第T68回 2型糖尿病と関節炎のリスク関係 その2

d0070361_12222462.jpg 昨日は午後から名古屋で仕事をして、名古屋に1泊して先ほど東京に戻ってきました。名古屋も蒸し暑かったですが、東京のほうがもっと蒸し暑いです^^; 311福島原発事故以降、時間の経過とともに国民、少なくとも育ち盛りの子供を持つ親以外の国民の、放射線被ばくに対する関心と意識は、低下してきたように感じます。やはりと言えばやはりですが、これからくる可能性のある放射線内部被ばくによる健康被害への認識を改める時かもしれませんね。もっとも、正確な情報が出てこない限り、国民の認識と意識を高めることにも限界はあるのですが。 そんな中、気がかりなのは、近海ものの魚貝類、海藻類、それに牛乳を含む乳製品です。公的、自主的な放射線量測定数値を公表することは、これらの食材に関わる業種の死活問題につながることは誰でも想像ができますが、それ以上に国民の命、子供の将来に関わる重大な問題がそこにあることを理解してもらう必要があると思います。 そんなことで、私は自身と家族が納得できる状況と判断材料が明確になるまで、今日からしばらくの間魚貝類と乳製品を口にすることを避けることにしました。

さて、今日は2型糖尿病と関節炎のリスク関係の2回目、インスリン抵抗性の確認検査についてです。
現状、インスリン抵抗性の有無を確認するための検査としては、糖分の多い飲料水を飲んだ後、一定の時間が経過したときの血液を採取して血糖値とインスリン量を検査する、糖負荷検査が一般的ですが、拘束時間が長くなることと、潜在的な血糖コントロール能力低下のような場合には、体への負担が大きく、様々な症状を引き起こしてしまうことがないわけではありません。 一方で、簡易的にインスリン抵抗性の有無を確認する方法として、空腹時の血糖値とインスリン量を検査して、計算によって抵抗性を確認する方法があり、日本でも比較的ポピュラーに行われている検査だと思います。最低でも12時間以上食事や飲料を避けた状態で採血し検査をします。 HOMA-R(Homeostasis Model Assessment Ratio)指数と呼ばれるこの数値は以下のように算出します。
      IRI(早朝空腹時血中インスリン濃度)×FBS(早朝空腹時血糖)÷405
結果の数値が1.6以下であればインスリン抵抗性は無いと考えられ、3以上であればインスリン抵抗性を持っている可能性は高くなります。 ただし、この検査は空腹時血糖が140以下の場合に有効な確認検査と考えられているので注意してください。
これに加えてCRP(C reactive protein)定量検査はインスリン抵抗性の有無を確認するために有効な検査です。CRPは、細胞が炎症を起こしているときに上昇するたんぱく質ですが、16歳以上の成人では、インスリン抵抗性を持つ場合にCRPの数値が高くなることがわかっています。

次回はインスリン抵抗性を改善する食事習慣について・・
by nutmed | 2011-06-28 15:29