めと去痰作用がある

昨日は週に1どの神尾記念病院での栄養カウンセリングでした。昨年暮れから対応してきた2人の男性の症状に嬉しい変化がありました。今日はその1人の紹介です。
1人目は高齢の男性で、いくつかの症状の背景がありますが、本人が一番つらいことは、指先に針を刺されたときのような痛みが続いていることと、咳と痰がきれないことでした。この男性のことは以前にも少し紹介していると思いますが、指先に残る針で刺されたときのような痛みについては、ビタミンB12の筋肉注射をパートナーのドクターにお願いして、毎週2回継続してもらった結果、ほとんど痛みが出なりました。一方、咳と痰については、一般的に処方されている咳止めと痰を切る薬を1年ほど使ってきたようですが、薬が強すぎて使いたくないという要望があったので、1カ月ほど前のカウンセリングの時に、「蓮根(レンコン)」の搾り汁を飲むことをお勧めしておきました。 
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レンコンは中国漢方、日本の生薬、そして欧米のハーブ療法で、咳と痰を治める素材として重宝されてきた素材です。レンコンには空気が通る気管の粘膜の働きを向上し、痰が切れやすくするだけでなく、気管の収縮と拡張を良好にする作用があります。
この男性には、30gほどのレンコンを摩り下ろしたものをガーゼに入れて搾った汁を水で割って、毎日飲んでもらいました。飲み始めてから1週間ほどで気管支が楽になって咳の回数が少なくなり、呼吸も以前よりも格段に楽になったそうで、痰の切れも良くなったようです。
私はこれまでに咳や痰、気管支炎、ぜんそくで悩むクライアントにレンコンの搾り汁やレンコン茶をお勧めしていますが、ほぼ100%に有効でした。
かなりしつこい咳、咳で眠れないとき、痰が切れにくい時などは、生のレンコンの搾り汁を水やジュースで割って飲んでもらうことをお勧めします。 
咳が始まる予感があるとき、空気の良くない環境に長い時間居るようなとき、タバコを吸う人、倉庫や温室などの閉塞された空間で長い時間作業する人、埃や風塵の飛ぶ環境で作業するような人などには、レンコン茶をお勧めします。
レンコン茶の造り方
準備するもの:レンコン(1.5-2kg)、塩、水、ショウガ搾り汁小さじ1杯
1、よく洗って土を落としたレンコン1.5-2kgを皮をむかずに搾り、搾り汁をつくる
  (おろし金ですりおろしても、ジューサーやフードプロセッサーにかけてガーゼで漉し搾る)
2、搾り汁、水1リットル、塩ひとつまみを鍋に入れて火にかけ沸騰する直前で火を止める
3、5分おいてからショウガの擦りおろした汁小さじ1杯を鍋に入れる
できあがり!

このままカップに入れて熱いレンコン茶として飲んでもいいし、ガラス容器に入れて冷蔵庫で保存し冷たいレンコン茶を飲んでも結構です。
咳が出て困っているお子さんや高齢者にもお勧めです。
by nutmed | 2011-03-31 11:11