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第T32回 抗酸化物質は乳がんの再発リスクを抑える

もちろん私もその世代でしたから、先週ラジオから流れてきたスーチャン、田中好子さんの突然の訃報には少なからずショックを受けました。熱烈なファンであったわけではありませんが、女優になってから、コミカルな役も、シリアスな役もこなせるバイプレーヤーに育った印象が強いことと、もちろん同年代であることから、寂しくもあります。
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彼女の乳がんが発見されたのは、キャディーズ解散後に結婚してから間もなくのことで、以来、化学療法、放射線療法を続けてきたようです。日本では、乳がんについては、2007年5月にテレビの特番で取り上げられた「余命1ヶ月の花嫁」のドキュメントが火をつける形となって、早期発見早期治療が乳がん根絶の最優先ポイントで、乳がん検診を積極受診する動きと関心が高まった経緯がありますね。おかげで乳がんによる死亡率も再発リスクも確実に低くなっているそうです。、乳がん検診による、早期発見早期治療の動きを、一過性の流行に終わらせることなく継続させてもらいたいものです。

栄養学的にも、がんの予防、特に再発率、死亡率が想像以上に高い乳がんの予防のアプローチは、この30年世界中の栄養学者、栄養療法を実践するドクターにとって、最大の関心事でもあります。
この20年ほどの間に、アメリカ、EUを中心として、乳がんの予防と再発防止のために、抗酸化作用をもった素材が有効であることが、たくさんの研究によってわかり、実際に乳がんの予防のために、また再発のリスクを抑えるために、日常食生活の中に抗酸化機能をもった素材を積極的に摂取するように指導しています。私も、周囲の女性には、乳がん検診は勧めていますが、それと同時に以下の抗酸化素材の摂取もあわせて勧めています。

1、ビタミンC:1日あたり600mg。 朝昼夕食の後に200mgづつ
2、ビタミンE:1日あたり150mg α-TE 朝昼夕食の後に50mg α-TEづつ
3、亜鉛:1日あたり20mg 朝夕食後に10mgづつ
4、銅 :1日あたり2mg 朝夕食後に1mgづつ
5、ケルセチン:1日あたり500mg 朝夕食後に250mgづつ
6、クルクミン:1日あたり100mg 朝夕食後に50mgづつ

これに加えて、朝昼夕食の毎回の食事にはキャベツ、ブロッコリ、ハクサイ、ダイコン、カリフラワー、クレソン、ワサビなどアブラナ科の野菜を必ず1品は食べてもらうようにお勧めしています。これらの野菜には乳がんの予防には有効であることが証明されたI3C(インドール3カルビノール)という物質が豊富に含まれています。



by nutmed | 2011-04-26 10:26