第T55回 ビタミンB12 最終回

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第T55回 ビタミンB12 最終回_d0070361_844539.jpg今日は、高さによって放射線量にこれだけ差があるという実際の数値を見てもらおうと思います。最初の写真は1時間あたり0.08マイクロシーベルトで、これはビルの2階にある栄養医学研究所のオフィスで、いつもここで測定した写真をUPしています。2枚目は、栄養医学研究所の入っているビルの1階の入り口付近での測定数値で、1時間あたり0.12マイクロシーベルトありました。この写真を撮影した時間差はわずか5分ほどです。高さの差はおよそ5mです。室内外の差はあるものの、放射線の性格を考えると、この5mの差で1時間あたり0.04マイクロシーベルトの差が発生するのは、やはり澱みによるものでしょうか。

さて、今日はビタミンB12の5回目、最終回です。
今回、5回にわたって紹介してきたビタミンB12のテーマは、以前に紹介した内容に比べて少し難しく、専門的な話になってしまったようでしたが、きっと皆さんには有効な情報であったと思います。
ビタミンB12を治療のレベルで使うことによる、様々な症状改善への有効性については、300年以上も前から報告されていて、日本人の研究者を含め、この30年ほどの間にビタミンB12の顕著な症状の改善報告がたくさん発表されています。 これは医療施設による治療レベルの話だけではありません。 ビタミンB12という、ビタミンB群の中でもあまり話題には上らず、葉酸と言えばビタミンB12がようやく出てくるような状況ではあったことは否めないですね。 

ここで改めてビタミンB12の主な働きを見てみましょう。
1,S-アデノシルメチオニン(SAMe)を増加させる作用
2、血液中および脳内のホモシステインを抑制する作用
3、細胞の合成など様々な生命の営みに深くかかわるメチル化を促進
4、抗炎症作用

これらの働きは、皆さんが見聞きしている一般的なビタミンB12の働きのさらに詳細な働きになりますね。
ビタミンB12の働きを研究してきた学者のほとんどが、ビタミンB12には、補酵素として直接作用する働きと同時に、酵素とビタミンB12以外の補酵素の働きを向上させる作用があると言っていることがわかりますね。

この数日間「ビタミンB12ってそんなに重要で、すごいビタミンなんですね!」というメールを実は何通もいただいていますが、その重要性の認識は決して最近はじまったものではないということは覚えておいてくださいね。また、過去に紹介しているブログでビタミンB12を扱ったところを復習していただき、ビタミンB12が含まれた動物性たんぱく質やサプリメントを摂取するときに重要なプロセスを、再度よく認識してビタミンB12の不足に陥らないようにしてみてください。
by nutmed | 2011-06-07 13:02